[株式会社みずほ銀行2028年10月5日満期 米ドル建社債]を購入してみました。
前回こちらで紹介しました。
購入数は、最低単価の1000ドルです。
メリットとデメリット
メリット
- 今後さらに円安が進んだ場合には、現時点で米ドル資産に変えておくことで、資産の目減りを防ぐことができる
- 安定した4.84%の利回りを手に入れることができる
- 1000ドルからなので比較的少額で購入することができる
- 5年なので結構短い
デメリット
- 今円安なので、円をドルに替えるのが適切な時期かどうかは怪しい
- 償還時に今より円高であれば、為替差損が出る
- 発行体が破綻すれば、資産を失うリスクがある
こちらは前回の記事にも書いた内容です。
買った理由
買った理由は、やっぱりメリットが大きいと思ったからです。
もう一つは、別に債券を買わずに株を買えばいいんじゃないかというのも考えました。
みずほフィナンシャルグループの株を買えば、配当利回りは3.74 %なので4%近くもらえます。
そして自由に売買することもできるので、こちらのメリットが大きいと考える考え方もあると思いました。
ただ、私の購入の決め手は、良くない事態の想定でした。
①将来の銀行業の不振の可能性
②円安のさらなる進行
①将来の銀行業の不振の可能性
銀行グループの業績が今後右肩上がりで上がっていくのであれば、銀行株を持っていればその成長の恩恵を受けることができます。
みずほ銀行だけにとどまらず、UFJ、三井住友銀行、などの株価も概ね上がっていくでしょう。
一方で、銀行業が不振に陥った場合は、どの銀行も増配の継続が難しくなり減配する可能性があります。
その場合には株価も大きく影響を受けると思います。
その場合債券を買っていた場合はどうでしょうか。
5年間保有することが前提ですが、倒産までのダメージはない状況であれば、安定して約束された利回りを保証することができます。
②円安のさらなる進行
もう一つは、円安です。
現状円安が続いて、ドルを書いづらい状況が続いています。
今後どうなるのか考えたときに、今どういう行動を取ったほうがいいのかを判断する材料になります。
今後円高に戻る場合は、円で給料をもらっている私にとっては嬉しいことです。
海外旅行にも行きやすくなりますし、米国株を始めとする他国の株に分散投資をしやすくなります。
つまり、行動の幅が広がります。
今後円安がさらに進行する場合は、今この時点で少し値上がりしているもののドルに買えておけばよかったと後悔するでしょう。
昔買っておいた海外株の恩恵を受けることができるようになります。
ということで、今すぐに退職したり、海外へ転職して、外貨で給料をもらったりする予定が今のところない私の場合は、この2つを比較した場合には、「円安がさらに進行するケース」の方が、困る状況です。
より困る状況の中でのいい選択を選ぶことで、将来の負のリスクを減らしていけると思っています。
