どうも!
フレンチ好きの姫です。おじぎ

昨日のランチタイムは、銀座のフレンチレストランで、「岩手の春を食べつくす Vol.4」があり、
参加してまいりました。

トゥクライミング

エントランスの似顔絵
エントランスの壁

場所は、銀座ショコラストリートの向かいにあるビルの3階にあります。
エレベーターが開かれると、後程登場するシェフの似顔絵が見えます。
優しいタッチの絵を大切にしている事から、早くもシェフのお人柄を垣間見た感じにこやかになりました。

こちら「GINZA kansei (カンセイ)」のオーナーシェフ坂田幹靖氏は、東北出身で、
2008年4月岩手県文化大使に任命された方です。
そんな東北に思入れがある坂田シェフが、岩手県・食のオフィシエでシニア野菜ソムリエの大平恭子さんとコラボレートしたセミナーイベントでした。

岩手の食材1
岩手の食材2
岩手の食材3
本日の食材の一例

まずは、大平恭子さんによるセミナーから始まりました。
岩手の地図をひろげ、エリアによって食材の特徴があることがわかりました。
また、春から初夏にかけての、食から始まるデトックスや代謝促進情報も教わりました。
そして今回の主役となる岩手の食材達を料理する前に見せて頂きました。

グラス スパークリングワイン
グラス スパークリングワイン 

まずは、スロベニアのスパークリングワインで乾杯です。
今回参加されたお客様がご提供くださいました。
その方は、坂田シェフのお料理教室の生徒さんでした。
着席スタイルで初対面の方々と会話がはずんでわかったことは、常連様が多くて坂田シェフのイベントを毎回楽しみにしているようでした。

山菜の盛り合わせ
山菜の盛り合わせ(山ウド うるい コゴミ タラの芽 しどけ)
フキノトウのリエット レモンのジュレ タップナードソース添え

今年は寒くて雪が多かった岩手県にやっと到来した春。
その山菜が出始めましたので、色んな種類の山菜がお皿を賑やかに演出しています。
坂田シェフの腕によって、山菜特有の香りと歯応えを残しつつ、えぐみが感じられないよう山菜と上手に向かい合っていました。
ほろ苦いリエットや酸味があるジュレやツナとオリーブとアンチョビの塩気を活かしたソースによって素朴な山菜が活きていました。

自家製パン1
自家製パン2
自家製パン3
パン

米粉のパンと全粒粉のパン2種類(クルミとレーズン)をいただきました。
どれもヘルシーな素材を使った温かい自家製で香りから味に至るまで継続的に楽しめました。

岩手産のアスパラガスのスープ仕立て
岩手産のアスパラガスのスープ仕立て 春野菜添え

ホワイトとグリーンアスパラ両方味わえる鮮やかなスープです。
生クリームたっぷりのスープとは違って、
野菜の形を残し、素材本来の味を大切にするために、スープがソースのような役割で、“食べる”スープでした。
また、在来種のサンガイネギや春野菜のスナップエンドウは、アクセントとして映えていました。

大船渡産海鱒のマリネ 新緑ソース
大船渡産海鱒のマリネ 新緑ソース

肉厚の海鱒は、優しい火入れと程よいマリネによって、ベストな状態に仕上げられていました。
新緑と黒いバーニャカウダソースがお魚に良く合っていました♪

塩尻マスカットベリーA ミズナラ樽熟成2010
塩尻マスカットベリーA ミズナラ樽熟成2010

サントリージャパンプレミアムのミディアムボディタイプの赤ワインを頂きました。
ミズナラ樽特有のココナッツのような香ばしさとオリエンタルな香りを楽しめました。

岩手県産切り炭と、坂田シェフが焼いている様子と
岩手県産切り炭で焼いた 盛岡りんごポーク 新玉ねぎのコンフィ

岩手県産切り炭
坂田幹靖シェフがお肉を焼いている様子
盛岡りんごポーク 新玉ねぎのコンフィ
メインディッシュは、骨付きの盛岡りんごポークを岩手県産切り炭でシェフが豪快に焼いてくださいました。
ビタミンCたっぷりのリンゴを食べて育った豚肉は、ハリがある肉質で脂身も旨味の宝庫としてジューシーでした。
このお肉には、マッシュポテトにも合いそうですが、季節柄新ねぎをブールブランソースでコンフィ状にしてのせていました。
ビタミンB1が豊富な豚肉に玉葱を組み合わせるとその効果の助けになると言われているので、
味だけでなく旬や栄養面へもケアされたお皿でした。

デザート
デザート (岩泉産すだれ小豆のバニラ風味 江刺りんご自家製ジャム 野田の塩で作った塩キャラメルのアイスクリーム)

岩泉で希少の在来種すだれ小豆は、バニラと一緒に炊いてバナナにも合うほっこりする味でした。
塩キャラメルのアイスクリームは、りんごジャムと共に、先日旅行で訪れたモンサンミッシェルを思い出す懐かしい味のマリアージュでした。

いわて純情米
いわて純情米「ひとめぼれ」

お土産に、岩手のお米をいただきました♪
今回のイベント参加費は、6,000円でした。
普段、ランチで5,000円以上払う機会が少ない姫にとっては、勇気がいる投資でしたが、
座学だけでなく、素材を見て、実際お料理をワインを共に楽しみ、そしておみやげまでついてこの価格なので、大満足でした。
次回は、6月21日の12時30分から秋田と新潟の旬食材を使った会を開催するそうです。
フレンチとしての経歴が長く、
東北の素材の魅力を知っているシェフだからできることとして、
生産者さんの想いを、お皿を通じてお客様に伝えています。
その評判は、次回の予約までして元気に帰る方々の笑顔でよくわかりました。

シェフの熱い想いは、姫の心にも響きました。
今後も応援します!

銀座にて 岩手の春が 息吹くフレンチ ~姫心の俳句より~

お店の詳細は、こちら