Onew's story1ー4(Kokoro) | 〜SHINee's story〜

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歩き疲れてカフェに入ると彼は
ふら~っと先に歩いて行き
人が周りに居ない席に座った。


『何飲む?』

「キャラメルラテ」


注文したら
すぐに運ばれてきた。

彼はアイスコーヒーを
ブラックのまま口に運ぶ。


「いつもサングラス
掛けてるの?」


確か私をタクシーで
送ってくれたときも
サングラス掛けてたよね?


『掛けてることが多いかな。

あとはマスクとか帽子とか』


「へー…

なんか、顔を見られたく
ないみたい(笑)」


『…それはある』


「そうなの?

どうして?」


『あんまり人に見られるの
好きじゃないんだ』


そうなんだ。

なんか…珍しいな。


『それに、
芸能関係の仕事だからさ』


そっか

おっぱが人目に触れたら
おっぱが関係してる
芸能人の方々にも
影響するからかな?


「大変な仕事なんだね」


あんまり人が居ないところが
良いって言ったのも

人を避けるように
この席に座ったのも

全部そういう理由からなのかな?






気付けばもう
お別れの時間が迫っていて

時間が経つのって
こんなに早かったっけ?と

そんな経験今まで
何回もしてきたはずなのに
なぜか今日はすごく切ない。

きっと私たち
次いつ会えるかも分からない。

サヨナラをしたら
おっぱはまたすぐに
韓国に戻ってしまうんでしょう?





カフェの外に出たら
さっきまで晴れていたはずの空が
どんよりと暗くなって
おまけに雨まで降ってきた。


「雨…」

『やばい。傘持ってきてない』

「私あるよ、傘。

一緒に入ろう?」


天気予報を見て
持ってきていた折り畳み傘を
そっと開く。


『貸して、僕が持つよ』


私の手から傘を奪ったとき
一瞬、ほんの一瞬
おっぱの手に包まれて
心臓が跳ね上がった。


「ありがとう」


こんなにドキドキしたり
意識してるのは私だけ…?

すぐ隣でぶつかり合う肩からも
鼓動が伝わってしまいそう。

このまま時が
止まればいいのに。



















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