ここで、日本とアメリカのサプリメント事情の違いについてお話します。



アメリカには、日本のような公的な健康保険制度がありません。
日本では強制的に健康保険に加入しているため、病院に行けば少ない負担で医療を受けることができます。調子が悪くなると病院へ行って治してもらう。これが日本のスタイルですね。
一方、健康保険制度のないアメリカでは病気になった場合、高額な医療費を負担しなければなりません。ですから、その負担をしないためにも国民の病気予防への関心が非常に高いのです。
それと同時にサプリメントの需要も多く、約60%の人が何らかのサプリメントを摂取しているといわれています。スーパーでも種類豊富で良質なサプリメントが手に入り、また、研究も多方面で進んでいます。病気になったら薬で治す日本。病気になる前にサプリメントで予防をするアメリカ。ここに大きな違いがあります。

日本でも、ここ最近、健康への関心が高まり、サプリメントの重要性が見直されているとはいえ、まだまだサプリメント後進国。

NYで、サプリメントが美容と健康を維持するためいかに大切なものかを学んで、日本に帰国したとき、そのあまりに遅れているサプリメント事情に、心底びっくりしたのを思い出します。
例えば、アメリカで「マルチビタミン」と唱った商品の場合、日本で良く見かけるそれのようにビタミンCが1日あたり100mgしか入っていないなんてありえません! 
日本ではさもありがたいイメージで売られていますが、そんな微量を摂ったところで何になるの?といった感じです。病気予防や美肌作りなど、何か効果を出すためには、少なくとも500mgは必要だからです。

アメリカで売られているサプリメントは、一般的に予防効果も高く、中身が充実しているものが多
く、また、品質面でも安心な製品がたくさんあります。でも、体質も体格も食習慣も違う日本人が摂るのはどうかといえば、あの大きなカプセルからして疑問。合っているとは思えず、注意が必要だと考えています。

「ヨウ素(ヨード)」という栄養素を知っていますか? 海藻に多く含まれ、摂りすぎても不足しても甲状腺機能に異常を招く恐れがあって危険です。日本人は海苔や昆布、ワカメなどを日常的に食べる国民なので、不足する人はほとんどいないのが現状ですが、アメリカ人は欠乏しやすいといわれ、アメリカ製マルチビタミンなどのサプリメントに配合されていることの多い栄養素。英語表記は「iodine」です。日本人が毎日サプリメントでヨウ素をとりいれることは過剰摂取を招く危険性があります。

やはり、サプリメントなら何でもいいというはずもなく、必要な栄養素が、美容と健康に働きかけることができるレベルの豊富な分量で配合されているものを、きちんと選んで摂取することが大切です。とはいえ、いまの日本では、まだ優秀なサプリメントを店頭で探すのは難しいともいえるでしょう。おすすめなのは、ドクターが処方または監修した商品。

栄養素の含有量が多ければそれなりにお値段は高めですが、生産ラインが明らかで、日本人に必要な栄養素もしっかりと入っているサプリメントが見つかると思いますスマイル2





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