今回は、「王子ホールディングス」というパルプ・紙業界の5月時点の決算短信と説明資料を読んでみようと思います。
前回は、「日本製紙」を紹介しました。
紙って普段使ってるティッシュやトイレットペーパーを別にしても徐々に消費量が減っていきそうなイメージはありますよね。
今後どのような戦略や未来を描いているのかは気になりますね。
2022年度業績
- 売上高:1兆7066億円
- 営業利益:848億円(マイナス353億円)
- 経常利益:950億円(マイナス401億円)
- 当期純利益:565億円(マイナス310億円)
前期比だと利益が3分の2ほどに減ってしまっているのが気になります。
これらは原燃料価格高騰の影響です。
セグメント別業績
- 生活産業資材と印刷情報メディアの利益減が大きく目立ち、これらのセグメントでは赤字となっています。
- 資源環境ビジネスは、133億円利益を伸ばして、685億円の利益で、全体の利益の80%以上をしめています。
配当金
前期8円+中期8円=16円 で前期からは2円増配ということです。
まだ配当性向は28%と余裕はありそうです。


