どうも!
10月で35歳になりました姫です。おじぎ

もう12月ですね~。
12月は、妃の誕生日月なのです。(妃の年齢について公開するのは口止めされました。(^^;))
よって、姫と合同で誕生会を家族が開いてくれました。

トゥクライミング

外観

場所は、芝公園の程近く。
創業は、1957年。
後期ヴィクトリア朝時代の格式高い建築様式で設えた
英国風煉瓦造の洋館で、。
今では『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』で星を獲得しているフレンチレストランなのです。
ファザードからして大人の階段を上る緊張感が高まってきます。

外観天井
外観と内観 エントランス天井

扉を開くと、その天井に吊るされているランタンが見えます。
こちらは19世紀にフランスで作られた稀少なものです。
花絵の透かしと赤のガラスが天井に反射し、幻想的な姿が映し出されております。
奥へ進むと煌びやかなバカラが明るい表情で歓迎してくれたりと、
早速調度品が集まり時間をかけて眺めていたいギャラリーのように思えてきます。

クリスマスツリー
クリスマスツリー

クリスマスシーズンなので、オレゴン州からツリーを手配したようです。

ラウンジ1ラウンジ2
ラウンジ

姫と両親は早く着いたので、ウェイティングスペースに通されました。
グレアを感じない落ち着いた照明と家具のトーンで、寛げました。

ハーブティー
食前茶

食前酒ではなくまずはハーブティーをラウンジでいただけました。
寒い日にこういった温かい飲み物をご用意いただけて、さっそくおもてなしに感激しました。

Barワインセラ-1ワインセラー2
Barスペースとワインセラー

地下1階のBarは、来年からBarスペースのみの利用もできる構想しているそうで、
地下2階のワインセラーでは、ドンペリやロマネコンティなど誰もが憧れる有名なワインからマニアックなものまで8000本程ストックされています。
Barでこれらのワインの中から、「あちらのお客様からのプレゼントです。」と粋な振る舞いをされてみたいものですね!
なんて、妄想族なりの抱負がわいてきました。むふふ。

バイカウントルーム1バイカウントルーム2バイカウントルーム3
3階 バイカウントルーム

こちらのお部屋はメインダイニングルームと違って、別途個室料がかかりますが、
窓から東京タワーを望められるラウンドテーブルで家族で向かい合って話しやすいお部屋です。
個室ですと、写真撮影OKで、子供も入店でき、甥用のお子様ランチと小麦粉アレルギーでも食べられるパンをご用意いただきました。

ディナーのメニューは、
料理長の磯谷卓氏によるおまかせで、お皿の数や内容によって金額が変ります。
2日前までに苦手な食材があればお知らせし、予算からコースを決める必要があります。

卓上花
卓上花

こちらの生花は、お料理を待っている間、テーブルを華やかに魅せていました。

Chartogne-Taillet Sainte Anne Brut
Chartogne-Taillet Sainte Anne Brut 

甥はジュースで、他の皆はこちらを嗜むので、ワインリストの中でもお手頃なシャンパーニュを選びました。
エレガントな香り、余韻はフレッシュで普段質素な我々の祝杯に適していました。
ちなみに、現在こちらには、シニアソムリエさん1名、ソムリエさん6名もいらっしゃいます。
次回は、お料理に合わせてセレクトしていただきたいです♪

アミューズ
アミューズ

内容は、ピスタチオが入ったオリーブ・はパルメザンチーズ入りの胡麻サブレ・クリームチーズのキューブ型クッキーでした。

トマトのコンプレッション
トマトのコンプレッション プラムオイル風味

早速こちらのスペシャリテの登場です!
中央のは、丸いトマトが四角くなったという魔法ではありません。
トマトのムース・ゼリーそしてタルタルで構成されています。
上のへたのようなものは、ほうれん草です。
周りには、トマトソースと大豆のエキスが盛り付けられています。
ナイフを入れた時に、シェフの細やかな仕掛けに気づきます。

ブルターニュ産 オマール海老ブルターニュ産 オマール海老とトピナンブールのコンビネゾン

前菜とは思えない程お皿にぎっしり盛り付けされていました。
トピナンプールとは、日本語で菊芋です。
それをムース・マリネ・チップスといった3パターンで仕上げていました。
オマール海老は、引き締まったプリップリッのボディーの食感を楽しめるもの、
そしてハサミの身は、パートフィロに包まれており、チップスよりもこってりしているので、
「揚げ物を食べたいけれどたくさん食べたら胃にもたれるのよね。」という親の悩みを悟っているかのような食べやすい量でした。

けしの美のディニッシュとフランスパン
パン

けしの美のディニッシュとフランスパンです。
ディニッシュの層が美しく一枚ずつ食べたいところですが、
テクスチャーを楽しむべく、一口サイズにちぎっていただいたら、はまってしまいました。
フランスパンはこの後供されたお料理のソースにつけても相性良いものでした。

ボンヌ・ファム
舌平目と雲丹のボンヌ・ファム

姫は、この類のお皿大好物なのです。
生クリームやバターたっぷりのお料理は、非日常の時だからこそ許される憧れ的な存在です。
タンパクな味の舌平目に濃厚なソースと雲丹が寄り添い、見事なハーモニーを奏でていました。
古典的なフランス料理において、伝統と格式がある雰囲気だけでなく、
お料理にまで王道的な技術が受け継がれていました。

FLEUR de CLINET 2009
FLEUR de CLINET 2009

フランス・ボルドーの辛口赤ワインをいただきました。
これまた上品でありながら、肉感的な口当たりがこの後のメインディッシュとなるお肉に合います。

クロッシュメインディッシュ
クロッシュとメインディッシュ

韻を踏んだような表現ですね。
クロッシュ(銀のドーム型の蓋)をギャルソンが開けてくださいます。
お肉の種類は、仔牛・黒毛和牛・仔羊・馬肉・ジビエ2名様より(マガモorヤマシギor蝦夷鹿)から選べます。
キムラブラム♪でお馴染みの姫は、北海道白糠町産の仔羊のローストにしました。
こちらは、磯谷シェフが「これまで知りうる仔羊の中で世界一おいしいです。」と謳っています。
ますます選んでよかった仔羊を!
ラムチョップというとブロックから1Pにスライスして美しい形状を意識して肉厚でないこともありますが、
こちらは、フィンガーボール無しでもカトラリーでスマートに食べられそうなほど、
見事なカッティングで肉厚な状態でした。

ガルニチュールは、専属農家から取り寄せたシューブリュッセル (芽キャベツ)・蕪・京人参・牛蒡でした。
京人参の下に薄くスライスされた蕪が敷かれ、千枚漬けを思い出しました。
だって、妃と姫は京都生まれどすえ。

ル・レクチェのクリスタリーヌ
ル・レクチェのクリスタリーヌ

妃のサプライズをお願いしたのに、姫の分までデザートにアニバーサリーのメッセージを描いてくださいました。

糖度が高く、高級な洋梨が
光をあてると宝飾のようにデレーションされていました。

プティフール1プティフール2プティフール3
プティフール

一番目の写真のは、マカロン(抹茶・ラムレーズン・ヌガー)、生ショコラ・食用ホオズキ・茜リンゴのパート・ド・フリュイ
器の中に入っている方は、ウィスキーボンボンとアーモンドショコラです。
三番目の写真のは、焼き立てのマドレーヌです。

タルト・ヴォードワーズ利平栗のグラッセ
タルト・ヴォードワーズと利平栗のグラッセ

別腹女子の姫にまたもう二皿が!
ミルクと砂糖で練乳を作ったミルキーなタルトです。
この伝統菓子には、シナモンが入っていて香りまで豊かです。
ホールで買って帰りたいのですが、こちらでさりげなく出して下さるのみなのです。
もう一皿目は、以前お店のフェイスブックで利平栗のスフレについて書いてあり、
今回それがもうないことに残念そうな顔をしていた姫に、
「グラッセだけでしたらあります。」とご用意くださいました。
岐阜の大粒栗が金箔をあしらい、まさかいただけるなんて夢のようです。

再訪したいポイントがまた増えました。

お土産のパッケージ
クレッセント オリジナルパッケージ

小菓子のうち家族が食べきれなかった分をお店の外観をイメージした箱に詰めてお土産にしてくださいました。

記念写真
家族の記念写真(姫以外顔出しNG。普通に生活してますのでそっとしてほしいみたい(笑))

久しぶりに家族全員集合するだけでも、幸せなのに、
合同のお祝いだからって、優雅で大切な時間を過ごすことができました。
感謝感謝です!

両親に来年の抱負を聞かれ、「結婚」ではなく「皆が健康が一番」と話を切りかえたら、
「両方にしなさい。」と笑われました。
そんなスター性のない姫そして家族との一連の流れを「クレッセント(三日月)」が煌めく真の星達と共に、優しく見守って微笑んでいました。

三日月に 星が輝く 美景店 ~姫心の俳句より~

お店の詳細は、こちら

後記:この感動をあますところなく伝えようと書きつづったら、さらに長文になってしまいました。
ご愛読ありがとうございました。