木曜日から東北に行かせていただくことになった。
私はKGK(キリスト者学生会)というのに所属している。
KGKの起源は戦後に荒廃した約60年前に遡る。
早稲田大学では、学校の復帰もままなっておらず、
日曜日も授業が行われていた。
クリスチャンたちは署名運動をしてどうにかして日曜日の授業をなくせないかと試みた。
が、むなしくも実現せず。
そこで誇りかぶった空き部屋で数名の学生と教授で日曜日に礼拝をしたというのが始まり。
私たちは「聖書は誤りなき神の言葉である」という福音主義信仰に立っている。
そして、大学内で福音を宣べ伝えられるのは牧師や宣教師ではなく学生だということ。
また、教派を超えて協力し合って福音を宣べ伝えるということ。
この3本柱「福音主義」、「学生主体」、「超教派」の理念に立って60年間活動が続けられてきた。
その歴史の上に私はいるのだが、それが東北と何が関係あるかというと、
1年に2回、各地区の代表が集まり、今後のKGKについて話し合う会議が行われる。
全国協議委員会だ。
全協と呼んでいて、これが3泊4日で行われるのだが、そんなに時間をかけて何を話し合うんだと、
教会からもKGKのメンバーからさえもみられることがある。
たとえば、KGKには御茶ノ水に事務所を構えている。
そこに学生のサポートをする主事が集まったり、
学生がそこに集まって学校を超えた地区やブロック内での話し合いが行われる。
その事務所というのは、IFESという団体の献金によって建てられた。
IFESっていうのは、International Fellowship of Evangelical Studentsの略である。
国際福音主義学生連盟っていう感じなのだが、
いわゆるKGKみたいな団体が全世界にあって、それがまた主をたたえるために協力し合っているのだ。
IFESの働きというのは、例えば献金によって福音の促進を行ったり、
迫害によって福音が伝わりにくいところのために祈って支えたり。たりたりたり。
である。
私たちKGKは、私たちがそうしてもらったように、
まだ経済的に困難で主事が立たない国や、
IFESの総会に参加できない国のために献金をする。
会議ではその目標額が話し合われ、それを各地区に持ち帰り、その必要性をアピールする。
また、東アジアの国のためにどのようにしたら祈っていけるか
なんてことも話し合われる。
となりびとである東アジアはそれぞれの国が様々な問題を抱えているのに、
私たちは実感が伴わずにそのために祈ることができない。
東アジアのことを紹介したり、
日本やクリスチャンの戦争責任について考える学び会を各地区で主催するのも全協の仕事だ。
それを会議では、その根本から話し合い、
聖書はどのように言っているか、
私たちはどうあるべきなのか、ということを祈りながら話し合う。
この会議は結構体力使う。
そんな感じで、今年はそれが仙台で行われる。
他の場所をあたったのだが、なかなかこの時期に安くで3泊4日提供してくれる場所はなく、
あったとしてもすでに予約でいっぱいという状況であった。
とにもかくにも、感謝なことにその会議費は全国のKGK献金からまかなわれる。
ということで、はじめまして東北だ。
今回は青森に引っ越したばかりの友達もいるので、彼女にも会いに行く。
宮崎人がまさか青森の地を踏むとは。
楽しみだ。
まってろとうほく!