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特別捜査密着24時 番外編です!!

これからプレイ予定の人はバックしてくださいっ( ̄* ̄ )


今回も"櫻井あず"でレポしてまいります!!


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あず 『あ、天王寺さーん!こっちこっち』


待ち合わせの公園で、歩いてきた天王寺さんに向かって手を振る。


天王寺 『おー。早いやん。お前、そんなに俺に早く会いたかったんか』


あず 『そ・・・・そういう天王寺さんだって、10分前ですよ、まだ』


天王寺 『・・・・・・』


あず 『アハハ・・・・天王寺さん』


私はおもむろに天王寺さんに向き合った。


天王寺 『・・・・な、なんやねん。急に改まって・・・・』


あず 『・・・・コレ』


紙袋を差し出す。


天王寺 『?』


あず 『ちょっと遅くなったけど、誕生日プレゼントです』


天王寺 『・・・・・・』


天王寺さんは驚いたように目を丸くして・・・・


あず 『わっ!』


天王寺さんは何の前触れもなく、ギュッ、と私を抱き締めた。


天王寺 『めっちゃ嬉しい』


あず 『え、まだ中身見てない・・・・』


天王寺 『関係あらへん。プレゼントが巨人グッズでも、あずの気持ちさえ入ってれば嬉しいに決まってんねん』


あず 『ええ・・・・ホントに巨人グッズでもいいんですか?』


天王寺 『そ、それは・・・・』


あず 『どもった・・・・』


天王寺 『・・・・アホ』


あず 『ハハ』


天王寺 『開けてみてもええか?』


あず 『・・・・いいけど、あんまり期待しないで下さいね。たいしたものじゃないから』


天王寺 『まさか巨人グッズ・・・・』


あず 『アハハ、だったりして』


天王寺 『これが巨人グッズやったら、今夜覚えとけよ。寝かしてやらへんからな』


あず 『巨人グッズじゃなかったら?』


天王寺 『・・・・寝かしてやらへん』


あず 『どっちでも変わんないじゃないですか・・・・』


天王寺 『気持ちが違う。お仕置きか、ご褒美かや』


あず 『うわぁ・・・・天王寺さんが京橋さんみたいなこと言った・・・・』


ゴソゴソ、包装を解く音が聞こえる。


天王寺 『うおお・・・・!ゴールデントラッキーやん!!』


あず 『お財布か時計もいいかなと思ったんだけど、時計は先輩に貰った大事なのだし、お財布は夕子ちゃんに貰ったヤツでしょ?だから・・・・それ持ってないって言ってたし』


天王寺 『あず・・・・さすが俺の女や!』


あず 『ふっふっふ』


天王寺 『あれ。なんやこれ?』


あず 『オマケのガトーショコラです』


天王寺 『手作りなん?』


あず 『・・・・そりゃあ、一応』


天王寺 『ご褒美、やらなあかんな』


あず 『今夜?』


天王寺 『今夜も・・・・今も』


あず 『・・・・・・』


見つめ合うと、なんとなく顔が近付いて・・・・

どちらからともなくキスをする。

触れるだけの軽いキスが、ちゅっと音を立てて離れていく。


あず 『・・・・へへ』


天王寺 『おおきに』


微笑みで返すと、天王寺さんはそっと私の頭を撫でた。









あず 『カキーン!!』


叫びながら、私はバッドを思い切り振り切った。


天王寺 『どう見ても当たってへんぞ。なにがカキーン、やねん』


あず 『・・・・野球はやったことないんですよ。何しろ私、女子ですから』


誕生日記念デートということで、私たちは天王寺さんのリクエストでバッティングセンターに来ている。


あず 『エイッ!!』


天王寺 『・・・・下手すぎるやろ』


あず 『・・・・ま、まだまだ。ウォーミングアップみたいなもんですから』


天王寺 『何がウォーミングアップや。やったことない奴が、自己流でできるようになるわけないやろ!』


あず 『で、でも、ウチにバッドあるし。バッド振ったこともあるし!』


天王寺 『は?女の一人暮らしの家になんでバッドなんてあんねん』


あず 『え、防犯用です。何かあった時に、撃退できるでしょ。素手なら犯人に負ける気はしないけど、凶器を持ってたら危ないじゃないですか』


天王寺 『・・・・た、たくましいな』


あず 『そんなことないです。か弱い乙女ですよ』


天王寺 『どこがやねん!』


あず 『なんでもいいから、早くか弱い乙女に教えてくださいよ。ねっ!』


天王寺 『ええか。まず、立ち方が違う。バッドもそうやって持つんやない』


天王寺先生のバッティング講座が始まった。









あず 『やった!またホームラン!ねえねえ天王寺さん?見てました?今の見てました?』


天王寺 『・・・・・・』


あず 『いやー、楽しいですね。野球!』


天王寺 『ちょ、調子に乗んな。実際の試合はこんなもんやないからな』


あず 『おお。ファーッ』


天王寺 『それはゴルフやろ』


あず 『ねえねえ、勝負しましょうよ』


天王寺 『は?』


あず 『焼肉食べ放題を賭けて!』


天王寺 『お前なんか、相手になるわけないやろ』


あず 『やってみなきゃ分かんないじゃないですか』


天王寺 『ナイナイ』


あず 『・・・・とかいって、負けるのが怖いんでしょー?』


天王寺 『アホか!・・・・やったるわ!俺が勝つ!』









あず 『ファーッ』


天王寺 『だからそれはゴルフや!』


あず 『あはは。何頼もうかなぁ~焼肉。和牛上カルビでしょ~タン塩厚切りでしょ~』


天王寺 『・・・・・・お、俺はスロースターターなんや!』


あず 『あ、ネクタイも忘れずに食べよう』


天王寺 『・・・・・・お』


あず 『?』


天王寺さんは何かに気付いたように顔を上げると、突然どこかへ歩き出す。

向かう先に視線を走らせると、高校生らしい男子が、しゃがんで煙草をふかしていた。


天王寺 『・・・・オイ』


少年の隣にしゃがむ天王寺さん。


少年 『・・・・なに、アンタ』


天王寺 『煙草はハタチになってからにせえよ』


少年 『・・・・関係ねーだろ』


天王寺 『野球部やろ?』


少年 『何でそんなこと分かるんだよ』


天王寺 『この場所で、その頭見れば猿でも分かるわ』


少年 『・・・・・・』


天王寺 『野球やるなら、煙草はやめとけ。ハタチになってもや』


少年 『関係ねーよ。・・・・もう、野球やめるから』


天王寺 『なんでやねん』


少年 『・・・・監督に口答えしたらレギュラー降ろされたんだよ』


天王寺 『・・・・は?』


少年 『俺、村田より吉沢の方が守備に向いてるし、陰でスゲー練習してるから、変えた方がいいって言っただけだぜ・・・・。村田は監督のお気に入りだから、気に食わなかったんだろうけど。次の日から急に扱い悪くなったから、腹立って、練習何日かサボったら降ろされた』


天王寺 『そんで?レギュラー降ろされたからやめるんか?サボったお前にも責任はあるやろ。その監督もどうかと思うけどな』


少年 『もうやってらんねーんだよ、あんな部活』


天王寺 『甘ったれんなドアホ!』


突然、天王寺さんが怒鳴った。


少年 『・・・・な・・・・』


天王寺 『勝負や!』


少年 『・・・・は?』


天王寺 『俺と勝負せえ』


少年 『・・・・何言ってんだよ、アンタ』


天王寺 『120km、20球で勝負や!フライとゴロは打数にカウントするで』


少年 『な、なんでだよ!』


天王寺 『俺が勝ったら、お前は野球部に戻る。お前が勝ったら、俺はもう何も言わん』


少年 『意味ワカンネ。俺帰・・・・』


天王寺 『勝負せんかったら、補導すんで?』


少年 『はぁ!?なんの権利があって・・・・』


天王寺 『だって俺、刑事やもん』


少年 『・・・・え』


天王寺 『とっとと立て。勝負や!』


少年 『・・・・・・』


少年は無言で立ち上がった。