MOON CST-218WR 考察② | BED SIDE CHILI PAPER

MOON CST-218WR 考察②

さてさて、前回の続き。

考察①


配線の勉強中。今時点での私の持っている知識で書きます。


基本的に私はピックアップはハムバッカーが好み。

なので、ハムバッカー配線が主になります。


ハムバッカーはシングルコイルを2つくっ付けたもの。

それぞれのコイルにHOT(+)とCOLD(−)があります。

音を出すにはCOLD線をアースに流すことが必要。


例えば両方のコイルを鳴らすには、下記画像のBのCOLDをAのHOTを繋ぎます。

そうすると、Bの HOTからの信号がAにつながり、アースに落とすことで、両方のコイルを鳴らすことができます。

信号は黄色のように流れます。

Bのコイルだけを鳴らしたい場合は、Bの HOTからBのCOLDに流れるようにする(Aに繋げない)。


さて、次はレバースイッチのことを書く。

私が良く使うのはスーパースイッチというもの。

全部で24端子があり、色んなパターンの配線ができます。

前面に12端子、後ろ面に12端子。

左右に6端子ずつあります。

真ん中の歯車が触れてる所に信号が流れます。

例えば下の画像。

常に繋がっているCOMMON(出力)のほかに、1〜5のどこかの端子に繋がってます。

セレクターのスイッチを真ん中にした時。

COMMON端子と3番の端子が歯車に触れてます。

セレクターのスイッチを左にした場合。

COMMONと5番の端子が触れます。

右に倒すと1番の端子が触れます。

なので、スイッチを倒した時に触れる端子に鳴らしたいピックアップの線を繋ぎます。


図解するとこんな感じ。

左右に6端子ずつ、前後合わせて24端子があります。

スイッチを1の位置にした時に、1の端子が触れます。


MOONギターの配線はこんな感じ。

ピックアップはsuhr(4芯)です。。


MOONの配線を例に書きます。

スイッチレバーを1の位置にした時に1番端子に繋がっているのは右下のCの1番端子とCOMMONのみ。

信号の流れは水色の矢印。

フロントピックアップから1番端子に入り、COMMON端子からボリュームPOTへ繋がり、アースへと流れます。

よってフロントの両方のコイルがなります(ハムバッカー)。


次はスイッチレバーを2の位置にした場合。

繋がるのはピンクの丸で囲った2番の端子とCOMMON。

フロントの青赤の結線が繋がります。

一つのコイルのみの信号の流れなので、片方のみピックアップがなります。

黄色の線がフロントの青赤の流れ。

さてリアピックアップはというと。

黄色の線で入力された信号(ハムバッカー:正確には片側のコイル)があるのですが、結線された青赤の線が左上の2番端子からCOMMON繋がる(紫)ため、この線のHOT側のコイルは鳴りません。


よって鳴るのはフロント、リアともに一つのコイルのみ。

いわゆるコイルタップの状態。


なかなか説明が難しいな。


ちなみにMUSICMANのギターについていたスーパースイッチ。

ちょっと変則ですが、6端子×4つは同じ。

少し前後にずれている。

スイッチレバーを右に倒した時に繋がるのが紫の丸。

一つ左に倒すと繋がるのは紫丸。

よって、COMMONが一番端で、その横が1番。

一番左から2〜5端子となります。


では、続く。