キレイになりたいのはやまやまだけれど、かけられる時間もお金も手間も限られているもの。忙しい現代の女性なら、賢く選んで効率的にスキンケアをしましょう。

そのときの要になるのが、美容液という存在です。
 

“肌のごちそう”はケチるべからず
 

クレンジングや洗顔でまっさらになった肌。そこに化粧水を使うという人も少なくないでしょう。けれど、化粧水の成分のほとんどは「水」です。乾いてぺしゃんこになった角質を一時的にふくらませる(ふやけさせる、といったほうがいいかも?)効果はありますが、肌そのものをキレイにしたいと思うなら、美容液の出番です。
美容液は角質層に浸透し、肌に元気を与えてくれるもの。スキンケアの中でもっとも重要なステップですから、お金をかけるならここです。ここでは、その選び方をご紹介しましょう。


 

まず、「抗酸化作用のある成分が入っているか」チェックを。紫外線や大気汚染、それに精神的なストレスなどでも肌には活性酸素という悪玉が発生します。活性酸素が悪さをすることで、肌にシミやしわ、たるみが発生してしまうのですが、これをリセットしてくれる頼もしい存在が抗酸化成分です。ビタミンC(誘導体の形で入っていることが多いです)やフラーレンなどは有名ですし、各種ビタミン、リコピンやポリフェノール、アスタキサンチンなども抗酸化作用が高いことで有名です。
生きていれば肌ストレスが発生するのは仕方ないのですが、これを消去してくれる抗酸化成分は、ぜひ美容液で補いましょう。

大人肌なら「ターンオーバーケア」も常識!

そしてもう1つ、美容液で注目すべきポイントは「ターンオーバーを助けてくれるか」ということ。表皮の角層が生まれ、成長し、表面から剥がれて落ちるまでの周期は28日が理想と言われています。ところが年齢を重ねるにつれてこのターンオーバーは遅れがちに。古い角層が表面にへばりついているとくすんで見えますし、表皮がぶ厚くなるのでシワがきざまれたり、色素が重なってシミとして顕在化することに。


 

これを防ぐには、フルーツ酸(AHA)やグリコール酸、サリチル酸などを含む美容液が効果的です。濃度によっては刺激となりかねませんが、一般的な化粧品に含まれる酸はごくマイルド。スクラブなどより穏やかに毎日少しずついらないものを取ることができ、つるりとなめらかな肌を育てられます。
ちなみに、欲張りで美容液を何種類か使いたいという場合は、「透明なものが先」「ピーリング作用のあるものが先」と覚えておきましょう。白濁したものは油分を多く含むので、あとに続くものの浸透を妨げる可能性があります。どうせ使うのなら、120%の実力を発揮させて、さらなる美肌を目指しましょう。

 

今回の記事は、実は​シンプリスのホームページに定期的に更新しているビューティーコラムです。過去記事もぜひご覧ください!

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