森林公園の南口(台原口)からメイン遊歩道をまっすぐ進んで行くと、

約500mほどで仙台文学館へと続く分岐点が左手に見えてくる。

その小路に歩を進めて案内板を辿って行くと、仙台文学館の敷地内に

入り、建物も視界に入り込んでくる。

 

余談だけれど、この建物は私が以前勤めていた会社で元請けの

T・GCから請け負った外壁や床、間仕切りの工事を担った。

工事の請負契約は、私が担当したので思い出深いものがある。

工事に携わった職人さんや、現場の監督さんたちも当然のことながら

今はもうリタイヤしている・・・・・。

 

辺りの植え込みに目を移すと、榴の時期はとっくに過ぎて、今では

紫陽花の花が我が世とばかりに咲いているが、私は個人的には、この

紫陽花の花が好きではない・・・・。

何故!?と問われたら、花そのものは美しいと思うのだが、咲き始めると

いつまでも、しつこいくらいに咲き続けて、やがてカラカラに干乾びても

なお枝から離れようとしない、潔しとしないその根性が好きでないのだ・・。

まるで現政権の首相みたいな奴・・・・笑って済ませられることではない。

こんなことに引き合いにに出されて紫陽花もさぞかし迷惑なことだろうが・・

仙台文学館の周りを散策しながら、文学とはあまり縁のない主観的な話で

はなはだ申し訳ないのだけれど、本心は偽れない私の性分である。

 

木漏れ日が揺れる林の、今来た道を森林公園まで戻る。

行きは良いよいのアップダウンが第二の心臓を鍛えてくれる・・・。

森林公園のメイン道路を一周するよりは距離が短く、帰宅時には

万歩計の指針が約8,000歩。

コロナ禍が終息したら、この仙台文学館で本の香りを鼻孔に感じながら

冷たいものを飲んで休憩するのも良い。