実家から脱走した長男猫。
脱走発覚から捜索すること30分
炎天下の近所の駐車場で発見されました。
車の下に潜ったまま動かない長男猫。
駐車場内には、若い茶トラの雄猫がウロウロしています。
(追い詰められたのかな?)
家族の顔を見ても、声をかけても、威嚇と口呼吸が止まらない長男猫。
(口呼吸の原因は、脱水症か精神的なものか、この時点では不明)
車の下に隠れた猫の捕獲案
①興奮状態が落ち着くまで、その場で待つ。
②そばにいると落ち着かないので、家で帰りを待つ。
③駐車場に捕獲器を設置して、家で待つ。
④たも網で捕まえる。
交通事故に遭うのが心配だったので、待つ案はなし。
捕獲しない状態で帰宅しても、長男猫の安否が気になって落ち着かないし。
私も妹も自宅に帰らないといけない時間が迫っていたが、母1人に捕獲を丸投げはムリ。
別件で町から借りてた捕獲器は返却済みで、すぐに調達できない。
しかも、野良猫が敷地内にいるから、そっちの猫が入る可能性大でこの案もなし。
結局、たも網を自宅に取りに帰って、捕獲作業を続行しました。
たも網とは魚をすくい揚げるときに使う道具で、魚釣りをする父が数本保有していました。
(持ち手と枠がアルミ製)
が!
網が破れているものばっかり
かろうじて破れてないものが1本あったけれど、大きすぎて使えなさげ…
あと、つついて車の下から追い出す用に、細い竹とほうきも現場に持って行きました。
片方が細い竹で突いて、出てきたところをたも網で捕獲する計算でしたが、突いても、怒って威嚇するだけで動かない長男猫。
かろうじて体勢だけ変えていたので、たも網を車体の下に入れて、長男猫を下からすくうか、上から網を被せるかして引き摺り出す出そうとしましたが、網が地面に引っかかって、車体下に入っていかない!
(地面から車体までの高さがある程度あれば、たも網いけたかも)
長男猫を発見した近所の駐車場は、昭和の時代につくられたもので、石を混ぜたコンクリートの地面がひび割れて、そこに網が引っかかってしまうのです。
ほうきでつつき始める母。
しかも、柄じゃなくて毛の方が側で突くから、長男猫の目を傷つけるじゃないかと怒る私
そこへ、息子くんを連れた妹ちゃんがあるものを持って登場しました。
ふざけてんの?
妹ちゃんが持ってきたのは、大きなカレンダーを筒状にしたもの。
強度が弱く、長男猫に踏み潰されるじゃん!!
猫を驚かせる可能性のある息子くんと手を繋ぎ、日陰の離れたところから母と妹の捕獲作戦を見守る私。
妹ちゃん遊んでんじゃん!
捕獲はいつになることやら
と思っていたら…
あらら?
筒状カレンダーで長男猫が後部まで寄せられていったよ!!
車体の後ろから手を入れ、母が長男猫の腕を掴んで出したけれど、噛みつき対策に腕に巻いていたバスタオルが邪魔になって、しっかり捕まえられず、イヤイヤ言って逃げようとする長男猫。
私が洗濯ネットをそっとかけると、スンと大人しくなり、キャットキャリーに入れて、捕獲完了!
妹ちゃんが長男猫を発見して、捕獲作業に役立ったのも妹ちゃん。
筒状のカレンダーが、地面と車体の隙間を塞いで、長男猫を隅へ寄せることができたのです。
ふざけてるとか思ってごめんね🙏
自宅に帰り、キャリーから出た長男猫が真っ先にしたのは、お水を飲むことではなく、ご飯を食べること!
(熱中症を心配してたんだけど)
普段の倍の量を食べていました
(2時間の脱走なのに?昼ごはん食べずに脱走したのかな?)
帰宅後10分ほど、口呼吸が続きましたが、その間もりもり食べていました。
熱中症を心配してたんだけど
口呼吸は精神的なものだったのか。。。
ばーちゃんこの長男猫でしたが、母にほうきでつつかれたことを根に持ち、数日間母と距離をとっていたそうです
お高い買い物だから先送りにしてきたけれど、脱走再発防止のためには、玄関に通じる廊下に、脱走防止柵の設置を本気で考えなければなー