ボルテージさんの恋愛ゲーム【特別捜査★密着24時】
愛する桐沢しゃんの完全レポです。
ネタばれありです!
ネタばれありです!
ついに感動の最終回!!
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車いすの上で、桐沢さんが大きく伸びをする。
テレビは朝から、警視庁幹部の不祥事を大きく取り上げていた。
さっきまで、桐沢さんの病室で二課のみんなと、ワイドショーを眺めていた。
桐沢 『酸欠になるとこだった』
八千草 『確かにあの狭い病室に7人はキツいですね』
花井 『男ばかりでむさくるしい』
桐沢 『ああ、まったくだ』
天王寺 『お、お前、女やったんかっ!?』
花井 『ほ、本当か、櫻井!?』
あず 『いや驚くところじゃないですよね?』
浅野 『知らなかった・・・・』
八千草 『アハハ』
綺麗な空の下、相変わらずの二課のみんな。
八千草 『だって面白いんだもん・・・・』
天王寺 『・・・・こりゃカカア天下やな』
浅野 『完全に』
花井 『結婚してもボスに料理作らせるんじゃ・・・・』
京橋 『ボスの方が上手いですよ、きっと』
あず 『あのー、聞こえてますよ』
桐沢さんと私の”カップルネタ”は完全に定着してしまった。
八千草 『かかあでんか・・・・?』
花井 『妻が主導権を握ってる夫婦のことだよ』
八千草 『へぇ・・・・あずちゃんがボスをリードするのかぁ』
京橋 『リードは・・・・昼は櫻井さん、夜はボスという感じじゃないでしょうか』
天王寺 『なるほど。”恋愛音痴”のボスも、夜ベッドの中では・・・・』
桐沢 『誰が”恋愛音痴”だ!』
あず 『ていうか、下ネタだけは勘弁してください!!・・・・カップルネタなら100歩譲って容認しますから』
花井 『ネタ?』
八千草 『ネタなの?』
あず 『・・・・・は?』
天王寺 『付き合わへんのか?』
あず 『え?』
京橋 『付き合ってるんですよね、ボス?』
桐沢 『いや。付き合ってない』
(そ、そんなハッキリ・・・・)
事実とはいえ、微妙にショック・・・・。
あず 『そうです!ぜんっぜん、付き合ってません』
あず 『あ、あれは・・・・うっかり口が滑ったというか・・・・』
桐沢 『へえ。滑っただけだったのか・・・』
あず 『え?あ・・・。えぇ?』
花井 『ふうん。口が滑っただけか』
天王寺 『なんや、うっかりしただけか』
がっかりしたような表情で、みんなに見つめられる。
あず 『・・・・・・・・』
(なになになになにっ!この空気・・・・!!)
話題を変えなきゃマズイと必死に頭を回転させる。
あず 『そ、そういえば!あの会見で野村さん、嫌そうな顔してましたよね~!』
天王寺 『あ?』
強引に話題を逸らす。
(お願い~、話に乗って!)
天王寺 『ああ!神妙そうにしてたな!あれは傑作やった!』
(ナイス天王寺さん!)
浅野 『野村さんが頭下げるとは』
花井 『こっそり舌出してたかもしれないぞ』
浅野 『ヘン顔かも』
浅野 『ないってこと?』
天王寺 『ひでーな、櫻井』
あず 『いやいやいやいや!』
別の墓穴を掘ってしまったけど、期待通り話題は野村さんへと移った。
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桐沢 『あー、やっぱ外の空気はいいな~』
車いすの上で、桐沢さんが大きく伸びをする。
テレビは朝から、警視庁幹部の不祥事を大きく取り上げていた。
堺警視監の逮捕。
警視庁幹部による謝罪会見は大荒れ。
警視庁幹部による謝罪会見は大荒れ。
一番端の席には野村さんも並んでいた。
さっきまで、桐沢さんの病室で二課のみんなと、ワイドショーを眺めていた。
誰も口を開かないまま。
その重い空気を破るように、桐沢さんが『屋上に行きてーな』と言い出したのだった。
その重い空気を破るように、桐沢さんが『屋上に行きてーな』と言い出したのだった。
桐沢 『酸欠になるとこだった』
八千草 『確かにあの狭い病室に7人はキツいですね』
花井 『男ばかりでむさくるしい』
桐沢 『ああ、まったくだ』
あず 『あ、あのぉ・・・・お忘れかもしれませんが、一応”女”が一人ここにいるんですが』
京橋 『おや。そうでしたね。失念していました』
天王寺 『お、お前、女やったんかっ!?』
花井 『ほ、本当か、櫻井!?』
あず 『いや驚くところじゃないですよね?』
浅野 『知らなかった・・・・』
あず 『浅野さんまで!っていうか、そういうキャラでしたっけ?』
八千草 『アハハ』
綺麗な空の下、相変わらずの二課のみんな。
くだらないけれど・・・この平和なくだらなさが、すごく心地いい。
あず 『瑛希君、笑ってないで助けてくれない?』
八千草 『だって面白いんだもん・・・・』
あず 『・・・・・・』
桐沢 『あーあ、入院なんかしてたら体がなまりそうだ』
あず 『どさくさに紛れて立たないで下さい!けが人なんですよ、一応』
桐沢 『・・・・折れたのはアバラだぞ?なんで車いすに乗る必要があるんだ』
あず 『とにかく安静にしてるのが、入院患者の仕事なんです!』
桐沢 『つーかアバラ骨折くらいで入院しないんだぞ、普通は』
あず 『まあ、普通は銃で撃たれたら、アバラ折るくらいじゃ済まないですけどね~』
桐沢 『・・・・む』
私の背後で、ヒソヒソと話し声がする。
天王寺 『・・・・こりゃカカア天下やな』
浅野 『完全に』
花井 『結婚してもボスに料理作らせるんじゃ・・・・』
京橋 『ボスの方が上手いですよ、きっと』
あず 『あのー、聞こえてますよ』
桐沢さんと私の”カップルネタ”は完全に定着してしまった。
みんなどこまで本気なのか分かったもんじゃない。
もういちいち真に受けて目くじらを立てるのはやめた。
八千草 『かかあでんか・・・・?』
花井 『妻が主導権を握ってる夫婦のことだよ』
八千草 『へぇ・・・・あずちゃんがボスをリードするのかぁ』
京橋 『リードは・・・・昼は櫻井さん、夜はボスという感じじゃないでしょうか』
天王寺 『なるほど。”恋愛音痴”のボスも、夜ベッドの中では・・・・』
桐沢 『誰が”恋愛音痴”だ!』
あず 『ていうか、下ネタだけは勘弁してください!!・・・・カップルネタなら100歩譲って容認しますから』
花井 『ネタ?』
八千草 『ネタなの?』
あず 『・・・・・は?』
天王寺 『付き合わへんのか?』
あず 『え?』
京橋 『付き合ってるんですよね、ボス?』
桐沢 『いや。付き合ってない』
(そ、そんなハッキリ・・・・)
事実とはいえ、微妙にショック・・・・。
あず 『そうです!ぜんっぜん、付き合ってません』
浅野 『でも・・・・好きって言った』
あず 『あ、あれは・・・・うっかり口が滑ったというか・・・・』
桐沢 『へえ。滑っただけだったのか・・・』
片方の眉だけ上げて、桐沢さんが私を睨む。
あず 『え?あ・・・。えぇ?』
花井 『ふうん。口が滑っただけか』
天王寺 『なんや、うっかりしただけか』
がっかりしたような表情で、みんなに見つめられる。
あず 『・・・・・・・・』
(なになになになにっ!この空気・・・・!!)
話題を変えなきゃマズイと必死に頭を回転させる。
あず 『そ、そういえば!あの会見で野村さん、嫌そうな顔してましたよね~!』
天王寺 『あ?』
強引に話題を逸らす。
(お願い~、話に乗って!)
天王寺 『ああ!神妙そうにしてたな!あれは傑作やった!』
(ナイス天王寺さん!)
浅野 『野村さんが頭下げるとは』
花井 『こっそり舌出してたかもしれないぞ』
浅野 『ヘン顔かも』
京橋 『それどころか、テーブルの下で、中指立ててたかもしれましんよ』
八千草 『それは見つかったらマズすぎます!!』
桐沢 『お前ら散々な言いようだな・・・・』
あず 『野村さんの人望でしょうか!』
浅野 『ないってこと?』
天王寺 『ひでーな、櫻井』
あず 『いやいやいやいや!』
別の墓穴を掘ってしまったけど、期待通り話題は野村さんへと移った。
桐沢さんは、私達の相変わらずのくだらない言い合いを、笑顔で聞いていた。
病室を出ると、すっかり日が暮れていた。
私は忘れ物に気付いて、足を止めた。
八千草 『どうしたの、あずちゃん?』
あず 『桐沢さんの病室に調書忘れちゃった!』
天王寺 『アホやな~』
あず 『う・・・。先に帰っててください。私、取ってきます』
浅野 『わざと?』
あず 『え?』
京橋 『ああ、なるほど。二人きりになろうという魂胆ですね』
あず 『ち、違いますから!』
天王寺 『あー、わかったわかった。わかったから早よ行けや』
仏頂面で頭を下げ、踵を返した。
花井 『お~い櫻井!』
あず 『はい?』
あず 『あ!』
(調書、忘れた!)
私は忘れ物に気付いて、足を止めた。
八千草 『どうしたの、あずちゃん?』
あず 『桐沢さんの病室に調書忘れちゃった!』
天王寺 『アホやな~』
あず 『う・・・。先に帰っててください。私、取ってきます』
浅野 『わざと?』
あず 『え?』
京橋 『ああ、なるほど。二人きりになろうという魂胆ですね』
あず 『ち、違いますから!』
天王寺 『あー、わかったわかった。わかったから早よ行けや』
あず 『違いますよ!絶対に違いますからね!』
浅野 『はいはい』
あず 『・・・・お、お疲れ様でした』
仏頂面で頭を下げ、踵を返した。
花井 『お~い櫻井!』
あず 『はい?』
花井 『ボスとよろしくな~!』
あず 『それを言うならボス”に”よろしく、でしょ!!』