皆さんの多くは、「○○原液100%」とうたった化粧品を目にしたことがあると思います。

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この「○○」の中には、例えばヒアルロン酸やビタミンC、フラーレンなど、
“効きそう”な成分名が入ります。

誤解している方がきっと多いと思うのですが、
この“原液100%”
“その原材料だけでできている”という意味ではありませんガーン


ほとんどの成分(先ほどの成分も含め)は、もともと液体ではなく粉末です。
化粧品として液体になっている以上、それは水などと混ぜた“溶液”。

その濃度が100%なんてことはあり得ないのです。
分かりやすい例えで言うと、「塩」

「塩の原液100%」って??ですよね!!

配合比率にも、何%以上といった基準は特になし。
成分表示を見てみると、その比率はかなり低かった…ということもよくあります。
おそらく“原液100%”とは、○○の他には美肌のための成分が入っていない…
つまり○○の純度が高いですよ、という意味で使われているんだと思います。

それから、ちょっと話が脱線しますが、「サラッとしている」「とろみがある」といった化粧品のテクスチャーも、ユーザーが心地よく使えるように、開発側が“作り出す”もの。
効き目とはほぼ関係ありません。

例えば、とろみのあるテクスチャーや、塗った直後の指が肌に吸い付くような使用感などは、化粧品に配合されている増粘剤(キサンタンガムなど)が作り出しているに過ぎません。
こちらの以前の記事もご参照くださいクリップ化粧品のテクスチャークリック

ネーミングや使用実感だけに踊らされず、しっかりと化粧品を見極めましょうウィンク