あるお店でトイレに入った時のこと。

 
私がトイレから出ようとすると、
小さな女の子がドアを開けて入ってくるタイミングだった。
トイレ入り口のドアは彼女にとって引き戸
私にとっては押し戸。

(個室のドアじゃなくて、トイレ全体のドアだよ。)

 

彼女のほうがドアを開けるタイミングが早く、
私と目が合った途端、ドアを開けて抑えたまま止まっている。
お母さんでも一緒に入ってくるのかなと思ったら、
なんと私のために開けてくれていたのだ!
なんという気遣い!
 
まだ小学校に上がる前の、5歳くらいの子だと思う。
「ありがとう♪」と言うとニコッと笑ってくれた。
 
なんだかビックリしてしまったよ。
すごいなー。
普段から親御さんがやってるのを見てるのかなー。
それにしても凄いや。
心が何だか、ふわっと柔らかくなった。