〜SHINee's story〜 -19ページ目

〜SHINee's story〜

Taemin's story&Onew's story連載中

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いつもの月曜日。

ヌナが彼氏と一緒に
下校する日。

僕は窓から
ベンチを見下ろす。

やはりそこには
ヌナが待っていて

今 僕が下に降りて
かっさらえたら良いのにって
何度そう思っただろう。



ヌナ…

そろそろ心がしんどいよ。








いつものように
彼氏さんが現れた。

そのまま二人手を繋いで
帰るんでしょう?

そんな二人を見ては
どんよりと暗い気持ちになる。

僕の毎週の日課。






でもその日は違った。

僕の予想では
二人立ち上がるはずだったのに
男の方がベンチに腰掛けた。

少し空いた距離で。

今までの二人に見たことない
異様な光景だった。

顔は見えないけど
ヌナの背中から
ただならぬ雰囲気を感じる。



何を…話してる?








しばらくして
彼氏さんが立ち上がった。

ベンチに腰掛けたまま
後ろ姿を見つめるヌナ。




どうして?

なんで二人は
一緒に帰らないの?

ヌナ…?









僕は階段を駆け下りていた。

ヌナが泣いていると思ったから。

今僕がそこに入り込むような
問題じゃないかもしれない。



けど

けどね


今ヌナは哀しみに暮れている。

誰がその心を支えるの?




ヌナ、泣かないで。

一人で哀しまないで。
















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