男と女が別れる理由 | 今日もまた日がな一日テレビを観てしまいました

男と女が別れる理由

 昨日はフジテレビの『ベストハウス123』を観ました。今回は「ハリウッド驚愕! 女が男を捨てる時 映画より劇的な恋愛大破局スペシャル」であります。

 出てきたのはジュリア・ロバーツ、ユマ・サーマン、メル・ギブソンなどなど。前者2人は捨てた人、後者は捨てられた人というわけです。

 で、ユマ・サーマンさんの場合は「婚約した億万長者が部下に行動を監視させるなど、自由を奪われたために捨てた」という話で、ご丁寧にも茂木健一郎が「仕事ではワンマンで通用したけれど、男と女の関係ではうまくいかなかったということですね」なんてオチを付けてました。

 でも、実際はそんな簡単な話ではないんですよね、コレ。実はこの婚約解消の直前、婚約者の男は元NASDAQ会長マドフによる例の巨額詐欺事件に巻き込まれてましてね、多額の資産を失っているのですよ。つまりこれは「お金があっても自由がないなら別れる」というカッコイイ女の話ではなくて、実は「金の切れ目が縁の切れ目」という生々しい話なのであります。そこんとこ、ちゃんと伝えないとアカンよ、フジテレビは。

 ジュリア・ロバーツさんのほうはというと、『24 -Twenty Four-』のジャック・バウアーでお馴染み、キーファー・サザーランドさんを捨てたというお話です。結婚の約束をしながらも、内緒で別れた家族と会っていたり、浮気したりするバウアーさん。そんな自由気ままな彼に愛想を尽かしたプリティー・ウーマンは、その復讐としてナント! 結婚式の4日前に別の男と駆け落ちしちゃったのであります! エグイ、エグイよプリティーさん! 

 こちらも番組では「私が感じた痛みを2度と女性に味あわせない男になって」という意味を込めてやったと、ジュリアさんのカッコイイ女っぷりを前面に出してましたけど、それはジュリアさんの提灯本(この手の本はアメリカには本当に多い!)の受け売りですし、本人もまったく言ってないことなんで、はたしてそれが真相なのか? ていうか「出演した広告が修正のし過ぎで掲載禁止に!」という、なんとも情けないニュースが流れた矢先に、こんな話されてもな~という感じもしますけれども…。

 で、最後のメル・ギブソンさんなんですが、彼は二番目の嫁にDVで訴えられた上、否定したら証拠のテープまで出されてしまい万事休す…という、なんともトホホなお話です。このせいでメルさんはWMEという代理人業の大手企業を事実上、解雇され、主演映画の話も流れ、俳優業が続けられるかどうかもわからない状態なのであります。さすがユダヤ人差別で有名なメルさん。DV疑惑が出ても「やっぱね」と思われるくらいの男ですから、なるべくしてなったという感じでしょうか。

 ただこれもまた、ちょっと違った事実がありまして、彼と長く一緒にいた最初の嫁は「過去に一度もDVなど受けたことがない」と言っているのにも関わらず、二番目の嫁の弁護士は、その最初の嫁を法廷に出し、無理矢理DVが過去にもあったことにしようと画策している…なんて話もあるんです。「あなたにもお金が入りますよ」と焚きつけてね。

 メルが自業自得なのはもちろんなんですけど、証拠テープの存在といい、弁護士の動きといい、そこには「多額の慰謝料と養育費を勝ち取る」という裏の思惑が蠢いているのは間違いないでしょう。それに、新しい嫁さんが子供ができた途端、浮気やらDVを理由に離婚調停を起こし、多額の金を取る…という手口は、ハリウッドではもう日常茶飯事ですからね。日本の話ならまだしも、ハリウッドの話をそのまま受け取るのはいかがなもんかと、そんな気がしちゃいました。メルさんに同情するつもりはさらさらありませんけどね。

 …とまぁ、そんなわけでいろいろ書いて来ましたが、結局この企画って、なでしことか宮里藍とかの活躍に乗っかった「今は女のほうが凄い!」的なやつですよね? 倖田さんの「ウチ前からゆうとったや~ん! 今は女の時代やってなぁ~!」っていう、アレみたいな(笑)。だからその乗っかってる感はなんか嫌。いや、もちろんなでしこも藍ちゃんも勝った時は感動したし今も凄いと思いますけど、なんだろう、丸山なんとか選手が歌手デビューみたいな、「試合は感動したけど、それはそれ、これはこれだから!」というね。そういう感じが女性ゲストの態度なんかを観ててすごくあったんで、そこはなんか嫌~な感じがビシビシ来ました。

 ただ、そういう素直な気持ちを前面に出す男は、絶対にモテませんな(笑)。だからいろいろ書きましたけど、結論としてはこういう番組を素直に受け止める彼女さんに、これまた素直に賛同すると幸せになれるっていうことなのであります。彼女さんの意見を否定して口論しても、ロクなことになりませんし、それを繰り返した結果が、たぶん男と女が別れる普通の理由だったりしますからね。そんなもんです、結局は。…などと、横で腹を出して寝てる彼女さんを見ながら、思った私なのでありました(笑)。おしまい。