2度めの退院後、息子は症状が改善することはありませんでした。
そのころにはもうオランザピンに変更になっていて、2.5㎎~5㎎
に変動しながら飲んでいました。
日常生活に問題はなかったんですよね。
運転もでき、お金、薬の管理もでき、主人の会社でリハビリかねて
仕事もしていました。
だからだと思います。お医者様の治療はすごく消極的なものでした。
あとから分かったのですが、日常生活を送れている=寛解している
に近いとお医者様は感じていたのだと思います。
でも、息子は、幻聴が四六時中聞こえていて、
自分に悪魔が憑いている、幻聴の言うことを信じて疑わない、
妄想も消えることはありませんでした。
そう訴えると、その当時のかなりのお年の先生に、
「20代は症状が激しく一番大変。30代になると穏やかになるから
余り薬は増やさず、ごまかしごまかしやり過ごしてください。」
でも家族としては、声が消えないのはおかしいと思い込んでいました。
「薬飲んだら消えて当然」と思い込んでいたんです。
今思うと、この先生の言うことは一理あったと思います。
寝る獅子を起こすなということだと思います。
でも薬が効かないと家族は信じ込んでいたので、頼み込んで
変薬してもらいました。
先生はやりたがらなかったし、息子も「薬は効かない。薬じゃ
治らない。」とずっと言っていました。でも知らないって愚か
ですよね。治してやりたいという愛情も時には恐ろしい
力になってしまうと思います。
結局、発症から2年半くらいで変薬による離脱作用で再入院
してしまいました。