すっかり、ご無沙汰してしまいました。
14日以降の地震で、何度もパソコンの電源が切れ、デスクトップも本体もたびたび倒れたため、暫らくはパソコンを触る気持ちにも、なれませんでした。
でも、ご安心ください。
元気にしておりましたし、今日、やっとガスが使えるよう復旧し、
お風呂に入れるようになりました~~~。
我が家は、井戸を掘っていますが、停電になると、ポンプの汲み上げができませんので、断水になります。
(そんな事態に備え、上水道も一応ひいてはおりますが)
今回の地震では、熊本市内全域の断水が長らく続いたのですが、我が家の地域は電気の復旧が比較的早くできたため、水不足で困窮したのは、2日間ほどですみました。
(いまだに、断水、停電、ガスなしの地域もあります・本当にお気の毒です)
天災で水が出ないということは、先が見えないので本当に心底不安なものなんです。
町内で、井戸を掘っているのは、我が家だけです。
断水の間、ご近所の皆様に声をかけ、井戸水を提供できお役に立てたことは、とっても嬉しいことでした。
今日は、震度4は1度しかなかったので、もうそろそろ、大丈夫でしょうという気持ちになり、
アトリエの床やテーブルに安置 (放置ではありませんよ~)
したままだったお人形たちを、やっと元の場所に戻しました。
椅子から落ちたりしていましたが、棚から転げてはいませんでした。ほっ
ね、ドナミュアのエマちゃんを囲んで、いつものように。
14日深夜は、
震度6・7が、30時間以内にもう一度くるなんて、想像だにしていなかったのですが、念のため、
ちむりんさまからいただいた、お守りのように大切にしているとってもお気に入りのミニバンたちも、前震の日のうちに、保護しましたよ。
こうして、闇夜のなか、とりあえずアトリエのお人形たちはこれ以上の被害のないよう保護しておきました。
前震の翌々日16日の深夜1時過ぎに、本震が再来したので、
「前震の日のうちに、保護しておいて、よかった~」と、しみじみおもいました。
あの、大揺れのなかで、ですよ(笑)。
普段はこのように、ガラスの扉は閉じています。
なのに、14日、扉が開き、2体は床に転げていました。
でも、大丈夫。
壊れていませんでした。^^。
ね、みんな無事でした。^^。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
と、ここまでは、昨日書きました。
長くなりますが、引き続き、おつきあいいただけますでしょうか。
熊本地方、今日は、震度3が、4回です。
震度3程度ですともう、慣れっこです(笑)。
一日中、揺れてますから。
14日夜9時頃、震度6の揺れがあり、
食器棚はシステムキッチンなので倒れなかったのですが、食器類は、大半割れました。
冷蔵庫も冷凍庫も、全面開放~、中身崩落~!
うちじゅうの棚も、倒れるか、引き出しや扉が全開。
生きているうちに、こういった光景を目にすることがあるとは、
思いもよらないことでした。
アトリエのお人形たち、やはり、心配でした。
15日未明、見に行きますと、ここにも信じられない光景が。
あっ、もちろん停電ですよ。
下の写真の、飾り棚は、超重たい注文家具です。
さすがにこれは移動していませんでしたが、
引き出しの上の棚部分に、わたくしの特別な子が、2体立たせてあったのです。
14日、アトリエを去るとき、
「地震があったら、落ちるだろうな・・・・・。」
と思いながらも、そのまま、帰ったのでした。
そして、あの地震だったので、真っ先にこの2体はもうだめかも知れないと、思ったのです。
下の写真の中央に見えているのが、その奥に配置していた食器棚の下部分。
左隅に写りこんでいるのが、その食器棚の上に載せてあった上部分。
大型の家具なので、上下2パーツに分かれているものなのです。
おそらく、さきに転落していたであろう2体のお人形の上に、この食器棚のうえ半分が落ちてきて、載っていたのです。
棚の扉の蝶番(ちょうつがい)からはずれ、ガラスもこなごな、木枠も壊れ、
下敷きになった食器セットも、全滅。
その棚の右下にドールスタンドが刺さっているのが、ご覧いただけますでしょうか。
棚の下から、2体のお人形の顔が半分だけそれぞれ覗いていました。
顔の上には、もろに棚がのっかています。
ダメかな、と思いながらも一人では救出ができませんので、
主人の帰宅を待ち、力を合わせて救出しました。
その2体というのが、このブリュジュンです。
むかって左は、福岡の個展の時の、ポストカードのモデルです。
ヘッドはヴァージニアラボーナのモールドです。
まだ組み立てていないビスク製のボディーパーツは、
棚が倒れ、たくさん損壊しましたが、(かなし~~~い)
このお子達は、シュヴロボディーなので、さいわいビスクハンド ・ショルダーも割れないですんだのかも知れません。
でも、顔の上に、棚が載っていたにもかかわらず、
ほかの食器は大破してこなごななのに、
割れないで頑張っていてくれたって、ものすごいことだと思うんです。
このとき、諦めて救出していなければ、28時間後のさらに大きな本震には、耐えられなかったことでしょう。
「本震のまえに、保護しておいて、よかった~」
わたくしはいつもお話していますように、
自分の作ったお人形たちに、魂は込めません。
お人形をお迎えくださったお方のために最後のお仕事を残してあるのです。
わたくしは、人形の製作を楽しみ、製作という行為にたいしては、
真摯でひとかたならぬ情熱を持っていると自負する者ですが、自分が愛玩する目的でもってお人形を製作しているわけではないからです。
魂をこめるのは、お人形をお迎えくださったお方がなさることだと感じているのです。
気に入ってくださり、手元に置き、名前をつけ語りかけ、ともに暮らしてくださる事こそが魂をこめるということであり、
愛情を傾けられることによって、そのお人形は完成するような気がするのです。
2体とも、いつもより、硬く強い表情をしているように感じるのは、気のせいでしょうか。
もう暫らくしたら、もとの穏やかなお顔にもどると思います。
人吉のひな祭りに参加したうちの、特別な子達だけ数体を、
このアトリエに持ち帰っていたのです。
えっ、あとの200体はどこにってですか。
じつは、昨年5月の展覧会のあと、常設展示場に運び込んであるのです。
展示場の件も、準備が整いましたら、またあらためてお知らせしたいと思います。
さてさて、次にご覧いただきたいのは、モールドの保管庫の様子です。
14日の前震の直後に確認した時は、頑強な作り付けのステンレスの棚に、綺麗に整列していたのです。
なので、たとえ余震がきたとしても、大丈夫でしょうと油断してしまいました。
翌15日は、割れたものなどの片付けに追われていましたし。
ところが、16日夜本震でこんなことに。
人形を製作なさる方々は、想像だにしたくない恐ろしい光景 (笑) だと思います。
それでも、グリーンウェアを並べるためのダンボール箱や、木箱が下に積んであったので、それらのお陰で少しは衝撃が緩衝されたと思います。
ミレットボディーの、足
昨年買ったばかりのP1Dのヘッドモールド
(あこがれのシュミットに似ていて、まだ1つも作っていませんでした。)
18cmサイズの、ドイツのワンク社の、QPちゃんの、ハンド
などなどが破損し・・・・・もう手に入りませんし、もう作れないと思うと、作品が壊れるより辛いものがあります。
さてさて、アトリエ2階の人形棚の一角に、近作が並んでいます。
この子達も、もう余震は大丈夫でしょう、ということで、
昨日起こして並べてあげました。
このグーグリーの左右に立っているのが、最近作です。
右のゴーチェが完成し、写真をアップしようと思っていた晩に前震があり、
アップが遅れてしまいました。
左は、ちむりんさまからいただいたグリーンウェアで作ったスタイナーです。
本震後に、せっせと作り上げましたよ~。
次回はゴーチェからご紹介できたら、と考えています。
本日は、これまでにない長文をお読みくださり、まことにありがとうございました。
まことに勝手ながら、暫らくはお返事もできないことと存じますので、
コメント、いいねを、閉じさせていただきたいと思います。
でも、皆様が、お越しくださるのは、とってもとっても嬉しいんです。
どうか、また遊びにいらしてくださいませね。
ベベタビト。^^。
14日以降の地震で、何度もパソコンの電源が切れ、デスクトップも本体もたびたび倒れたため、暫らくはパソコンを触る気持ちにも、なれませんでした。
でも、ご安心ください。
元気にしておりましたし、今日、やっとガスが使えるよう復旧し、
お風呂に入れるようになりました~~~。
我が家は、井戸を掘っていますが、停電になると、ポンプの汲み上げができませんので、断水になります。
(そんな事態に備え、上水道も一応ひいてはおりますが)
今回の地震では、熊本市内全域の断水が長らく続いたのですが、我が家の地域は電気の復旧が比較的早くできたため、水不足で困窮したのは、2日間ほどですみました。
(いまだに、断水、停電、ガスなしの地域もあります・本当にお気の毒です)
天災で水が出ないということは、先が見えないので本当に心底不安なものなんです。
町内で、井戸を掘っているのは、我が家だけです。
断水の間、ご近所の皆様に声をかけ、井戸水を提供できお役に立てたことは、とっても嬉しいことでした。
今日は、震度4は1度しかなかったので、もうそろそろ、大丈夫でしょうという気持ちになり、
アトリエの床やテーブルに安置 (放置ではありませんよ~)
したままだったお人形たちを、やっと元の場所に戻しました。
椅子から落ちたりしていましたが、棚から転げてはいませんでした。ほっ
ね、ドナミュアのエマちゃんを囲んで、いつものように。
14日深夜は、
震度6・7が、30時間以内にもう一度くるなんて、想像だにしていなかったのですが、念のため、
ちむりんさまからいただいた、お守りのように大切にしているとってもお気に入りのミニバンたちも、前震の日のうちに、保護しましたよ。
こうして、闇夜のなか、とりあえずアトリエのお人形たちはこれ以上の被害のないよう保護しておきました。
前震の翌々日16日の深夜1時過ぎに、本震が再来したので、
「前震の日のうちに、保護しておいて、よかった~」と、しみじみおもいました。
あの、大揺れのなかで、ですよ(笑)。
普段はこのように、ガラスの扉は閉じています。
なのに、14日、扉が開き、2体は床に転げていました。
でも、大丈夫。
壊れていませんでした。^^。
ね、みんな無事でした。^^。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
と、ここまでは、昨日書きました。
長くなりますが、引き続き、おつきあいいただけますでしょうか。
熊本地方、今日は、震度3が、4回です。
震度3程度ですともう、慣れっこです(笑)。
一日中、揺れてますから。
14日夜9時頃、震度6の揺れがあり、
食器棚はシステムキッチンなので倒れなかったのですが、食器類は、大半割れました。
冷蔵庫も冷凍庫も、全面開放~、中身崩落~!
うちじゅうの棚も、倒れるか、引き出しや扉が全開。
生きているうちに、こういった光景を目にすることがあるとは、
思いもよらないことでした。
アトリエのお人形たち、やはり、心配でした。
15日未明、見に行きますと、ここにも信じられない光景が。
あっ、もちろん停電ですよ。
下の写真の、飾り棚は、超重たい注文家具です。
さすがにこれは移動していませんでしたが、
引き出しの上の棚部分に、わたくしの特別な子が、2体立たせてあったのです。
14日、アトリエを去るとき、
「地震があったら、落ちるだろうな・・・・・。」
と思いながらも、そのまま、帰ったのでした。
そして、あの地震だったので、真っ先にこの2体はもうだめかも知れないと、思ったのです。
下の写真の中央に見えているのが、その奥に配置していた食器棚の下部分。
左隅に写りこんでいるのが、その食器棚の上に載せてあった上部分。
大型の家具なので、上下2パーツに分かれているものなのです。
おそらく、さきに転落していたであろう2体のお人形の上に、この食器棚のうえ半分が落ちてきて、載っていたのです。
棚の扉の蝶番(ちょうつがい)からはずれ、ガラスもこなごな、木枠も壊れ、
下敷きになった食器セットも、全滅。
その棚の右下にドールスタンドが刺さっているのが、ご覧いただけますでしょうか。
棚の下から、2体のお人形の顔が半分だけそれぞれ覗いていました。
顔の上には、もろに棚がのっかています。
ダメかな、と思いながらも一人では救出ができませんので、
主人の帰宅を待ち、力を合わせて救出しました。
その2体というのが、このブリュジュンです。
むかって左は、福岡の個展の時の、ポストカードのモデルです。
ヘッドはヴァージニアラボーナのモールドです。
まだ組み立てていないビスク製のボディーパーツは、
棚が倒れ、たくさん損壊しましたが、(かなし~~~い)
このお子達は、シュヴロボディーなので、さいわいビスクハンド ・ショルダーも割れないですんだのかも知れません。
でも、顔の上に、棚が載っていたにもかかわらず、
ほかの食器は大破してこなごななのに、
割れないで頑張っていてくれたって、ものすごいことだと思うんです。
このとき、諦めて救出していなければ、28時間後のさらに大きな本震には、耐えられなかったことでしょう。
「本震のまえに、保護しておいて、よかった~」
わたくしはいつもお話していますように、
自分の作ったお人形たちに、魂は込めません。
お人形をお迎えくださったお方のために最後のお仕事を残してあるのです。
わたくしは、人形の製作を楽しみ、製作という行為にたいしては、
真摯でひとかたならぬ情熱を持っていると自負する者ですが、自分が愛玩する目的でもってお人形を製作しているわけではないからです。
魂をこめるのは、お人形をお迎えくださったお方がなさることだと感じているのです。
気に入ってくださり、手元に置き、名前をつけ語りかけ、ともに暮らしてくださる事こそが魂をこめるということであり、
愛情を傾けられることによって、そのお人形は完成するような気がするのです。
2体とも、いつもより、硬く強い表情をしているように感じるのは、気のせいでしょうか。
人吉のひな祭りに参加したうちの、特別な子達だけ数体を、
このアトリエに持ち帰っていたのです。
えっ、あとの200体はどこにってですか。
じつは、昨年5月の展覧会のあと、常設展示場に運び込んであるのです。
展示場の件も、準備が整いましたら、またあらためてお知らせしたいと思います。
さてさて、次にご覧いただきたいのは、モールドの保管庫の様子です。
14日の前震の直後に確認した時は、頑強な作り付けのステンレスの棚に、綺麗に整列していたのです。
なので、たとえ余震がきたとしても、大丈夫でしょうと油断してしまいました。
翌15日は、割れたものなどの片付けに追われていましたし。
ところが、16日夜本震でこんなことに。
人形を製作なさる方々は、想像だにしたくない恐ろしい光景 (笑) だと思います。
それでも、グリーンウェアを並べるためのダンボール箱や、木箱が下に積んであったので、それらのお陰で少しは衝撃が緩衝されたと思います。
ミレットボディーの、足
昨年買ったばかりのP1Dのヘッドモールド
(あこがれのシュミットに似ていて、まだ1つも作っていませんでした。)
18cmサイズの、ドイツのワンク社の、QPちゃんの、ハンド
などなどが破損し・・・・・もう手に入りませんし、もう作れないと思うと、作品が壊れるより辛いものがあります。
さてさて、アトリエ2階の人形棚の一角に、近作が並んでいます。
この子達も、もう余震は大丈夫でしょう、ということで、
昨日起こして並べてあげました。
このグーグリーの左右に立っているのが、最近作です。
右のゴーチェが完成し、写真をアップしようと思っていた晩に前震があり、
アップが遅れてしまいました。
左は、ちむりんさまからいただいたグリーンウェアで作ったスタイナーです。
本震後に、せっせと作り上げましたよ~。
次回はゴーチェからご紹介できたら、と考えています。
本日は、これまでにない長文をお読みくださり、まことにありがとうございました。
まことに勝手ながら、暫らくはお返事もできないことと存じますので、
コメント、いいねを、閉じさせていただきたいと思います。
でも、皆様が、お越しくださるのは、とってもとっても嬉しいんです。
どうか、また遊びにいらしてくださいませね。
ベベタビト。^^。