どうも!
最近食べ歩きが続いている姫です。(あっ前からか)おじぎ

今回ご紹介するのは、ご接待や、お祝い事、記念日に良さそうなイタリア料理店についてです。

トゥクライミング

看板
入口の看板

場所は、地下鉄「大手町」駅 D6出口直結で雨に濡れない好立地にあります。

イタリア・ローマのミシュラン3ツ星獲得レストラン「ラ・ペルゴラ」の総料理長を務め、
また各国で一流レストランをプロデュースするシェフハインツ・ベック氏が、
2014年11月7日より日本に初進出しました。

同氏は「美食と健康」にいち早く注目し、栄養学を取り入れた
「おいしく食べて体にいい」料理を生み出す革新的料理人であり、
当たり前の物を新しいアートにかえてしまうような類い稀なる才能をそなえてます。

1階「sensi by Heinz Beck」は、
イタリア料理から影響を受けた創造性豊かな料理を提供するオールデイダイニングです。
店内は、高さ6.5mの吹き抜け、綺麗なガラスの壁が印象的な皇居を見渡すパノラマテラスと、
長いカウンターに囲まれたオープンキッチンが特徴です。
こちらで伝統的な料理や季節のカクテルで、素敵な時間を過ごせます。

2階は、「HEINZ BECK」は、初めてシェフ自身の名を冠するファインダイニングです。
今回は、こちらに伺いました。
世界中の美食家から賞賛される同氏の伝統と革新の融合した独創的な料理と、
日本向けに新たに創造した料理をランチ・ディナーともにコースにて提供してます。

テーブル席
内観

店舗デザインは虎ノ門ヒルズ オフィスロビーやニューヨーク近代美術館(MOMA)を手掛けた
カザッポ&アソシエイツ(Casappo&Associates)の世界的インテリアデザイナー植木莞爾氏によるものだとあって、
モダンアートの世界にいるような気分になりました。

ロゼスパークリング
ゴッセ ロゼ

桜の花咲く季節に来たので、
ロゼのシャンパーニュで乾杯しました♪

お料理は、9皿のディナーコースです。

グリッシーニ
セモリナ粉チップ
グリッシーニとチップ

セモリナ粉のチップとフェンネル入りのグリッシーニでした。
薄く食べやすいチップや、
消化促進効果が期待できそうなハーブを早速取り入れていて
初めから食べ手へのメッセージが込められているように思えました。

アミューズ1
アミューズ1

泡状の人参、マイクロトマト、ビーツ、キヌア等
形や色彩の違うものを一つのキャンパスで美しく描いてました。

アミューズ2
アミューズ2

リンゴで巻いたサラダにアマレットゼリーが乗ってました。
リンゴサラダっていうと、ついついい千切りかちょう切りにしがちですが、
薄切りで巻くのもありだなとお料理の参考になりました。

かんぱち
カンパチの柚子とレモングラスのマリネ
ワカモレ ごまのマカロン

デセールのように見えるかもしれませんが、
何と、お魚の前菜です。
大好物のアボカドは、メキシカンな感じで、
マカロンはフランス菓子に和風で、
カンパチは、和とタイ料理の要素が入ってました。

パン
3種のパン

ライ麦、オリーブ、フォカッチャといった
どれもお食事に合わせやすいパンでした。

海老のタルタル
フリセッラの想い出 ボタン海老のタルタル

小麦パウダーでドーナツ状のパンの原型に見立て、
その中央には、
もっちりしたボタン海老がいました。

白ワイン
QUERCIABELLA Batar 2012

トスカーナの白ワインです。
リッチなミネラル感があり、前後のお料理に合います♪

キャビア
水の庭園...

京都の庭園にインスパイアされて、水面を表現したそうです。
セロリアニスのタピオカを水に見立て、
花やハーブで水に浮かぶ草花を表現し、
キャビアは土、底には赤座海老がいます。
風光明媚な地が、お皿の上で麗しく輝いていました。

ファゴッテッリ
ファゴッテッリ ハインツ・ベック

ローマの郷土料理であるカルボナーラをアレンジしたシェフのスペシャリテのパスタです。
カルボナーラソースを包んだ薄い生地のパスタを口に含むと、ソースが口の中で溢れ出し、
小龍包を食べた時の感動のように口の余韻がたまりません。

ホワイトアスパラガス
ホワイトアスパラガスとイチゴ、菊芋のピュレ

また、デセールのような繊細で綺麗な盛り付けです。
柚子風味のホワイトアスパラガスに、
紅ほっぺを添えてます。
菊芋のピュレがソースの役割になっていました。

カレイ
カレイとブロッコリ バッカラの粉雪

スープ仕立てのブロッコリーに浮かべているのは、
エスプレット唐辛子をまぶした柔らかいカレイです。
粉雪の口どけによって、
もうすぐお料理がゴールに近づいている寂しさを感じました。
その名残が、再訪につながったりするんですよね!

赤ワイン
Granato 2010

イタリア・トレンティーノの赤ワインで、
テロルデゴ品種を使いビオディナミで作られてます。
研究を重ねて作られた美しい色にうっとりします。

メイン 牛肉
仔牛のフィレ 醤油風味 春菊とマスタードのクリーム

低温でじっくりと火入れし、側面までロゼピンク色をしたメインのお肉料理です。
ナイフが均一にすっと通る程柔らかいことに驚きました。
両親が来ても、お肉が固くてストレスたまることがなさそうだから、
今度連れて来たくなりました。

マンゴーと人参
マンゴーとニンジンのスープ
ヨーグルトのジェラート

まさかのニンジンがデセールに登場!
マンゴーと合わせることで、違和感なく感動しました。

ラズベリー
ラズベリー1.1

これまた、ビビットですこと!
11種類の技法と食感に凝ったデセールでした。
ふわっ、パリ、シャリッ・・・
一人で頬張るのが楽しくなりました。
焼いたり、凍らしてあり、冷やしたりと、
一つ一つ手間がかかるのに、
食べるのはあっという間で申し訳なく思っていると・・・

記念写真
アントニオ・ストランミエッロ氏と瀬川あずさちゃんと姫

エグゼクティブシェフがご挨拶にいらっしゃいましたので、
素晴らしいおもてなしへの感謝の気持ちを伝えました。

小菓子
紅茶
プチフールとカフェとメイプルティー

サブレ、ライムとパッションフルーツのチョコレート、
ティラミスマカロン、生姜ゼリー、マシュマロ、
といった小菓子を、
インドのフレーバーティーと共にいただきました。
最後まで気合が入っているから、
食後まで充実した一時を過ごせました。

色、香り、形、温度、味によって
アーティスティックなお皿が次々と生み出され、
感動が押し寄せて来ました。
モダンガストロノミーの真髄をひしひしと感じるお店でした。


チョコレート お土産
お土産

お店のロゴ入りの箱をお土産でいただきました。
帰ってから箱を開けたら、チョコレートが入ってました。
家に帰るまでが遠足ですという遠足のモチベーションのように、
家までレストランの素晴らしさを持ち運べました。

丸の内 食で感じる アートイタリアン ~姫心の俳句より~

お店の詳細は、こちら