娘が今日20歳になりました。
生まれた時、感動がひとしおで涙が止まらなかったあの日から20年。感受性が人一倍強くて、幼稚園に連れて行っても3時間ぐらい泣き続けて、その様子を見ていた私も外でこっそり泣いていたのがまるで昨日のことのようです。
私のだらしない性格に加えて、フルタイムで働いていることで、育児にも余裕がなく、預けることも多かった幼少時代。学校の行事を忘れたり、病気の時にそばにいてあげられなかったり、7歳のときに離婚して、たくさん寂しい思いをさせました。
彼女が小学4年生ぐらいの時、何かくだらないことに叱咤した私に、
「ママ、私のこと怒鳴っても何の解決策にもならないよ。」
と冷静に言われて、妙に納得した私はその日以来感情に任せて怒ったり、怒鳴るのを辞めました。
今まで勉強をしなさい、とかあれをしちゃダメとか、これをしなさいとか言ったことはほとんどありません。子供というよりは 一人の人として信頼して、彼女の意思を尊重してきました。
もちろん子育てに正解はなく、それぞれのやり方がありますし、私は理想の母親像からはかなりかけ離れていると思っています。
でもそんな娘が気丈で明るい子に育ってくれて、20歳を迎えるなんて感無量です。
 
色々な親子関係があるけれど、私は娘のメンターでもあり、親友でもあり、逆に今では彼女が私のメンターでもあります。お互いに助け合い、何でも話し合えるこの関係を本当にかけがいないと思っています。
まや、お誕生日おめでとう。