私は50代後半にして通信制の大学に入学して心理学を学んでいる。
学んで4ヶ月、心理学を少し齧ってみて参考文献も読まなければと思い河合隼雄先生の本を何冊か買った。
河合隼雄先生は日本のユング心理学者として名高い先生である。
今「無意識の構造」を読んでいるが、無意識がいかに人間の行動や感情に影響を及ぼしているか初めて知った。
「なんとなく」とか「世界中にある似たようなお伽話や体験」には根拠がある。
人間の無意識には全世界で共通するものが存在しており、それを解明しようとしたのがユングである。
統合失調症患者の妄想、幻聴のエピソードは似ているものが多く、統合失調症患者を救うためにユングは深層心理を見出したそうだ。
無意識を知るためには主に「夢診断」をする。
夢に出てくる主人公は自分でなくても、それは自分の事であることが多い。
人は人のことが知りたいと思うが、人のことを知るためには自分の深層心理に気づくことだと4ヶ月経って思っている。
自分の深層心理の動きは他人の深層心理の動きと似ている。
なぜならユングが言うように、無意識の世界は世界共通のものがあるからである。
そんなバカなと思われると思うだろうけれど、世界中に似通った習慣や儀式、お伽話、伝説が五万とある。
ブッタもキリストも同じようなエピソードが言い伝えられている。
(ブッタは悟りを開くために荒業に出て、キリストは悟りを開くために山に45日間籠り悩み抜く)
大学で仏教を学んだが、「え、これイエス様のこと?」と思う様なことがたくさんある。
ちなみに私は敬虔とは言えないキリスト教徒ではあるが、一応聖書は読んでいるので間違いない。
アホなことを言っていると思われるかもしれないが、心理学は真面目にこんなことを学ぶ学問だ。
ユングやフロイトがいなかったら、今の心理学は発展しなかっただろうなあと思うこの頃である。