そのまま手を繋いで
タクシーに乗った。
乗る時に一度離れた手も
すぐにあなたの手に包まれた。
タクシーが私の家の前に着く。
『遅くまでごめん。
ゆっくり休んで』
「おっぱの方こそ
疲れてるのにありがとう」
あなたの笑顔につられて笑ったら
ポンポンと私の頭を撫でた。
また私だけ…
あなたに触れられたら
胸がいっぱいになる。
『じゃあまたね』
「うん、またね」
おっぱに背を向けて
マンションへの階段を
登り始める。
『心ちゃんっ!』
呼ばれて振り返ったら
グイッと手を引き寄せられ
次の瞬間
あなたの唇が頬に触れた。
暖かくて柔らかい感触が伝わる。
え…?
今、何が起きたの?
『おやすみ』
今度はくしゃくしゃっと
私の頭に触れた。
「う、うんっ。
おやす…み」
半ば混乱したまま
マンションの中に入る。
その足は震えていて
おっぱから見えない位置まで来た時
力が抜けてその場にしゃがみ込んだ。
ドキン…ドキン…
あなたがキスを落とした
頬に触れる。
心臓がバクバクいって
今にも破裂しそうな程に苦しい。
夢…じゃないよね?
おっぱに呼ばれて
振り返ったら
おっぱの顔がすぐ近くにあって
それで…
その日
彼は寂しさの代わりに
沢山のドキドキを
残してくれた。
きっと私たち
同じ気持ちだよね?
またすぐに会えるよね?
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