『活性酸素』『酸化』『抗酸化物質』

・・なんか難しい言葉ばかりですよねあせる

科学的な言葉を聞くだけで拒絶反応を起こす気持ち、よく分かります。

これらの言葉、『耳にはするけれど・・よく理解できないわ』という方が多いと思いますので、なるべく簡単に私の言葉で説明したい、と思います。

だって、このキーワード
『抗酸化』こそがアンチエイジングの第一歩ですから。

難しくても理解すれば、きっと役に立つと思いますグッド!

私たちは普段の生活のなかで紫外線、排気ガス、たばこ、肉体的・精神的ストレス、化学合成医薬品、食品添加物などの影響で体内に『活性酸素』を発生させています。

この『活性酸素』、聞こえは良さそうですが実は細胞を酸化(サビ)させてしまう主な原因。私たちのカラダは細胞の一つ一つで成り立っていますから、

細胞が酸化する(サビる) = 老化 につながります。ガン発生の要因の80%がこの活性酸素だと言われています。もちろん、肌の老化にも直接影響してきます。

この活性酸素、とてもたちが悪く、一つの細胞を酸化させると連鎖的に他の細胞も酸化させる性質を持っています。(これ以上詳しく知りたい方は下のメモへ)

そう、この連鎖的な酸化を食い止めてくれるのが、
『抗酸化物質』です。

次回は『抗酸化物質』について詳しくつづきます。



メモここからはかなり専門的ですが興味のある方のみどうぞ。
この世の全ての物質は全て原子からできています。原子というのは物質を構成する最小の単位で、原子核を中心にその周りを電気的に負(マイナス)に帯電した電子が回っているという形で現されます。通常、電子は一つの軌道に2個づつ対をなして収容されますが、原子の種類によっては一つの軌道に電子が一個しか存在しないことがあります。このような「不対電子」を持つ原子または分子をフリーラジカル(遊離活性基)と定義しています。フリーは英語で「自由な」、ラジカルは「過激な」という意味で、フリーラジカルは自由な過激分子ということになります。

本来、電子は軌道で対をなっている時がエネルギー的に最も安定した状態になります。そのためにフリーラジカルは一般的には不安定で、他の分子から電子を取って自分は安定になろうとします。フリーラジカルとは、「不対電子をもっているために、他の分子から電子を奪い取る力が高まっている原子や分子」と定義できます
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図:不対電子を持っている原子や分子をフリーラジカルという。フリーラジカルは他の物質から電子を奪って安定化するが、電子を奪われた物質(酸化された物質)はフリーラジカルとなってさらに他の物質から電子を奪うようになる。

ある原子や分子から電子が一個なくなると、その物質は「酸化」されたといいます。逆に電子を一個もらうとその物質は「還元」されたといいます。フリーラジカルは他の原子や分子と反応して、相手から電子を奪い取ります。つまり、相手の物質を酸化する力が強い物質(酸化剤)なのです。

フリーラジカルの代表は活性酸素です。私たちが呼吸によって取り込んだ酸素がエネルギーを産生する過程でスーパーオキシド・ラジカル(O2-)という活性酸素が発生します。ふつうの酸素分子は16個の電子の持っていますが、スーパーオキシド・ラジカルは17個の電子をもっており、そのうち1個が不対電子になりフリーラジカルとなるのです。