Widows | AsukA Music Diary

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音楽を職にしているアラサーのちょっと羽目を外しながら生きている奮闘記。
最近11歳年下トルコ人の旦那ができました。






日本に帰ってきました(╹◡╹)


イタリア旅行記は歴史のことにも触れながらじっくり書いていきたいので、今回は機内で観た映画『Widows』についてです。







Widowは未亡人のこと。

学生時代、部活でオペラの『メリーウィドウ』の演目でサンブリオッシュというパリ1番のチャラ男を演じました。
板に付いていると先生から言われた言葉は忘れられません(ワシ、♀やし)




一応邦題もありますが、日本では未公開だったので良いでしょう。









〜あらすじ〜

ハリー率いる優秀な窃盗集団が現金強奪中にSWATの攻撃により、現金もろとも全員焼死してしまう。

窃盗集団の妻たちは夫が亡くなった事により、経済的に困窮する。極め付けは、亡きハリーが強奪した金は市議会議員候補であり、裏ではギャング集団でもあるマニング兄弟のものだった。
激怒したマニングはハリーの妻ヴェロニカへ、30日以内に盗んだ200万ドルを用意しろと脅迫をする。
途方にくれるヴェロニカだが、夫が残したノートに記された次の強奪計画の金額が500万ドルだと知り、、、。
















ネタバレすると、そう、残された妻たちが強盗しちゃうんです(。・ω・。)fun!





主役のヴェロニカ役はヴィオラ・デイヴィス。




Netflixで『犯罪を無罪にする方法』の鬼教授役や、『スーサイドスクワット』の鬼教官役で有名ですね。


鬼役が板に付いています。




でもプライベートでは、感情表現豊かで人気者であり典型的な獅子座の女!って感じの人です。





強そうな彼女が、私には何もないの。話をする相手(死んだ旦那が窃盗犯でその尻拭いで200万ドル払わないと殺されるという話)もいないのよ、と弱みを見せる場面がメリハリがあって好きですね。
まぁ普通はそんな話できないし、脅迫されるような事はまず起こりませんが(^-^;








自分でアパレル経営をしているものの、旦那のツケを支払うためにお店ごと差し押さえさせられたラティーナ、リンダ役をミシェル・ロドリゲス姉さんが演じています。




有名な作品は、ガール・ファイトやブルークラッシュなど多々ありますが、日本ではやはり『バイオハザード』が1番有名でしょうか。



血の気が多くトラブルメーカーでもあり、近年ではモデルのカーラ・デルヴィーニュとの交際が報じられていました。




女性も怒ると怖いんだぜと言う象徴になっていて良いのではないでしょうか。







序盤で(旦那に殴られた)顔にアザを作った姿で出てきて、最後には何でも自分でできるようになる女性の成長物語を見せてくれるのは、アリス役のエリザベス・デヴィッキ。

個人的にはアリスが1番注目ポイントです。




身長190cmの長身美女。

どこかで見たことあるなーと思ったら、、、




『華麗なるギャツビー』に出演していましたね。
エミリー・ブラントと間違えちゃうやつ。


若いうちに結婚をして主婦になったため就職できず、自らの母親にデートクラブで稼げと言われてしまう、いわゆる昭和の女性的なスタート。


しかし持ち前の美貌と、実は賢く機転が利くアリスはヴェロニカから出されたミッションを、美しく解決していく。





そう、馬鹿なフリとか知らないフリをして情報収集するなんてお手の物なんです。弱者のフリ。
賢い人ほど腰は低く、オープンマインドな様子で必要な情報を手に入れる。



またデートクラブのお相手が金持ちでそこそこジェントル。

しかし、アリスがお金をもらわなくても楽しめると彼に伝えると『それじゃあどうやって生きていくんだ?僕がお金を払い君は楽しむ。君の人生を提供しているのは僕で、僕がいなくなったら君はどうするんだ?』とややキレ気味で言われます。




その時のアリスのセリフが
『はい?言ってる意味が分からない。私の人生なのにあなたが提供するって言い方おかしくない⁈自分をみじめとか幸せとか感じるのは私だけであって、そんな勝手に提供してやってるとか思われたくない』と言います。




もうこれは結婚制度反対の私にはズキュン。
(制度に反対なだけで私を人生の伴侶に選んでくれる猛者がいたらそれはそれで感謝)


この会話が象徴しているのは、豊かでない時代または発展途上の時代の結婚制度から、女性も働き自由と権利と主張を手に入れる事。
だと私は思う。







そして最後に重要なキャスト。
働き者で真面目で明るいベル役をシンシア・エリヴォが熱演しています。
1番人として好きな役だなぁ〜。

美容院で働きつつ、仕事後もリンダがシッターをお願いしたらバス代を浮かせるために走ってリンダ宅へ向かいます。




また大金を手にしても、勤めている美容院のオーナーがスキルアップやクソ彼氏に困っていたため、こっそりとお店に大金を送ります。
なんていい奴や、、、涙



ドレスとアイカラーを合わせてお洒落!



実はシンシア、普段はミュージカル女優として活躍しており、その歌のうまさにも脱帽です。










男性陣について
ハリー役はリーアム・ニーソンや、市議会候補はコリン・ファレルだったりあまり私の好みの俳優さんでは無かったため、彼らが嫌な役どころでまあまあ良かったかなと。
主役はあくまで女性たち。





この他
・女王陛下のお気に入り
→レイチェル・ワイズが理想の男性像で結婚したい。エマ・ストーンのブサイク演技がこれまた良い
・ダンボ→号泣
・メリーポピンズ リターンズ
→エミリー・ブラントのダンス最高
・Us→ルピタニョンゴ可愛い
・アリースター誕生→ガガの歌がたくさんで豪華


特にWidowsと女王陛下の〜は2回ずつ観ました。






日本でも映画は月に2〜3本くらい観たいですな。


寝なきゃ!ボナセーラ!