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特別捜査密着24時 番外編です!!
これからプレイ予定の人はバックしてくださいっ( ̄* ̄ )
今回も"櫻井あず"でレポしてまいります!!
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天王寺 『櫻井はアレやろ、夏休みはバイキング方式のビアテラスとかで食道楽やろ』
浅野 『3食全部バイキング』
八千草 『きっとデザートもですね!』
あず 『失礼な。私だって食べることばっかり考えてるわけじゃありません!』
桐沢 『そうなのか?』
あず 『・・・・・・映画とかコンサートとか・・・・色々あるじゃないですか。海とかプールも好きですよ。水着だって今年は新しいの買いました!』
花井 『え』
京橋 『ほう、水着ですか』
あず 『はい、去年行けなかったから今年は行けたらなと思って』
天王寺 『似合いそうやな~、競泳用水着』
あず 『・・・・はい?』
浅野 『Tシャツ短パンで充分』
あず 『あのぅ・・・・』
八千草 『えー、ビキニがいいですよ。健康的で』
京橋 『いいえ、ビキニは露出こそ多いですが、いやらしさがないので退屈です。時代はモノキニでしょう。今年流行だそうですから』
桐沢 『モノキニってなんだ?』
京橋 『前から見るとワンピース、後ろから見ればビキニのように見える水着のことですよ』
桐沢 『へえ。それ買ったのか、櫻井』
あず 『まさか!違いますよ。いたって普通のビキニです。ショートパンツがセットになったヤツ』
花井 『・・・・おい、櫻井』
あず 『はい?』
花井 『・・・・・・』
あず 『・・・・?花井さん?』
花井 『・・・・そういう話は人にするな』
私が首を傾げて顔を寄せると、一沙はほとんど口を動かさずにボソッと囁いた。
あず 『え。でも、買った物の話で・・・・着て見せるわけでもないし。ていうか水着ですよ?下着じゃないんですよ?』
同じくヒソヒソ声で返す。
花井 『もういい。お前は何も言うな』
あず 『ええ・・・・』
京橋 『つまり』
様子をうかがっていた京橋さんが横から口を挟む。
京橋 『花井さんは私たちが櫻井さんの水着姿を想像することすら我慢ならないと、そういうわけですね』
あず 『へ?』
花井 『・・・・な』
浅野 『・・・・別に想像しないのに』
あず 『・・・・・・』
想像なんてしていただきたくないけれど、
そこまで興味を示されないとは、年頃の乙女としていかがなものか・・・・反応に困って考え込む。
天王寺 『一沙は歌だけやなくて中身までジャイアンやな』
花井 『誰がジャイアンだ。大体な、お前らくだらないことばっかり考えてないで真面目に仕事しろよ。櫻井もだ。調書の添付書類に1点不備があったぞ』
あず 『・・・・・・』
八千草 『まあまあ、そういじけないで、あずちゃん。調書さえ終われば、夏季休暇は一沙さんが海かプールに連れてってくれるよ、きっと』
気まずい空気を打開するように、瑛希くんが明るい声を出す。
花井 『誰がそんなところに行くか。俺は静かな場所でゆっくり過ごしたいんだ』
あず 『・・・・・・』
(もー・・・・、そんなにバッサリ切り捨てなくても・・・・)
みんなの前だからと分かってはいるけれど、無論いい気分ではない。
花井 『おい、櫻井。ちょっと来い』
あず 『はーい・・・・』
返事をする声にイジケを交えつつも、私は一沙について隣の2課資料倉庫に向かった。
花井 『添付はそれじゃなくてこっちだ。間違えるなよ』
あず 『うん、ごめんなさい。ありがとう』
花井 『それにしてもお前、夏休み・・・・』
あず 『一沙は私とプールなんか行きたくないんだよね!』
花井 『・・・・おい・・・・』
あず 『気にしないで?私は誰か友達を誘って行ってくるからさ!』
満面の笑みでそう言うと、私は大股で出口へ向かった。
背中に、ちょっとうろたえる気配を感じて、こっそりニヤける。
花井 『・・・・待て、あず』
声をかけられて、おもむろに振り返った。
あず 『なんでしょう?』
花井 『・・・・・・』
あず 『ほら、止めるなら今だよー?プールでも映画でも一沙の家でも、早くデートに誘ってくれないと。男友達に声かけて海行っちゃうかもよー?』
試すような笑みを向ける。
花井 『・・・・お前は・・・・』
一沙は脱力したようにため息をついた。
のんびりした足取りで私の前に立つ。
あず 『どうする?』
花井 『日焼け止め、用意しとけよ』
そう言って、クシャッと私の頭を撫でる。
花井 『いくら性格と腕っぷしと胃袋は強くても、肌は白くて弱いんだから』
あず 『・・・・前半は余計だと思うよ?』
一沙はふふんと不敵に笑って、資料倉庫を出て行った。
"日焼け止め、用意しとけよ"
素直じゃない一沙の、素直じゃない意思表示。
(・・・・ぃやった!)
私は転がりまわりたい気分で拳を握った。
ニヤニヤが止まらない。
花井 『・・・・お、お前ら何やってるんだ!』
ドアの外から、一沙の声。
声 『お前、めっちゃベタ惚れやん!』
声 『意外な真実・・・・』
声 『すごい!一沙さんが負けてた』
声 『櫻井は強いなぁ』
声 『惚れた弱みというやつですね。そして櫻井さんの素肌は白くて弱いのですね』
あず 『・・・・・・』
(・・・・倉庫から出たくない)
私は頭を抱えてその場にしゃがみ込んだ。
夏休み当日。
私たちは、屋外プールに来ていた。
散々からかった後に、こうしてフォローのように4日のうち2日も休みを重ねて取らせてくれるところが・・・・
2課のメンバーのニクイところだと思う。
あず 『よし!』
買ったばかりのビキニに身を包んで、私は鏡の前に立った。
背中で1回結べばOK、という楽ちんなバッククロスビキニだ。
(ちょっと待て。なんか若干緊張してきた・・・・)
定番のサーフブランドの、定番の3点セットだし、大失敗はないはず。
(でも"好みじゃない"とか平気で言いそうじゃない・・・・?まぁ社交辞令で褒められるよりはマシだけど・・・・・・うん、何を言われても受け入れよう)
犯罪現場に踏み込む時より緊張しながら、更衣室を出る。
花井 『・・・・・・』
あず 『・・・・・・や、やぁ!』
花井 『何が"やぁ!"だ。・・・・』
一沙はちょっとしかめ面をして、小さくため息をついた。
花井 『・・・・これを他の男も見るわけか』
あず 『は?誰も見てくれないと思うけど』
花井 『お前はそれでも刑事か?もうちょっと警戒心を持て。危機管理能力を上げろ。男は女を引っかけることしか考えてないぞ』
あず 『いやいや・・・・』
善良な都民になんて酷い言い草。
ナンパ目当てでも来ている男は、わざわざ彼氏連れの私を狙ったりしないし、
女と来ている男は、当然他の女なんか眼中にない。
花井 『俺以外の男は全員性犯罪者と思え』
あず 『ええ・・・・』
花井 『・・・・それが無理なら、俺から離れるな』
一沙はバサッと放り投げるように私の頭にタオルをかぶせて、踵を返した。
あず 『・・・・・・』
花井 『行くぞ』
(一沙・・・・)
あず 『ねえねえ、水着どう!?この水着どう!?』
私はニヤける頬を抑えることもなく、歩き出した一沙に駆け寄った。
あず 『プハ~!』
勢いよく水面に顔を出して、空気を吸い込む。
やっぱり、暑い日にプールは気持ちがいい。
花井 『それにしても、平日なのに思ったより人いるな』
あず 『だよね。夏休み中の学生が多いのかも。やっぱりみんなクーラーより健康的な涼を求めてるんだよね~』
花井 『・・・・健康的でも、えらく不健全だな』
あず 『え?』
周りを見渡すと、抱き合いながら漂流しているカップルの多いこと・・・・
あず 『・・・・・・』
花井 『何考えてるんだ、あいつらは。人前であんなに引っ付いて、恥っていう概念がないのか』
鼻に皺を寄せて言い捨てる一沙。
あず 『・・・・・・』
確かに京橋さんなら"下はどうなっているのでしょう"とか言い出すレベルのいちゃつきっぷりだけど。
(でも、ちょっとうらやましいかも・・・・。ま、あそこまで情熱的なのは無理だけど)
一沙はクールで、人前で密着しようとはしないけど・・・・。
もうちょこっとくらいくっついたって、別に構わないんじゃないかという気もする。
花井 『・・・・あず?』
あず 『ん?』
花井 『何ボーっとしてるんだ』
あず 『いや、羨ましいなと思って・・・・』
花井 『・・・・お前・・・・あれをやりたいのか』
呆れ笑いだ。
まずい。
あず 『い、いや、そうじゃなくて。夏休みが長くて羨ましいってこと!』
花井 『ふーん』
あず 『あ、あはは・・・・。そうだ、波のプール行ってみようよ!』
私は立ち上がって、強引に一沙を促した。