以前これで、朝井リョウについて書きましたが…
大評判のインザメガチャーチ、(大阪行った時も、大量に平済みされてました)
実際図書館で、35人待ちなので、まだ私の順番はきてません。
が、私にこの本を教えてくれた友人が、貸してくれまして…
やっと読むことができました。
いやいや、朝井リョウは面白いわ。
昭和のフィクサーとかもリクエストして借りましたが、全然読み進められなかった…💦
今一回読んで、とても長い本なので、もう一回きちんと読みたいと思っているのですが
とりあえず、一回感想を書いておこうかな、と思いまして。
以前も、朝井リョウの爽やかさに、びっくり、と書きましたが
この爽やかさ、という、私の感想、
それにはいろんな意味がありまして、とりあえず爽やか、と表しましたけど
つまり、これは根底に何か純粋な物を持っている、人はこんなにも甘い感情を持っている生き物なのだ、と彼は書いている…
んー、表現むつかしいけど
つまり、彼の描く人々は、みんな良い人なのですね。良い人、とは違うかな、でもひねくれてはいない、
意地悪じゃない
人を信じたい、愛したい、一人でいたくない、人とつながりたい、人を否定することができない
みたいな。
桐島部活やめるってよ、の時から彼が表したがっているのは
例えば高校生のカースト制で、最下位にいるようなオタクの映画部でも
彼らの純粋な映画愛、つらいことがあったとしても、映画というジャンルを彼らが心底愛することによって
とんなことにも負けない、幸福な瞬間を得ることができる。
そういう物、もしくは場所を持っている人を、実は羨望の目で見てしまう、最上位に属する子たち、
そしてそれを素直に、伝えたがってる優しい子たち。みたいな。
それが爽やかでなくて何であろうか、と思うのであります。
この本は いわゆる推し活について書いているわけですが
この本を貸してくれたコも、すでにそれにのめり込んでると思うのですが
つまり自分の推しを1位にしたい。
この感じ、ほんとホストにのめり込む女子の感情だと思うのですけど
新曲が出ると、売り上げを上げたいから、CD何枚も予約するとか、
スミン、というやつ。ストリーミングを回すのがファンの推し事なのでカムバック期間は、24時間回しっぱなしにするとか…
投票とか…
しかしさー、CDなんていま誰がどこで聞いているのかしら?
私は車にCD聞ける機能をつけてますけど…最近それってオプションでしょ?
しかもスミンできないじゃん?
たまたま、私の推しの八木勇征君のお誕生日が5月6日で、その時渋谷の電光掲示板は勇征君一色になりまして、
おお~すごいわ!と思いましたけど。
そういう光景もこの本に出てきますけども。
アナザースカイで、&TEAMのK君が韓国で練習生みたいなのしてる時に、結果が悪かったりして
落ち込んだり疲弊してる時に、通り道にあったビルの電光掲示板にファンが「K君がんばれ」
って電光掲示板に画像を出してくれて、涙が止まらなかった、って言ってたし、
そういうことを聞くと、ファンが本当に推しの力になっているなぁ、と感じられて、いいなぁ、と思いますけど。
この本の帯に書いてある
「中毒症状がある方が苦しくないのだ、人生は」
というのはほんとにわかります。
人って、孤独で大海原に投げ出されたような気分になるようなときって
まぁ、ありますよね
いつも忙しい忙しい、言ってるのに、
ぽっかり空いた時間。
会いたいと思う友達もいない、家族もうざい、やりたいゲームもないし
読みたい本もない…
ほんとうにやりたいことなんてないし、
会いたくてたまらない人もいない
もしこれが続くのだとしたら、本当に怖い。
時間が過ぎていくのも怖い、でも、私は一体何がしたいんだろう?って思う時。
しかしこの本の残酷なところは、
視野を狭めて、何かに没頭している幸せな時間は、他人から見ると
滑稽でしかない、ということなんですよね。
もちろん。、他人からどう思われようと、そんなことを気にしてたら何もできないんですけど
私が一番身につまされたのは、
アイドルグループの運営に参画することになった、50前の男なんですけど
この人の、(朝井リョウの本に登場する人はみんな純粋説)今何かをしておかなければ
大海原に投げ出されしまうかもしれない、不安。
そして行動してしまうことによって、もっともっと滑稽な大人になってしまうあたり。
あーーーーっ、痛い!
この人は痛い目に合うんだけども、この本の読者は彼のことを笑えないと思う。
私たちは、どこで自分の信仰に気づき、どこでそれを修正したらいいのか?
しかしさー、そもそも修正するひつようがあるのか?
修正することによって不幸になるなら、この人生楽しいことだけして過ごしていたいじゃない?
人に痛いと思われようが、そこで感じた真実を自分の心が真実と思ったのなら
それを疑ってばかりいてどうするんだ、って思ったりもする。
ただそれに相手がいた場合、
この男の人の、愛情が空回りすることになるのを見るのは、本当にこっちとしては
つらい。
まぁ実際これに登場する人たちはみんなそれぞれつらい人たちなんだけど
若いころはこれだよね、まだまだ生きなきゃいけないのに
じぶんは一体どうしたらいいのか、どうなるのか、この人生の広漠とした広さの中で途方に暮れる。
私も20代の最初のころ、おもってた
恋人とは遊ぶばかりで、ちっとも結婚できなくて、お金もそんなに稼げなくて、親は結婚して早く家を出て行ってほしい、ってのが丸わかりで
もう全然つまらなくて、こんなのがあと何十年も続くなんてなぁ~って思ってた。
今となってみれば、人生はこんなに短いのにね。
笑えるわ。
しかし、いまの推し活って、こわ。
まったく、ありとあらゆるところにお金かかるのね。
まずファンクラブ、年会費とアプリ費用、そのうえ推しのメール貰ったりするのにまたお金かかるし
ライブ行くなら、チケット代、良い席ほしかったらプレミア代、グッズ代
遠征知るなら交通費とホテル代
どっかで活躍してるの見ようにもTVのCS契約しないと見れないし、
なんかのイベントの配信代。
TIKTOKで画像作ろうと思ったら、アプリ代
過去の映画とか見たかったら、映画配信サイトの契約代
音きくにも、配信サイトのサブスク代
マジで私の推しがいまいちブレイクしないのは、ちまちま有料TVに出てるからじゃないの?
地上波は旧ジャニーズのものなんですかね?
いやいや、おばちゃんはわかりますよ、だけどさー、
若い子は、今恋愛真っ盛りにいてる子たちは、ここまで、
推し活にお金かける?
実際、推し活どころじゃないでしょ。
興味の中心は彼氏でしょ?
そのあたりがわからない。
だらだら書いていたら、長くなって終わらなくなってしまった。
とりあえず、一回アップします。
また、書きます。