ここ二週間ばかり、べらぼうが暗くて暗くて
だって、浅間山の噴火以来、米がなくて、
足抜けまでして一緒になった、侍と女郎カップル
地べたを這いずって、
しかもその情けのせいで、いたいけな赤子とともに、
実際は同じ仲間であるはずの、助けられていた感謝されて当たり前の
自分の赤ちゃんにまで乳を与えてもらったくせに
妬み嫉みと欲で、鬼になった男に、殺されてしまうという…
なんとも救いのない話
私的には、これから松平の世になったら、蔦重たちもっと迫害されて
つまんない世の中になるにちがいないし、
一橋治済ももう、生田斗真どんだけなんよ、っていうくらい気持ち悪いし
松平定信はどんだけ黒ゴマパフォーマンスで、自分のことしか考えていないのかっちゅう…
つまりさー政治家ともあろうものが
民のことを考えなかったら、その時点でダメでしょ。
で、どんどん暗くなる予感しかなかったのだけど
脚本家さん、ありがとう。
今回、素晴らしかった。
エンタメで、
歌ったり、踊ったりで
人の心を動かす、
まず、目を奪う。
今回、最悪コンビ一橋と松平も
この二人の蜜月も、続かないなぁ~って感じむんむんで、
溜飲下がった。
老中の首座ならうける、という超ずうずうしい松平に、
一橋が田安10万石を差し出せ、って。ふふ
どんな世になっても蔦重は負けない。
そして、美しい歌麿の絵
懸命に生きて死んでいく小さなものの命を
ありさまを映した、歌麿の絵は
ちゃんと出版されてるんですよね。
もしどこかで、それを見ることができたら、ぜひ
命の輝きを持ったその美しい絵を
見てみたいです。