今幸いにも安定しているので、時々ぼんやり考える時間もできました。
何時も思うこと。
「この心の痛いものは何?この悲しみって何?」
息子が精神疾患を患った後、そのことを4人の友達に話しました。誰も態度を変えた人はいないと思うけれど、そのあと息子の話をその人たちにすることはなかなかできなくなってしまいました。
自分が一番辛いと思っていて、良くならない状況をどう話したらいいのか。自分の傷に塩を塗っているような気分になるんですよね。
これってたぶん、すごく卑屈な感情が湧き上がってくるのだと思います。
自分の息子は劣っていて、それを他人に知られたくない、認めたくない、息子のことを質問されたくない。質問されたら何と言おう。「治らないのよ、悪いままなの。幻聴があって、妄想もあって、就職できないの。」
など言ったら、自分が壊れてしまうという感じでしょうか。。。。
自意識過剰、完璧主義、馬鹿なプライドなのかもしれません。
でもこのブログを書いている動機は「精神疾患に対する偏見や誤解を解きたい。胸を張って息子は精神疾患を患っているんです。」と他の病気を話すように話せる社会になったらいいなと思ったから。
こんなつらい思いを精神疾患の家族がいる方、これからそうなるかもしれない人達にして欲しくないなと思っています。
精神疾患という病気に対するマイナスのイメージが、私に卑屈な感情を与えてひきこもりがちになり、人と話すことを避けていくようになりました。
とにかく友達に息子のことを聞かれたくなかったです。適当に言っておけばいいじゃないかとも思いましたが、とても負担で苦痛でした。だから出かけたくなかったです。ママ友とか、子供の手が離れて自分の好きなことをしている人が本当に羨ましかったです。
子供が健康でないということは本当に親としては辛いことです。
その辛さが私に心を真っ黒にして、人を避ける生活に追いやり、その複雑な思いが毎日私の心を傷つけていたと思います。