どうも!
先日北九州に行ってきた姫です。おじぎ
 
博多で1泊した翌日は、
新幹線で20分程乗車し、小倉に行きました。
お昼に向かった先は、こちらです!
 
トゥクライミング
 
天寿し 京町店 店内にて
 
先代の頃から食通をうならせてきたあの名店に
満を持して行くことができました♪
まず、入店してすぐに
「お寒い中ありがとうございます。」と温かいご挨拶から始まり、
カウンター席で、和む空間をつくってくださいました。
各席の前に、手を水で洗えるように設計されていて、
おしぼりでふけるようになってます。
そして、お寿司に集中すべく、
お酒は扱ってません。
その代わり、お茶を適温でおかわりしてくださいます。
わんこお茶状態!
さて、お茶で癒されながら、お任せコースのスタートです!
 
大トロ
 
「うちは、お客様のお手元にムラサキを置かないんですよ。」
そう丁寧に説明してくださったのは、
こちらの大将天野功氏。
醤油ではなく、カボスをかける「九州前」なのです。
まずは、優しい食感のトロから。
ネタが覆いかぶさる位のやや小ぶりなシャリ。
柑橘の酸味を計算し、シャリの酢加減は控えめでした。
このバランスによって、今後何種も食べてみたくなる気が増しました。
 
ちなみに、この後、山葵の代わりにこの土地ならではの柚子胡椒を使う握りもありました。
 
イカ
 
踊りそうな動きある飾切りのイカに、
飛子や胡麻がまぶされてました。
鮮度あるハリ感がありながら、
歯でほぐれやすい工夫がなされてました。
 
車エビ
 
江戸前はしっかり火を通し、硬めですが、
こちらのは、レアに近いもっちり感がありました。
 
炙り〆鯖
 
これも江戸前との比較になりますが、
「九州前」は、炙りも良しという考えで、
香ばしさと身の引き締まった状態を味わえました。
 
たいらぎ炙り 雲丹
 
身厚なたいらぎに濃厚な雲丹がソースのように合ってました。
 
真鯛
 
程よい酢飯に真鯛の甘味が絶妙でした。
 
太刀魚 
 
韓国の煮付けみたいに、ふっくらした身に
辛味がマッチしてました。
 
中トロ 
 
まぐろ節でとった出汁でヅケにしており、
旨味の相乗効果でした。
 
 
てんぷらでお馴染みの鱚は、
お寿司でこんなにキラキラ輝くほど美しく様変わりしてました。
 
鯵 
 
粉醤油、生姜、胡麻が載ってます。
醤油がこぼれず、口の中で薬味と魚が一体となり、
見事な調和でした。
 
車エビの頭
 
パリパリの状態で、
余すことなく海老を堪能できました。
 
ヒラメ
 
肝は食べやすい用にペースト状にし、
紅葉やネギと一緒に身に載せ、
一口で、お料理として成立してました。
 
サザエとオクラ
 
コリコリのサザエにねっとりしたオクラ、
意外な組み合わせですが、
食べるとしっくりくる味でした。
 
フグの白子
 
こんがり焼かれた白子は、
シャリと共に口の中でリゾットのように
馴染んでました。
 
穴子 
 
白焼きの塩とツメを塗った2種です。
両方好きな姫のような欲張りにぴったりの
アプローチでした。
 
あら汁
 
汁物は、赤出汁とあら汁の2種類から選べます。
魚のお出汁が滋味深く、落ち着く味でした。
 
ネギトロ巻
 
お食事の終わりを告げているような巻物が
お出ましになり、物悲しいですが、
海苔の風味とネギトロの組み合わせをゆっくり味わい、
余韻を楽しむことにしました。
 
玉子
 
こちらでフィニッシュ!
甘すぎず、この後のデザート前に良い流れの味でした。
 
メロンと煎茶
 
昔から発注している業者さんから状態の良い果物を仕入れているそうです。
最後の一口にもこだわっていることに、食べ手として嬉しい限りです。
お茶が煎茶に変わり、終始ホットとする時間を過ごせました。
 
伝統の技法、
地元ならではのお寿司を学ぶ、
貴重な機会に恵まれ、感謝です!
大将やお店の皆様の温かいおもてなしに
感動し、またいつか再訪したいと思いました。
 
小倉にて 5感に響く 老舗寿司 ~姫心の俳句より~
 
▼天寿し 京町店 店舗情報▼
所在地:福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9
TEL:093-521-5540