「それに、その時間に
外出歩くのも大変じゃない?」
私もその方が楽だし、
おっぱなら
家に呼んでも良いって
思ってるから。
そのくらいの覚悟で
言ってるんだよ?
断られたら私の勇気が
行き場をなくす。
『まあ…確かにそうだね』
「でしょ?
だから家おいで~」
その日がどんな日になるのか
分からない。
『じゃあ…
土曜の夜
行かせて頂きます』
「うん」
でも私は
あなたなら良いと思ってる。
あなたとなら。
土曜日まで
落ち着かない日を過ごした。
おっぱが来るなら部屋を
綺麗にしておかないと。
本当に、
この部屋に来るんだよね?
なんかまだ信じられない。
実感が湧かない。
自分から誘った癖に
この狭い空間で二人きり。
…どうすればいい?
ただでさえ今
想像したらこの胸は
ドキドキと鳴るのに。
ここにあなたが居たら…
だめだめ、
余計な事は考えないっ!
おっぱはそんなこと
考えてないかもしれない。
ただご飯を食べて
お喋りして
きっとそれでまた
この部屋を出て行く。
ホテルに泊まるはず。
…だよね?
土曜日の朝
そんな日に限って
お母さんから
今日家に来ると
連絡があった。
さすがにおっぱが来るまでには
帰るかな…
結局お母さんは
お昼過ぎに来て
21時頃に帰った。
良かった。
こんな時間まで居るから
泊まって行くって
言い出すかと思った…
少し散らかった部屋を片付けて
お母さんが作ってくれた
唐揚げを冷蔵庫に入れる。
おっぱ、ご飯食べずに来るかな?
何か作っておいて
あげようかな?
けどその前に
お風呂入っておこう。
念のため、なんて
準備してる自分が
少し恥ずかしい。
本当はどこかで
おっぱと重なれたらって
期待してるのかも。
普通に考えたら
まだ早いのかな…?
あなたと出逢ってから
もう5ヶ月程経つ。
信頼するには十分なほど
沢山連絡もとった。
それなのに
まだ待つ必要ってある?
会った回数は少なくても
あなたがそんな人じゃないって
もう分かってる。
私だって軽い人間じゃないって
おっぱも分かってるはず…
そうでしょう?
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