命の対話師まつだまゆみです。
実は最近の私のキーワードは"御先祖様"なのです。
今日は私の頭の中の整理も兼ねて綴ろうと思います。
昨年末くらいに始まり、特に桃の節句あたりからぐいぐいと迫ってきておりました。
↑この後くらいから本当にぐいぐい!
様々なお宅の雛人形を拝見しては色々と感じ、ルーツから引き継がれる愛情のかたちを見させていただいた。
息子と2人で、
友人宅に初めてお邪魔して→本家へ行った方が良い気がして本家へ突撃し→友人の御先祖様に招かれてお墓参りをする
を一日でこなすという不思議なことが起き。
訪問看護のお仕事で初めてお会いする利用者さんから、
その方の名付けの由来からご両親や親族のお話を突然されたり(しかもご本人は「なんでこんなこと話してるんだろう?」とか言いながら(笑)
なんてことが続いております。
終いには、友人があげていた画像に反応して息子が行きたいと言い出したのが…靖國神社❗️❗️❗️
明治維新前後に日本に貢献した方々、有名人から庶民、赤ちゃん…沢山の御霊が祀られている場所。
息子曰く、「神様達がパワーくれるんだってー!」と。
これからの私の活動に日本の御先祖様達が絡んでくる気配がしていて、咄嗟にこれは行くやつだな!と判断。
当日は雨予報でしたが参拝中は降られず。
腹ペコな息子は食べたかった海軍カレーに夢中。
食べ終わり、それまでぐずっていたのが嘘のように「ナムナムしに行くー!」とやっと参拝へ。
合間にこーんな感じで何かと交信していた息子…
本当に、これよくやっていた。
お辞儀はこんな感じ。
亀のようにリュックを背負い、ひっくり返ってみたりお辞儀で丸くなってみたり…普段にない動きに母は興味津々。
この日はやたらとすれ違う人達に手を振る…いつもと様子が違う息子。
と、話が逸れました。
ついつい我が子の様子を残しておきたくて。
境内の桜の幹からイキイキと咲いてるみつごちゃん💕
靖國神社、初めて参拝しましたが気持ちの良い空間でした。
なんだか温かい雰囲気。
故郷のような、それともまた違う慈しみの気持ちを感じました。
不思議と愛を感じる。
自分に直接血の繋がりがあるとかないとかを超えたところで御先祖様という存在が守りたかったもの。
それはこの日本という国であり、今を生きる私たちなんだって感じた。
脈々と受け継がれてきたこの国と血脈。
その繋がり方、受け継がれ方が変わるんだ。
そんなことを思った。
それくらい、私の9年前の記憶と今のこの場所から感じるものが違った。
ここから感じるのは、自分達より先の未来を生きる子や孫、家族…ずっと先の命にまで注がれる慈愛のようなもの。
もう、悲しみとか心残りとかそんな次元ではなく。
なんだか色々なものが昇華されていて。
今までのものをお終いにして、新しい礎を築こうとする意思。
私が今生きている、それまでに繋がり築かれてきたものへの感謝がぶわーってわいて。
そう感じたら心臓にずーんとエネルギーが注がれるような、熱い気持ちになった。
そうやって、御先祖様方と渡し渡されて交流できたひと時だったなぁと書きながら思う。
そして、ハッとした。
今までは愛情を引き継いできた。
これからは愛が引き継がれる。
情で繋がる時代はお終いなのです。
これからの時代を繋ぐには、これまでに培ってきた情の終いの作業に入るんです。
雛人形を受け継がないのもそう。
御先祖様から託されている望みは情の供養なんじゃないかと思うのです。
どんなに大切にされているようでも、どんなに愛情をかけられていたとしても。
過保護にされていては、それを受け入れていては私の人生の自立はない。
情の呪縛に甘んじているうちは、私達が魂から望む人生に向かうことはできない。
そして、今を生きる私達はそれができる力量があるからこそ今を生きている。
自分と家族、それに連なる親族で何をお終いにしたいのか?
情の鎖を断ち切り、本来の自分の道を歩いて欲しい。
そんなことを御先祖様という存在は伝えたいのではないかと思う。
情で繋がる関係でなく、それぞれが自立し愛で繋がる関係を築きたい。
きっとそれが私の望みでもあり、御先祖様方の願いでもあるのだと思う。
あなたのその足に情の鎖はありませんか?
それは親のせいで繋がれた鎖と思っているけれど、実は自分で繋がれることを選んでいる側面もある。
良く見てみると断ち切ることができるものだったりする。
自立するのはこわいけど、その鎖に繋がれてきた経験のある御先祖様達は立ち上がっている。
私達の意思さえあれば、いくらでも力を貸す体制を整えている。
情の鎖を断ち切って、自分の道を歩くかどうか?
これから繋がる先の子孫とどう繋がりますか?
私達それぞれにこれからの未来が委ねられています。
そんなことを感じます。
コロナ禍ではありますが、機会があれば靖國神社やお近くの護国神社、家系のお墓参りなどで感じていただけたらと思います。