今月19日から台湾の学生を中心とした若者達が台湾立法院(国会)占拠しています。
日本のテレビでは殆ど放送されないので、多くの日本人はロシアのよる
クリミア制圧やマレーシア航空の謎の事は知っていても、たった3時間
足らずで行ける、そして台湾旅行を経験して「台湾が大好きになった」
方でもこの歴史的な事件を御存知ない方が殆どでしょう。


         公民行動影音紀錄資料庫さんより
         

        【概要は永山英樹さんのブログをご覧ください】
        
        台湾は日本の生命線!




私は2012年の台湾総統選の民進党陣営を応援する台湾人の方々の応援に行かせて
頂いたのですが、その時の感想は日本も台湾も政治に対する意識は殆ど変わらない
という印象でした。
日本にいても、もっぱら交流をもつのは同じ価値観・思想を持つ人達ですし、SNSや
Twitterもどうしても居心地のいい近い考えの人との相互フォローに偏りがちになっ
てしまします。

そして
それは台湾でも同じでした。何か所かの選挙区の候補者の近くにいれば支持者はその
候補者の幟をバイクの後部にたなびかせながら走り、練り歩き(台湾はバイクの行列)を
すれば楼の近くで派手に爆竹が鳴り響き、歓声が上がり、そういった仲間の中にいる
と台湾全土が総統選一色に染まっている様な感覚に陥ってしまうのです。

しかし、一旦食事を取ろうと西門(台湾の原宿・青山みたいな場所)辺りに移動すれば、
もうそこは選挙とはなんら関係のない無関心な、今日~明日の自分の足元しか見えて
ない人が殆どになってしまうのです。少し離れた席に座っている若者が同じ民進党の
うちわを持ってるのに気づき、手を振ってくれるくらいのものです。

しかし、今回の立法院の占拠は無関心な若者の心にもきっと国民党の民主主義とは
程遠い傍若無人ぶりに気づかせてくれたはずです。今現在は20日付けの永山さんの
ブログ記事の人数を超えてもっと多くの人が立法院近くで事の成り行きを見守ってい
るはずです。
今日は雨…台湾は暑いイメージがあるでしょうが、3月4月の天候はまだまだ不安定
です。外は寒く、立法院の中は冷房も切られ、空調が最悪かもしれません。
今の所大きな暴動にもなっていないようです。4人の抗議側の人の逮捕と警察官が何
名か怪我をなさっているようです。

笑っちゃいけない笑える話は、こんな熱い抗議の最中でも、ゴミを片付ける若者がい
て、習慣はこんな大事の時でもついつい出てしまう物なのか…と微笑ましくもあります。

台湾に一度でも行った事のある方ならおわかりでしょうが、何といってもこの麗しの
島の魅力は人間です。方向音痴の私は幾度となく台湾人の親切に助けられました。
乗車もしないタクシーの運転手さんに道を聞けば、明後日の方向に歩いて行く私を、
自分の車を放置してまで追いかけて来て案内して下さったり、会ったばかりの日本人
をタダで泊めて下さったりそれは日本人以上の親切心です。

アジアは悔しいですが、欧米諸国に比べまだまだ貧しい国も多々あります。
ですが、台湾は違います。一人当たりの収入は日本よりも低いかもしれませんが、
小さな子供が花を売りに来たり、勝手に車のフロントガラスを磨きにきたりする様な
事もありません。
それは台北だけではなく台中・台南に行っても同じです。田舎に行けばバスの本数は
少なくなり、舗装されていない道があったり、ステテコでオジサンがあるいてたり…。
ほら、日本と同じでしょ?

北京語が公用語となっている台湾では台北で台湾語を使うと田舎者扱いされ、台中や
台南で北京語を話すと、「気取った奴!」と思われるのだそうです。東京で東北弁で
話せない東北人いるでしょ?、大阪に来て東京(横浜弁)で「~~~じゃん」って
言ったら大阪人は気取ってるって思うでしょ?
そういう所、捜すと日本ととても良く似ています。
            
            高雄からも応援
            

少し脱線してしまいましたが、今回のサービス貿易(服務貿易=服貿)協定は台湾
経済にとって不利益だと言う事と、将来的に台湾の民主主義が中国の共産主義に同
化されてしまうのでは?という危機感からと、そして憶測ですが、このタイミング
でロシアによるクリミアの制圧も後押しになったのでは?と考えています。台湾を
国として建国するという考えとは又違うものかも知れません。
しかし、これはやはり台湾は台湾国として建国するべきだと台湾人自らが立ち上が
る契機になればと願って止みません。契機…いや、正に好機として捉えたい。

愛する台湾と台湾人が立ち上がるなら、戦後台湾を宙ぶらりんにしてしまった私達
は台湾への協力を惜しみません。

「お前は日本人だろ?」と聞かれて腹が立たないのと同じで「お前は台湾人だろ?」
と聞かれ腹を立てる台湾人はいないでしょ?それは私達はそれぞれ、台湾人、日本
人である事を誇りに思い、悪意のある相手から言われたとしても意にも返さない共通
のプライドがあるからです。
中国人に「小日本人」と言われようが、欧米人に「YELLOW MONKEY」と言われようが、
一度も頭に来た事はありません。

     

     相変わらず日本もマスコミは報道しませんね。
     ニコ生【株式会社ニワンゴ】に感謝状送りたい気持ち

     
      ☆経緯が分かりやすいリンク☆

3年前の3月11日私は新潟にいた。いきなりアスファルトの道路が波打って、
阪神大震災の時のつき上げるような衝撃とは違う恐怖を味わった。余震の
合間をぬって少しづつ車を進めていた。この時まだ東北があんな壊滅的な
被害が生きた事を知らなかった。

2年前の3月11日午後2時46分は東海道新幹線の車中だった。居ても立っ
てもいられず、車両の進行方向の一番前に行き同じ車両の人に一緒に黙祷を
捧げるお声かけをした。万席の車両の中が一分間静寂に包まれて北に進む新
幹線の一車両が祈りで満たされた。

1年前の3月11日は仕事をしていた。その時刻になって私は一人で席を外して
階段の踊り場で祈りを 捧げた。

そして今年の3月11日も日本中で2万人以上の犠牲者、御遺族、行方不明者、
荒れた沿岸の風景を思い皆がそれぞれの場所で黙祷を捧げた。

黙祷、その1分間は人それぞれだろう。
一瞬にして命を奪われた犠牲者の方々の霊を慰める人。
1日も早く復興を果たして元の東北に戻れる様にと願う人。
親を亡くした子供達が悲しみから立ちあがって元気に育ちますようにと願う人。

日本だけじゃない。海外からも犠牲者の方々、そして日本の復興の為に祈りを
捧げて下さる方は3年経っても存在する。忘れないでいて下さるのだ。


日本の為に祈る

日本のために祈る。 @irenissさんのtwitterからお借りしました。




そしてこの日の祈りは思想の違いなど関係ないはずだと本当は信じたい・・・
だが、そうでもない輩が少人数であっても存在するのもこの国の真実である。


反天連(反天皇制運動連絡会)に抗議

天皇陛下を国家元首とする皇国の国で誰もが祈りを捧げる厳粛な時間にこの様なデモ
を平気で行う輩に対して北朝鮮で金正恩に同じ事を一度やってみせて欲しい。たちまち
公開処刑になるのは間違いない。日本人として国家元首を侮辱される事は日本を、日本
人全てを侮辱されている事なのだから、これに対して抗議する事がヘイトスピーチ・ヘ
イトクライムと言うのであれば、さて…一体これからどうする?
さて、阿里山を後にし、おまけ旅行の最終目的地の「關子嶺温泉」に移動です。阿里山バスターミナルから嘉義を目指します。
本当は阿里山森林鉄道で移動したかったのですが、事故からの復旧の目途が立たずまたもやバスです。

嘉義からは嘉義客運(嘉義駅から5分)で白河経由関子嶺行きというバスに乗ります。ごくごく普通のバスです。バスに乗ったら、行き先を運転手さんに伝えお金を払ってチケットと交換します。料金はND$88でした。
*日本と比べると台湾は交通費が本当に安いなぁと思いますが、冷静に考えると台湾人の平均年収からするとさほど安い訳でもないですよね。ですからここでも又台湾人の義援金の事を思うと大勢の方が、結構無理をされて日本を応援して下さったんじゃないかと心の中で手を合わさずにはいられませんでした。

さぁ、揺られる事1時間で関子嶺温泉に到着です。何となく温泉街っぽい所で下ろして頂き宿探しです。最近は水着なしで日本の様に裸で入れる温泉も多いと聞いてたのですが、そうでもないようです。
*台湾人って人前で裸になるのは凄く抵抗があるんだそうです。

実は水着って四半世紀以上着てなくてこれからも着る予定がなく買う気もないので何とか水着を着なくてよくって男女別とお部屋にもバスタブがあるコテージ風のホテル「景大渡假荘園」http://www.myspa.com.tw/にチェックインしました。

設備は確かに充実してるし、久々にラグジュアリーな気分に浸る事は出来ましたが、私は少し違和感がありました。何故なら私はバリに来たんじゃなくてあくまでも台湾に来たんですから・・・。
水着になる勇気があれば日本統治時代から続く温泉宿で昭和な日本にタイムスリップするのがお勧めです。泉質も雲泥の差があるようです。

まぁ、それでも大浴場とお部屋のお風呂をたっぷり堪能しキングサイズのベッドを占領して爆睡致しました。
$◎ミラクル9号
  今回の旅行で一番素敵なお部屋でした。


【1月12日】
充実のバイキングの朝食を堪能しホテルの方にバス停まで送って頂き、嘉義駅まで乗り飽きた感が否めないバスで移動です。
実はこの3日間のおまけ旅行中も心の中は選挙の事で頭がいっぱいだったのです。選挙中はどんな観光地にいっても選挙のポスターや幟が目につくし、新聞もTVも選挙のニュースだらけで…。これが直接選挙なんだ!と選挙権の無い私まで熱くなってました。
こんな時に観光するんじゃなかった・・・。

というわけで世界でも珍しい泥温泉で泥を体中にこれでもか!と言う程塗りたくって美人度もアップさせ、早々に台北に戻りました。
早々…と言う事はそう!台湾新幹線に始めて乗りました!

$◎ミラクル9号
 嘉義から台北までの新幹線の切符

嘉義の駅から新幹線に乗れる駅までは結構距離があるので本当はバスで移動するのがいいんだと思うのですが、もう早く台北に戻りたくてタクシーで新幹線の乗れる嘉義の駅まで移動し(taxiの運転手さんには「新幹線」と言えばなぜか通じました)*豚のT-シャツを着ていたので運転手さんがその日の蔡候補が掲載されてる新聞を全部下さいました。何故か、顔に書いてあるわけでもないのに緑陣営を指示してる方とばかり知りあってしまうんです。

台湾の新幹線は日本と全く快適度は同じです。切符の買い方も同じ。自販機の表示もほぼ同じで何も不安はありません。中文表示ですがクレジットカードとか現金とか何となく解ります。ネット予約とかしなくもハイシーズンで無い限り無問題です。・・・多分。

夕方には台北に着きおまけ旅行の前に直接予約していたホテルにチェックインし、この日は溜まりに溜まった洗濯物をホテル近くのコインランドリーまで洗濯し極めて台湾らしい夕食を取って夜遊びし、明日からの決選に備えたのでした。

*豚のT-シャツ:今回の民進党のイメージキャラクター的存在の三匹の子豚をプリントしたシャツ。
        詳しくはこちら→http://sankei.jp.msn.com/world/news/111118/chn11111817040004-n1.htm