注文していたウェストの赤いシルクコード、3mmが届いたのですが、実際には3.5mmほどあり思いのほか太くって、野暮っぽい。
・・・・・っていうか、3.5mmだったら、持っていました
肩からかかっているメタルコードより太いのはどうも・・・・・・・
結局、手持ちの2mmのシルクコードを使うことにしました。
臙脂っぽい赤と、鮮やかな赤、悩みましたが、鮮やかな方を選びました。
カナダの小さな手芸用品店で買ってきたものです。
6~7種類を数mずつ買ったのですが、年配の男性店主が、1cmたりとも、多かったり少なかったりしないようにと慎重に、几帳面に長さを測ってカットしてくれました。
「自分だったら、
こんなに細かく測っていたら cm で間違わなくっても m で間違えてしまいそうだわ」
なんて考えながら、カットが終わるのを待っていたことを思い出します
ヘッドモールド; シーリー社のA・マルク
ボディー; ミレットサイズのオールビスクボディー
グラスアイ; オーバルタイプのペーパーウェイトグラスアイ ブルー10mm
ウィッグ; ブロンドのモヘヤ
2019年制作
さあ、まずは2歳のフェリペ王子をごらんください。
シルクオーガンジーで、おさない子用のボネットを考えて作ってあげました。
水色のリボンが透けて見える感じも、やわやわと幼児らしいです。
悪霊祓いの鈴や 伝染病除けのハーブ入れ などの金色の具合も、ずいぶん迷いました。
王子様なのだから、もっと光る金色でもよかったのですが、結局真鍮色になりました。
ピアスや、金属チェーンを扱うのは苦手なのですが、心を込めて作りましたよ。
守ってあげたいって、思わず抱きしめほおずりしたくなる純粋無垢な表情です
アンティークのメタルボタンは、透かしの2重構造になっていますので、ハーブを詰められそうです。
小さな王子のために一生懸命です。
2歳のフェリペ王子 (宮廷画家ベラスケス作) の肖像画を参照
さあ、続きまして8歳ほどのフェリペ王子かな。
ブリーチングのいでたちです。
ウィッグをショートボブ(アシュレイ)に替えました。
メタルボンボンは、こんなにかわいらしく結んであげました。
お靴のリボン飾りの試作品は、このようにセンターベントで役割を果たしています。
この時代のボディースの袖はみんなこんな風に2重構造になっているのですよ。
よくわからないのですが自分なりに解析・解釈して、仕立ててみました。
メタルレースは、豪華ですけど、手触りは嫌な感じですよ、金属ですから。
お靴のリボン飾りの豪華なことが
1日目は、試作品作りに明け暮れ、2日目でやっと2個のリボン飾りとお靴が出来上がりました。
この部分だけで二日がかりでした。
1637年にヴァン・ダイクによって描かれたチャールズ1世の子供たちを、参照
ハプスブルク家の王女と王子は、昨年生まれた最新作のふたりです。
王子は少し黒目勝ちのせいか、王女より年少な雰囲気ですね。
5歳のマルガリータ王女 (宮廷画家ベラスケス作) の肖像画を参照
本日は、2体のA・マルクと、お着換えまで含めて、たくさんの写真をアップしてしまいましたが、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
べべタビト。^^。