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特別捜査密着24時 番外編です!!
これからプレイ予定の人はバックしてくださいっ( ̄* ̄ )
今回も"櫻井あず"でレポしてまいります!!
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野村 『あとな、花井』
花井 『はい』
野村 『違法カジノの摘発のために、潜入捜査官が必要なんだ、頼む』
花井 『はい』
野村 『ホストになってくれ』
花井 『は・・・・・・え?』
天王寺 『ほ、ホストぉ~!?』
野村 『いやぁ、実はさ~ホストクラブが地下で違法カジノ経営してるんだよ。一課の担当なのに、いざ潜入しようってことになって、浦田と園田が面接受けたんだけどさー』
(浦田さんと、園田さん・・・・)
八千草 『あー・・・・』
浅野 『・・・・不合格』
京橋 『でしょうね』
野村 『で、二課に頼もうってことになったんだよね』
花井 『しかし・・・・なんで俺なんでしょうか』
野村 『えー、だって、他に居ないだろ?天王寺はお笑い担当だし、京橋はドSだし、浅野はしゃべらなし、八千草は年齢確認で引っかかるし、桐沢はニブチンだから無理だろ・・・・』
八千草 『野村さん。僕、22なんですけど』
野村 『あーっと・・・・あれだ、お前は見た目が若くて高校生みたいだし?』
八千草 『あはは。フォローになってませんよ。ガラスのハートが傷つくなぁ~』
野村 『まあ気にするなよ。とにかくそんなわけで、お前しかいないんだ、花井』
花井 『・・・・はい』
野村 『で、あずちゃんはお客さんね』
花井 『え・・・・』
あず 『あ、あの・・・・私、ホストクラブなんて行ったことないんですけど・・・・』
野村 『大丈夫大丈夫』
天王寺 『おい、ホストになるような男なんて、どーせヒョロヒョロのひ弱に決まってる。そんなもやしっ子にこの櫻井を潜入させるやなんて・・・・』
浅野 『羊の群れに狼・・・・』
京橋 『ホストの身の安全が危ぶまれますね』
あず 『あの・・・・ちょっと待ってくださいよ』
花井 『そうだ、俺も反対だ』
あず 『なんでですか?』
花井 『な・・・・・・お、お前・・・・そのくらい、察したらどうなんだ』
あず 『は・・・・?』
浅野 『・・・・鈍い』
八千草 『苦労しますね・・・・一沙さんも』
桐沢 『何の話だ?』
京橋 『ボスには分からないと思います』
京橋さんはニッコリと笑った。
一沙がホストクラブ"Gorgeous"に潜入を開始して一週間。
一沙がある程度店に馴染んできたということで、私が客として行くことになった。
(どうしよう、緊張する・・・・)
深呼吸しながら店のドアに向かう・・・・と、何やら見覚えある顔が目に入った。
(一沙・・・・なんだ、写真か・・・・)
店に向かう通路に、ホスト達の顔写真がデカデカと貼られている。
(・・・・ん?)
一番右にある一沙の写真。
その上には"当店NO.1"と書いてあった。
(は!?ナンバーワン!?早っ!しかも源氏名タケシって・・・・ジャイアンじゃん)
声 『中に入るなら入ってくれない?』
あず 『へっ?』
振り返ると、キャバ嬢と思しき綺麗なお姉さんが立っていた。
キャバ嬢 『邪魔なんだけど』
あず 『あ、すいません・・・・』
なんだかスゴいオーラに気圧されて、道を開ける。
お姉さんは慣れた様子で悠然と店内に消えた。
(・・・・って、見てないで私も入るんだった・・・・!)
よく分からないうちに、茶髪のホストに連れられてボックス席に着く。
ホスト 『ご指名はありますか?』
あず 『あ、えっと・・・・じゃあ、ナンバーワンの人』
ホスト 『タケシですね、お待ちください』
しばらくすると、一沙がやって来た。
花井 『いらっしゃいませ』
そう言って、一沙はほほ笑んだ。
思わせぶりに上がった右眉と、目で、ほんの少し意識を通わせる。
あず 『・・・・よろしく』
(・・・・かっこいいな)
見慣れているはずの胸元も、はだけたシャツの隙間から覗いていると妙に色っぽく見えるから不思議だ。
花井 『で?お前、何飲むんだよ』
他の席に聞こえないように、耳元で囁く一沙。
きっと、はたから見ると甘い言葉を囁いてるように見えるんだろう。
あず 『えっとね、水割り』
花井 『分かった』
あず 『ねえねえ、一沙もうナンバーワンなんだね』
花井 『当たり前だろ』
あず 『"俺を誰だと思ってる"?』
花井 『・・・・・・』
あず 『へへへ。ねえねえ、それより、口説いてくれないの?ナンバーワンホストさん』
花井 『ったく・・・・お前は』
笑いながら、一沙は私の髪に優しく触れた。
花井 『次のデートでは覚えてろよ。そんな余裕な口きけないようにしてやる』
あず 『ええ・・・・それ口説き文句じゃない・・・・』
唇を尖らす。
あず 『聞きたかった・・・・』
花井 『・・・・・・ホストクラブは、キスしてもいいものか?』
あず 『え・・・・それはダメだと思う』
薄暗いけど。
キスをねだってる女性客も、応じてるホストもいるけど。
でも、一応・・・・。
花井 『・・・・チッ』
あず 『!!?舌打ち!?舌打ちした!?』
花井 『・・・・誰がそんな下品な真似するか』
あず 『ええ・・・・したでしょ、今?』
花井 『してない』
ニヤリと笑った一沙の顔が近付いてくる。
あず 『嘘だぁ・・・・聞こえたもん』
(・・・・まいっか)
私はゆっくり目を閉じ・・・・
ホスト 『すいません、タケシさん、ご指名です』
花井 『・・・・・・分かった』
あず 『・・・・・・』
引きつった笑みを浮かべて、一沙は去って行く。
ホスト 『すいません。代わりに俺でもいいですか?レオっていいます。よろしくお願いします』
あず 『・・・・よろしく』
レオ 『もしかして、こういうところ初めてですか?』
あず 『うん、そうなんです。ただ、今日は会社からまっすぐ家に帰るのが嫌っていうか、淋しいっていうか・・・・』
レオ 『ああ、そういう時ってありますよね。俺なんかしょっちゅうで、誰もいない部屋に帰るのが淋しくて、この間ついに猫飼い始めたんですよ』
あず 『猫!いいなぁ』
レオ 『おかげで今はアフターもろくに行かないで家に帰っちゃうんです。売り上げに響いたらどうしよう』
あず 『アハハ』
(なんか、ちょっと瑛希くんみたい。話やすそうで良かった・・・・)
キャバ嬢 『やだぁ、タケシったら!』
あず 『!』
となりのボックス席から弾けるような笑い声が聞こえて、思わず振り返る。
(あ・・・・一沙)
あず 『・・・・・・』
レオ 『あ、タケシさん気に入っちゃいました?』
あず 『え・・・・あ、ごめんなさい』
レオ 『ううん、カッコイイでしょね。今月入ったばかりなんだけど、あっという間にナンバーワンになっちゃったんですよ』
あず 『へえ、そうなんだ?』
レオ 『あのルックスもそうだけど・・・・ホストっぽくないっていうか、インテリっていうか・・・・頭いいでしょ?トークが』
あず 『う、うん・・・・ねえ、どうしてタケシって言うの?』
レオ 『それが・・・・』
突然、薄暗い店の中がチカチカ、けたたましい音楽が流れ始めた。
あず 『・・・・は・・・・? !!?』
なんだかよく分からないけどみんなで歌い出した。
しかも変なダンスまで踊ってる。
あず 『・・・・こ、これ何の儀式・・・・?』
レオ 『シャンパンコールですよ。高級シャンパンを入れてくれたお客様に贈るパフォーマンスです』
あず 『・・・・・・』
酔っ払いの中にあってひときわ調子っぱずれの一沙の歌に、密かに頭を抱える。
乾いた笑いが漏れる。
シャンパンコールが終わって、店が通常の状態に戻る。
レオ 『今の聞いたらわかると思うけど・・・・つまり、タケシさんのタケシはジャイアンのタケシなんですよね~』
レオは声を潜めて、耳元で囁いた。
あず 『やっぱ・・・・じゃないや、な、なるほど・・・・あはは・・・・』
もう一度隣に目を向けると、一沙と目が合った。
あず 『・・・・・・』
花井 『・・・・・・』
一沙は無表情な目をしてフイと目を逸らした。
(当たり前か・・・・違うお客様についてるんだもんね。仕事だもん、しょうがない)
そうは分かっていても、他の女性に笑顔を向ける一沙を見るのは、悲しい気分だった。