マーガリンやショートニングなどの製造において、常温での固体維持を目的に水素を添加する工程で発生するトランス脂肪酸は、多量の摂取が悪玉コレステロールを増加させるなどの悪影響を生み、心臓疾患や動脈硬化などのリスクを高めるといわれています.。
構造をかえた変質しにくい脂肪酸であるので、それが逆に体内でうまく利用できないわけです。
アメリカではトランス脂肪酸含有量の表示義務付けや、KFCやスターバックスの全店舗においてトランス脂肪酸を含む食用油の使用が中止されるなどの具体的な対策が進んでおり、日本においてもミスタードーナツの揚げ油切り替え(2007年末)をはじめ、人体への危険に配慮したトランス脂肪酸低減への取り組みが各社で行われはじめていますが、欧米に比較して心疾患が少なく、安全意識の低い日本ではまだ一般の認知度は低いように思います。
バターにもトランス脂肪酸は入っていますが、マーガリンに比べずっと少ないです。
またトランス脂肪酸を減らしたマーガリンも販売されるようになっています。
製品を買う時に裏返して成分表示をみてみると、さまざまな製品にマーガリンやショートニングと表示されているのに驚かされます。
ある大手のフライドポテトもおいしいですが、トランス脂肪酸まみれです。
厳密に行うと食べられないものだらけになって難しいですが食べ物には注意が必要です。