よくダイエットのために油の摂取を減らす人がいます。
でも油は、肌や髪のツヤを生み出したり、ホルモンを作り出してくれる大切なもの。美しい肌と健康のためには、油を摂取することは必要不可欠です。
だからといって油ならなんでもいいわけではなく、油の種類を見極める必要があります。
油の種類は、大きく「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」に分かれます。
不飽和脂肪酸は、植物性油に多く含まれ、常温では液体で存在。
飽和脂肪酸は、動物性油に多く含まれ、常温では固体で存在。バターやラード、牛や豚の脂身などがこれに分類されます。
飽和脂肪酸はコレステロールを増やしたり、消化に時間がかかるので、脂肪として蓄積されやすいという性質があります。そのため、すべての飽和脂肪酸が悪者と見なされがち。
でも飽和脂肪酸に分類される油の中でも、良質な油もあります。
海外セレブを中心にブームが起こり、日本でも注目されているココナッツオイル。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸に分類されますが、
「中鎖脂肪酸」が多く含まれています。
中鎖脂肪酸は、すぐに吸収されてエネルギーに変換されるため、中性脂肪になりにくい性質を持っています。効率よくエネルギー代謝してくれるため、体内に蓄積していく動物性油とは大きく異なって、エネルギー代謝のサイクルによって、体の基礎代謝がアップし、すでについている脂肪が燃焼されやすいという利点もあります
ダイエット以外にも、基礎代謝が上がることで細胞の機能が活発になり、新しい細胞への生まれ変わりを促すため、美容効果も期待できます。
ココナッツオイルは、食用油の中でも飽和脂肪酸の含有率が高く、安定しているため、一般的な植物油に比べて酸化しにくい特長も。サラダ油の代わりに炒め油や、揚げ油として使用したり、コーヒーに入れたりと簡単に取り入れられます。
ただし、オイルなのでカロリーがあることはお忘れなく
食生活を見直さずに、ココナッツオイルを過度に摂取してしまっては逆効果。
不要なオイルを抜いて、必要なオイルを1日大さじ1杯程度を目安に、上手に摂り入れてみてくださいね