最近、たまたま目についた「日本製紙」。
気になったので、自分でも分析しておこうと思い、少し遅くなっていますが、2022年度3月期決算を見ています。
資料は以下の2点です。
2022年度実績
- 売上高:1兆1526億円
- 営業利益:マイナス269億円
- 経常利益:マイナス245億円
- 当期純利益:マイナス504億円
2022年は、利益が大きなマイナスです。
現燃料価格の高騰による厳しい事業環境により営業損失の経常
特別損益は、有価証券売却益、Opalのグラフィック用紙事業撤退損、希望退職実施に伴う費用計上があるようです。
- 紙・板紙:営業利益マイナス292億円
- 生活関連:営業利益マイナス78億円
- エネルギー:営業利益マイナス17億円
- 木材・建材・土木建設関連:営業利益89億円
- その他:営業利益29億円
大きい部分3事業がマイナスになっているため全体の営業利益もマイナス269億円となってしまっています。
2023年度予想
- 紙・板紙:営業利益90億円
- 生活関連:営業利益10億円
- エネルギー:営業利益30億円
- 木材・建材・土木建設関連:営業利益70億円
- その他:営業利益40億円
2023年度はプラス240億円の営業利益予想です。
2022年度のマイナスからどのようにこのプラスを作り出せるのかは若干疑問が残りますが‥
配当金・株主還元
2021年以前は30〜40円ほど出ていた分配金ですが、2022年に0になってしまいました。
2023年は利益が出ればまた復活しそうかなという感じです。
株主優待は、トイレットペーパー、ハンドタオル、ティッシュなどがあるようです。

私の方針
現状は、一旦様子見で、ただ紙・パルプの他の会社も調べてみたいと思いました。
ティッシュやトイレットペーパーなど生活必需品は、株主優待としてもらえるのも嬉しいですね。


