昨日は、中国のカントリーガーデンという銘柄への投資について期待値を計算して投資するかどうかを考えたという話を書きました。

 

もう一つ大事なことを書き忘れていました。

 

 

  ある程度リスクのある投資は特定口座で

 

今回の様な倒産する可能性があり損失が出る可能性を加味した投資の場合はNISA口座ではなく、特定口座で投資する必要があります。

 

理由は、NISA口座は損益通算ができないため、損失と利益を相殺できません。

 

今回のようなケースでは、損益通算ができる特定口座での運用が望ましくなります。

 

 

 

  損益通算を考えるとさらに期待値は高まる

 

昨日考えていた計算式ですが、

 

(株価の期待値) = (1-倒産する確率)x(期待株価) + (倒産する確率) x (期待株価=0) 

 

すでに特定口座で、今回購入する額以上の利益が出ている場合には、期待値はさらに高くなります。

 

例えば今回10万円購入することにします。

そして、すでに10万円の利益を持っているとします。(例. 配当金など)

 

その場合には、今回買った銘柄がたとえ0になって損失10万円となったとしても、配当金の利益と相殺することができます。

 

本来はすでに確定している利益10万円には約2万円の税金がかかるので、8万円ほど手元に残りますね。

今回購入した10万円が0になると損失−10万円となるので、確定している利益0になります。

そしてかかる税金は0になります。

手元に残る額はもともと8万円のハズだったので自分にとっては、8万円減ったことになります。

 

あれ?すでに10万円の利益がでている場合には、10万円の銘柄が全部なくなったとしても税金分の相殺で、8万円減るだけで済むということになりました。

 

 

(株価の期待値) = (1-倒産する確率)x(期待株価) + (倒産する確率) x (期待株価=0)

 

↑で計算していた倒産した場合の株価期待値は0ではなく、購入した額の約20%にすることができます。

 

 

  論理的思考で株式市場退場を防ぐ

 

確率や期待値を使って冷静に考えることで、どのくらいの確率で損失がどのくらい出るはずなのかを理解して、実際に起きても想定内にすることができる場合のみ投資をするようにしています。

これによって、予想外の損失に惑わされることなく株式市場に居続けることができるようになると思います。