特別捜査★密着24時
番外編 湯けむり〇〇事件 天王寺レポです☆
これからプレイ予定の人はバックしてくださいっ( ̄* ̄ )
プロローグはこちら★
::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'
天王寺 『ナニしとんねん。そんなに行きたないんか?』
あず 『ちょ、ちょっと手が滑っただけです!』
チケットをポケットの中にしまおうとする天王寺さんを慌てて止めて、なんとか返してもらった。
天王寺 『だいたい、お前に旅行に行く資格なんかないわ!ボーリングのスコアが四点って、野球のスコアかと思たわ』
あず 『成績は関係ないんです!自分が行けないからって嫉妬しないでください!』
野村 『お~お~、今日も二課は騒がしいなぁ』
天王寺さんといがみ合っていると、機嫌よく野村さんが入ってきた。
いつも以上に上機嫌なその様子に、何か不吉なものを感じた。
それはみんな同じだったみたいで、周りを見渡すといつの間にか私と桐沢さん、そして天王寺さんしか残っていなかった。
桐沢 『よお、やけに機嫌がいいな。狙ってた女でも落とせそうなのか?』
野村 『まあ似たようなもんだ』
にやりと笑って、野村さんは私に近づいて肩を叩いた。
野村 『櫻井、今日は一段とかわいいな。メイク変えたか?』
あず 『いえ、特には・・・・』
野村 『仕事が充実してるってことだろうな。それじゃ、さらに充実させてあげようか?』
あず 『は、はあ・・・・・』
野村 『特命だ。お前には要人警護の任についてもらう』
あず 『え・・・・?』
桐沢 『おいおい、櫻井はいつからSPになったんだ?』
野村 『SPには任せられない仕事でな。櫻井が適任なんだよ』
あず 『あの、その仕事ってどんな仕事なんですか?』
野村 『詳しいことは当日教える』
あず 『当日って・・・・?』
野村 『明日だ』
あず 『ええ?明日ですか?』
野村 『どうした?都合が悪いのか?』
桐沢 『櫻井たちは、明日温泉に行くんだよ。ボーリング大会で優勝したんでな』
野村 『ああ遊びか。それなら、仕事を優先してくれるよな?』
あず 『は、はい・・・・』
(やっぱり、不吉な感じが当たっちゃった・・・・・)
落ち込みながらチラッと天王寺さんを見ると、嬉しそうに笑いをこらえていた。
野村 『警護には二名であたってもらう。櫻井、二課の中から適当にもう一人選べ』
あず 『えっと・・・・・』
私はあえて何も言わずに天王寺さんを見つめた。
天王寺 『な、何やねん!?』
野村 『天王寺、お前がやりたいのか?』
天王寺 『え?ちゃ、ちゃいますよ!別に俺は・・・・!』
野村 『照れるな照れるな。そんなに櫻井に協力したいんなら、天王寺に任せてみるか』
天王寺 『そ、そんな殺生な・・・・・』
野村 『決まりだ。詳細は明日伝えるから、いつも通り出勤してくれ。じゃあな♪』
最後まで上機嫌だった野村さんは、それだけ言って出て行った。
天王寺 『おい!何で俺を選んでくれてんねん!?』
あず 『適当に選べと言われたんで、テキトーに選びました』
天王寺 『このガキ・・・・』
桐沢 『急な仕事だが、まあ、一応上司の頼みだからな。しっかり務めは果たしてくれ』
あず 『はい』
天王寺 『はい・・・・・』
こうして、私の温泉旅行は幻となってしまった。
天王寺さんにはぶつくさ文句を言われたけど、巻き込むことができてちょっと嬉しかった。
翌日、二課には私と天王寺さんだけが来ていた。
私の代わりに浅野さんが温泉に行って、桐沢さんも別の仕事に行っていた。
天王寺 『なあ、二課ってほんまは要らないところとちゃうんか?』
あず 『ですよね・・・・』
二課の未来にちょっと不安を感じていると、野村さんが5歳くらいの子供を連れて入ってきた。
野村 『よお、すまんな、二人とも』
あず 『いえ、職務ですから。その子は誰ですか?』
天王寺 『もしかして、野村さんの隠し子?』
野村 『冗談でもそんなこと言うな。この子は、警察庁長官のお孫さんだよ』
天王寺 『え・・・・・』
野村 『ということで、お前らにはこの子の面倒を一日見てもらう』
天王寺・あず 『ええ!?』
要人警護の仕事とは、子供のお守り。
警察庁長官の孫とはいえ、刑事の仕事とはとても思えない。
当然、天王寺さんは猛反発したけど、野村さんの命令には逆らえなかった。
野村 『そうすねるな。息抜きだと思って、一緒に楽しんでくれればいい』
(本当の息抜きに行く予定だったんですけど・・・・・)
野村 『それじゃ、よろしく頼むな』
軽く手を挙げて、野村さんは二課を出て行った。
天王寺 『冗談やあらへん。どうせ、このお守りは野村さんの昇進のためのポイント稼ぎや』
あず 『でも、もう断われませんよ・・・・』
私は二課をうろちょろしてるその子に話しかけてみた。
あず 『ぼく、お名前は何ていうの?』
サトシ 『サトシ。あんたらの名前は?』
天王寺 『はあ?誰に口利いて・・・・・』
あず 『天王寺さん!』
天王寺 『チッ・・・・』
あず 『私は櫻井あず。このお兄ちゃんは、天王寺豊さんよ。よろしくね、サトシ君』
サトシ 『ふ~ん、あずと豊ね』
天王寺 『呼び捨てすな!敬称つけんかい!』
サトシ 『ケイショーって何だよ、豊?』
天王寺 『このガキ・・・』
あず 『え、えっと、今日は何して遊ぼうか?』
サトシ 『遊園地行きたい!ソフトクリームも!』
あず 『遊園地楽しそうだね!一緒に行こっか』
サトシ 『うん!あずっていい子だね』
あず 『え?あ、あはは、ありがとう』
天王寺 『アカン、何かイライラが止まらへん・・・・』
こうして、私と天王寺さんは、サトシ君を連れて遊園地に行くことにした。