最近、あおぞら銀行が赤字による株価下落がありましたが、それの背景には米国のオフィスビルの低迷があります。

 

 

 

米国不動産融資が貸し出しの約 1 割を占め、オフィスビルの低迷への事前準備として引当金を損失計上したため赤字となりました。

 

今日は少し、米国のオフィスビル暴落にかんしてべんきょうしてみたいと思います。

 

「強い米国経済」にほころび、マンハッタンのオフィスビルが大暴落しているワケ

 

関係しているのは、「オフィス離れ」「金利上昇」です。

 

コロナ前からオフィスの過剰供給問題があったようですが、コロナで一気にリモートワークが増えました。

オフィス回帰もあるのですが、フル出社する人はほぼ増えず(全体の12%にとどまり)週3出社くらいが一番多くなります。

 

このためサンフランシスコのオフィスの空室率は35.6%と高い状態になっています。

 

もう一つは金利上昇です。

 

不動産は借り入れをベースとしているので、借り入れの金利があがることで、利益が減ることになります。

その結果価格が下がってしまうということになります。

 

 

オフィス離れに関しては、ある程度仕方ない部分はあるかもしれません。

一方で、週2出社を必須にしたり、今後の流れとして、やはりオフィスじゃないとだめだとなる可能性もないとはいえないと思います。

 

そして、金利は今後徐々に下落していくので、金利が高い今は逆に言えば、不動産価格が下がっているのでチャンスなのかもしれません。

 

日本とは逆の現象になっています。

今後も日本、アメリカ、中国などの不動産市場の動向を追っていく必要がありそうです。