(3)のつづきですよ!

ところが。
実際には、自由なはずなのになぜか苦しかったんです。

朝、遅くても9時位になると、
「やっぱりそろそろ起きた方がいいんじゃないだろうか」という気持ちがもやもやもや・・・と湧いてきて、結局、眠たい日でも起きてしまう。

今日は文章をつくる気分が乗らないな~と思っても、
「やっぱり、一日何時間かはパソコンに向かった方がいいんじゃないだろうか・・・」
と思うと落ちつかなくなったり。

「今日は何もしないでおこうかな~でもやっぱりした方がいいかな~」
と気がついたら1時間以上考えていて、それで疲れてたり。

ぼーっとしてたら「罪悪感」が湧いてきたり…。

そのうち
「いったい今日は何をすべきなんだろう?」とわからなくなってしまったり。

そこで、会社員時代に作ってたような、時間割表を作ってみたら
今度は、出かける予定が入ったりしてそこから予定がずれる日がたまたま続くと、
落ちつかなくなってしまったり・・・

そのとき、はたと気づいたんです。

それまでは、自分の自由を制限しているのは、会社組織のルールとか、
周りの人たちだとか、
そう言ったものだと思っていました。

だから、環境を変えれば、もっと自由になるとどこか漠然と思っていました。

だけど、いまはそう言ったものはほぼ一切ない。
周りの人たちも「自由にしていいよ」って言ってくれている。
「もうそろそろ起きなさい」とか「もっと働きなさい」とか誰にも言われない。

じゃあ、何でこんなに私は「自由じゃないの?」

そこで気付きました。

自由を制限していたのが、

実際には自分の中の前提だったということに。

「朝は9時には起きないともったいない」
「やっぱり自由とは言われているけど、一日何時間かは仕事しておかないと、
そのうち、働いてない、と思われて追い出されるかもしれない」
「何もしないままだったら自分はいつか腐ってしまう」
「何か、誰かに認めてもらえるような事をしなければ」

自分の頭の中を観察していると
そんな、たくさんのたくさんの前提が、
わんさか出てきました。

ほんとに、せっかく自由になったのに
なんでわざわざ時間割表をつくって自分に制限をかけてるんだか・・・