恒大集団に始まり、中国不動産が不況に立たされているなか、去年カントリーガーデンも債務不履行に陥り今後どうなるのかが焦点となっています。

 

そんな中、私はついにカントリーガーデン株を注文しました。

 

正直このリスクを取る必要はないとは思うのですが、株式市場での経験値のために最大のリスクは数万円なので、行動してみることにしました。

 

株価は以下のチャートのようにかなり下落していて現在は0.48HKDです。

 

 

一番高い時期には10HKD近くあったので、20分の1以下の値になっている状態となります。

 

今後、この銘柄が倒産して上場廃止になるかならないか可能性があります。

倒産した場合には、数万円の損失をかぶることになります。

倒産を免れれば、株価は復活して最高値にまで以下ないにしろ今の5倍から10倍くらいにはなる可能性が高いと考えられます。

 

この期待値を考えた時に、倒産する確率と復活したときの値上がり率の期待値をバランスして購入するかしないかを考えることができます。

 

(株価の期待値) = (1-倒産する確率)x(期待株価) + (倒産する確率) x (期待株価=0) 

 

とかんがえることができ、つまりは (1-倒産する確率) x (期待株価)で考えることができます。

 

期待株価と自分が想定する倒産する確率を決めれば、現状の株価で買うべきか買わないべきかの判断をできることとなります。

 

現在は0.48HKDですから、仮に倒産する確率を10%で期待株価を4.8HKDだとします。

 

そうすると株価を買ったときの期待値は0.9x4.8HKDとなるので4.32HKDとなります。

では逆に倒産する確率が90%の場合には、期待値は0.1x4.8HKD=0.48HKDと考えることができます。

 

つまり、買うか買わないかの境界線を期待値の高い方と考える場合には、

(購入する株価) / (倒産を免れる確率) = (復活したときの株価期待値) を考えることで求めることができます。(今回は単純化していますが)

 

単純に考えると10分の1しか生き残らないのであれば今の10倍の価値に戻らなければ意味がないということです。

 

私は3HKDに戻ってくれればいいなと考えたので、16%で倒産を免れてくれればいいことになります。

 

逆に言えば16%の確率での数万円の損失は受け入れることにしました。

 

この計算が、理論上正しいかは別としても自分がどれだけのリスクを取るのかを計算して考えることで感情を排除し論理的に判断して市場から追い出されないようにすることが大事なのかなと思っています。