私がうつになった日。

(読むの面倒な方はVoicyで「山本未奈子」を検索!)

 

 

いまから6年ぐらい前、42歳ぐらいのとき。

そのぐらいからとにかく眠れない日々が続きました。

ベットに入ったらすぐに眠れるけど、夜中に何度も起きてしまう。

2時、3時に目が覚めてそれからもう眠れない。

寝ても、起きたら疲れているような状況がずっと続いていました。

 

今思うと、それが代表的な「更年期症状」のはじまりだったのですが、眠れないのも、疲れやすくなったのもずっと年齢のせいなのかな、と色々なサインをおざなりにしていました。

 

そして、45歳ぐらいになったときに、症状が悪化。

眠れないだけではなく、仕事に集中できない。

段々と忘れ物がひどくなっていき、その頃には服が選べなくて約束に遅れたりしていました。そして人と会うのも億劫に感じ始めていました。

 

更年期が始まる前とはまるで別人のような自分がいました。

変な言い方をすると、別人が乗り移ったかのように、ものごとに興味を失っていきました。

 

私、もう仕事が続けられないかもしれない。

社長として失格。

母親としても失格。

人として機能してない。

もうダメだ・・

 

周りにどう思われるのかが気になって、周りに見離されている気持ちになって、どんどん自信を失っていきました。

 

そして去年のちょうど今頃(47歳)になったある日。

朝起きたら、エネルギーが尽きて空っぽになっていました。

なにもかもがどうでもいいと感じてもう頑張れない感じ。

まさに無気力、無関心、放心状態に陥って、とうとう起き上がれなくなりました。

 

娘のすすめで、親友が連れて行ってくれた精神科に行ったところ

即、「重篤なうつ」と診断されました。

 

あとから、先生には

「もっと早くきていたら、こんなに悪化しなかった」

と言われました。

 

 

私もいま考えると、沢山のサインが出ていたにも関わらず、自分のせいにしたり、年齢のせいにしたり。まったく自分を労ることなく走り続けていました。

 

その日から仕事のドクターストップがかかり、会社をお休みしてLINE含めすべての連絡手段を遮断。

治療が始まりました。(次回につづく)