このたびFB18ほどの大きなブリュを
T さまにお迎えいただきました
2010年の初個展の時にはすでに生まれていました
長男のお嫁ちゃんにおうちにお迎えされた赤いドレスのブリュ
‥…と先回のブログに書いておりましたのはこの右のブリュです
こんなところに画像が残っていたなんて
威風堂々としたブリュ嬢は
ファッションドールのロング丈の豪華なドレスを着せるつもりで制作した子です
このサイズのファッションドール用のボディーは製造されていないため
オールビスクボディーにブリュショルダーを繋いだベベ体型です
きゅっと引きしまったウェストのファッションドールでしたら
ドレス作りも楽だったのでしょうけれど
後ろ姿も工夫しながら一所懸命型紙を作って
何度も補正を繰り返し仕立て上げた記憶があります
少しでもスレンダーな体型になって欲しくって
「さぁ息を吐いて」
なんて
ブリュを励ましながら
型紙取りをしたものです
このミントグリーンがかった水色はとっても素敵な色合いです
シルバーグレーの紋章のような模様も風格があります
主人と
初めて行った
イタリアのお店で
このドレスに用いているブレードと一緒に買ってきました
この生地もブレードもたくさん残っていますので
お揃いの
パースをお作りしました
アンティークの
リボンもぴったり調和しています
このブリュさんのために作った布花たち
先回のブログでアップしていた布花はドレスの青に合わせて色を作りました
さし色にピンクの
オールドローズ
も1輪添えて
大きな子にはやはりこのくらいの大輪がふさわしいようです
布花💐は足元に
または
お座りした時に膝の載せて持たせてあげたり
‥…などと楽しんでいただけましたら嬉しいです
ロングのウィッグが乱れるのが気になりますから
ネットに収めたままお届けします
フランスのアンティーク
初聖体の時に身に着けるリボンをそのまま利用しました
※初聖体とは
カトリック教会で、初めて聖体（パンと葡萄酒の形をとって現存するとするキリストの体）を受ける儀式。
ドレス作りが苦手で経験が浅かったわたくしが
こんなにも手の込んだゴージャスなボネットを作ったものだ
…‥と
あらためて
当時の自分をほめてあげたい気持ちになります
オーストリッチの羽根や
プロの方にオーダーして作ってもらったパンジーや白詰め草を
ふんだんに惜しみなく飾り付けてあります
この子が生まれた時に
どんなに嬉しい気持ちで贅を尽くして飾り付けたのか
その時の喜びを思い起こすのです
当時たいそう力を入れて生み出した子なので
グラスアイも最高峰のものをセッティングしました
Hand Glass Craft社のラウンドタイプのペーパーウェイトグラスアイ
ファッションドールらしいお澄ましの表情です
まだ制作工程をブログに揚げていなかった頃の子達を
ベベタビト人形館のホームページから探し出してお申込みいただけることは
とってもとっても嬉しいことです
ホームページには限られた枚数の写真しか掲載されていない場合もあります
このブリュも、後ろ姿の写真をご所望いただきました
ブログにも掲載されていない子など
気になる子が居ましたらお気軽にお問い合わせくださいませね
新作のおチビ～ズといっしょに
ずっと見ていたくなるような美しいお人形
‥…とご感想をお寄せくださり
わたくしも嬉しくってたまりません
Tさまのおうちにたくさんの
幸せを運び
ずっとずっと幸せに暮らして頂戴ね
本日もお越しくださり、誠にありがとうございま した 
べべタビト