今回は、「王子ホールディングス」というパルプ・紙業界の5月時点の決算短信と説明資料を読んでみようと思います。

  1. 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
  2. 決算説明会資料

 

前回は、「日本製紙」を紹介しました。

 

紙って普段使ってるティッシュやトイレットペーパーを別にしても徐々に消費量が減っていきそうなイメージはありますよね。

今後どのような戦略や未来を描いているのかは気になりますね。

 

 

  2022年度業績

 

  1. 売上高:1兆7066億円
  2. 営業利益:848億円(マイナス353億円)
  3. 経常利益:950億円(マイナス401億円)
  4. 当期純利益:565億円(マイナス310億円)
前期比だと利益が3分の2ほどに減ってしまっているのが気になります。
これらは原燃料価格高騰の影響です。

 

 

 

  セグメント別業績

 

  1. 生活産業資材印刷情報メディアの利益減が大きく目立ち、これらのセグメントでは赤字となっています。
  2. 資源環境ビジネスは、133億円利益を伸ばして、685億円の利益で、全体の利益の80%以上をしめています。
 

 

  配当金

 

前期8円+中期8円=16円 で前期からは2円増配ということです。

 

まだ配当性向は28%と余裕はありそうです。