〜SHINee's story〜 -35ページ目

〜SHINee's story〜

Taemin's story&Onew's story連載中

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タクシーに乗って
着いたのは個室の
日本料理屋さんだった。

おしゃれなお店…

譲られて入った部屋に
向かい合って座る。


『お酒飲む?』


「今日は飲もうかな」


普段なら仕事の前日には
飲まないけど、

なんだか今日は
酔いたい気分。

じゃないとなんか照れて
あまり話せないかも。




運ばれてきた料理は
どれも美味しくて
お酒がどんどんすすんでしまう。

けど彼はそんな私よりもっと
飲んでいるようだった。

仕事の話をしてから
少し静まり返った部屋に


コンッ


彼のグラスの音が響く。

顔を見たら
少しとろんとした目つきで
私のことを見つめてきた。

何を話したらいいんだろう。

そんな吸い込まれそうな目で
見られたらどうしたらいいか
分からない。


『前の彼氏とは長かったの?』


彼の口から出た
予想外の質問に少し驚く。

元彼の話なんて
聞いてきたこと無かったのに。


「3年くらいかな」


彼はまた一口お酒を飲んで
静かに置く。


『まだ思い出す?』


そんな質問をするのは
お酒に酔ってるから?

それとも本当に
元彼のこと気にしてる…?


「ううん、もう思い出さない。

彼を好きだった気持ちなんて
とっくの前に忘れちゃった」


『またあんな風に
悪酔いしちゃだめだよ』


あの日のこと
心配してくれたんだね。


「もうあんなに飲んだり
しないよ(笑)

心配してくれてありがとう」


あなたに出逢うまでの恋は
きっと本物じゃ無かった。

自分でもびっくりするくらい
色んな感情が私を襲うの。

会いたい
傍に居たい
触れたい
感じたい

こんな気持ち初めてだから
きっとあなたへの想いは本物。









ふと時計を見たら
0時になっていた。


「もうこんな時間…」


明日の仕事に響くから
帰らなきゃいけないけど


『心ちゃん明日も仕事だよね?

そろそろ行こうか』


「うん…」


やっぱりあなたと離れるのは寂しい。

このままずっと
日本に居てくれたらいいのに。









あなたがカードで
支払いを済ませて
お店を出る。


『少しだけ歩こう』


おっぱも寂しいって
思ってくれてるのかな?

あなたの横に並んで歩いたら
時折吹く風がひんやりして
お酒で熱くなった身体を
冷ますのに丁度良い。


「夜風が気持ちいいね」


少し風に揺られながら
歩いてみる。

あなたがすぐ隣にいるのに
こんなに寂しいのはどうして?


「このまま夜が
明けなければいいのに…」


叶わないことを願う。

言葉にしたら
余計に苦しくなって
言わなきゃ良かったって
後から後悔したの。

ずっと一緒に居たい。

これ以上先の言葉は
言っちゃだめ。



「!」



突然あなたが
私の手を握った。


ドキン…ドキン…


鼓動が全身に響く。





『僕らこうやって歩く方が
自然じゃない?』


「う…ん」



ずるいよ。

私が今どれだけあなたを
求めてるか知ってるの?

大きくて温かい手。

あなたの優しい香水の匂いが
ふわりと鼻をかすめる度に
ドキッと心臓が鳴る。



まただ。

ふわふわ夢の中みたい。





繋がれた手は
何を意味してる?

ねぇこれはお酒のせいなの?

あなたの耳が少し赤いのも
全てお酒のせい?














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