命の対話師まつだまゆみです。
先日、息子をがっつり夫に託しひとり旅に出た。
初めてだし、そんなこと叶うなんて思ってもみなかった。
夫からしたら、当たり前に堂々と頼まれた感しかなかったと思うけれども。
少し前の私では自分自身にそんなこと許せなかった(笑)
自分に許せた突然の衝動とそれに合わせるように必要なピースが集まり、偶然や助けもありつつ。
このひとり旅に今まで叶えられなかったことや経験できなかったことをギュッと詰め込んだ。
一人で車を走らせながら、ふと呟いた。
「3歳の私と旅に出る」
そう自分で発した言葉が、私の深い深いところに触れて。
涙が溢れてきた。
3歳の私を自分で閉じ込めていたことを体感として感じた。
思ったことをダイレクトに言葉にして否定されたり感情をぶつけられたこと。
大好きなお母さんを傷つけたと自分を責めたこと。
自分さえ黙っていれば物事は上手く流れるんだ、って口を閉し感じないよう自分を躾けたこと。
そのままでいたかった。
感じたままに生きたかった。
あの時は私は何でもできるんだって知っていたのに。
そんな想いが流れてくる。
それをただ受けとめる。
氷が溶け出すように、3歳の私の体験や感じたことが次々と思い出される。
文字通り、解凍される。
当時受け止められなかった私を、時間を超えて大人の私が受けとめる。
今、母親である私は母の戸惑いもわかる。
わかった上で母の立場を語るのでもなく、受けとめる役をする。
「お母さんも大変だったんだよ」って講釈を垂れるのではなく、ただ3歳の私の存在をまるっと抱きしめる。
そんなことは潜在的に当時の私も知っていた。
だから、自分の在り方を捻じ曲げることを選んだのだから。
3歳の私が望んでいたこととは？
ただ、そのままを認めて受け入れてもらうこと。
まーちゃんはそうしたいんだね、そう思うんだね。
うんうん、わかったよ。
って側にいてもらうこと。
一緒にやってみること。
何も予定をたてることなく、誰かの予定に合わせることもなく。
気分で動く。
貸し切り大浴場には、3歳の私がねだれなかった風呂上がりのコーヒー牛乳(相当に憧れだった笑)が無料で置かれていたり。
お風呂に桜の花びらが次々と舞い降りてきて、お姫様気分になってみたり。
お部屋では、駄目だと言われてできなかったあれこれをし尽くした(笑)
そうしているうちに、昔の私が実は息子に近いキャラクターだったことを思い出した。
常識人の母親を神と崇めていたこと、
自由な弟の管理を任されたお姉さんになろうとしていたこと。
いやいや、本当は好き勝手したかった。
というか、ちゃんと3歳の子どもをやりたかったんだ。
言動に大人びたところがあったらしく、早々にちっちゃいお母さんとして存在してしまった。
不覚すぎる！
子どもの時代には子どもだからしたいこと、できる経験があって。
その感情体験を存分にするってことは大切だなぁとしみじみ思う。
でも、ある意味時間は遡れる。
だから悲観する必要もないんだなぁと思う。
だって私はそれをしたから！(笑)
きっと拗れた子ども時代の感情体験もしたかったし、それを大人になってひっくり返すこともしたかったんだわーって思う。
物好きだとは思う。
そこは認める(笑)
このひっくり返しの体験はDNAに深く刻んだから、息子やこれからの子孫には必要ないとも同時に思う。
もう終わったから、新たな経験を楽しんで欲しい。
例えやっていたと言っても、自覚していないと自分の中でやったことにはならず認識されずに繰り返す…そんなことがあるのだと先日知りました。
↑
これに関してはまた別で書けたらなぁと思う。
(覚えていたら)
まぁ、そういうことで今大人のあなたも自分の子ども時代を連れてやり直したら良いと思う。
意外といける。
堅苦しいことは考えず、言わず、未練を叶えてあげるうちに自分のインナーチャイルドってやつが満足してくれる。
実際のお母さんもある意味いらない。
自分がお母さんになればいい。
そうしたら、実際のお母さんにも「実は私はこんなこと思っていて、こうしたくてたまらなかった」なんてことも言えるんじゃないかと思う。
お母さんからもらった愛情も受け入れつつ、こんな風に表現して欲しかったんだって心から言えるんじゃないかと思う。
言えたら癒える、とも言いますが。
まずは自分が自分の気持ちや欲求を認めてあげること。
それを許してあげること。
そこの尽きるのではないかな〜と思います。
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