プロとしての物件探し ③(集客) | 小林佐理の                            「どうしたら、より良いサロンができるだろう??」

小林佐理の                            「どうしたら、より良いサロンができるだろう??」

エステサロンや美容室、マツエク、ネイル、マッサージ、クリニックまでどうしたら良い空間が生まれるか、日々悩んでいることを自分なりに答えを出し、UPしております。

こんにちはー!! (*^▽^*)




今日は、プロとしての物件探しの3回目(最終章)「物件探し時の集客チェック」に

ついてご説明しますヽ(゚◇゚ )ノ



これまでの物件探しの内容は「コストダウン」につながるものでしたが、

今回は逆です。


集客できないサロンは必要がないサロンとなってしまわないように、

物件探しにおいてどのように集客方法をとっていくか?を考えるための

ポイントをお伝えします。


今日はいつもの図でいうと、これ!!


小林佐理の                               「どうしたら、より良いサロンができるだろう??」


「集客チェック」の部分のお話しです。



まずサロンを出店する際に皆様、収支計算をすると思います。

例えば「エステサロン」の場合であれば目標の売上げに対して何床のベッドが

必要で、スタッフを何名雇用して、回転がどのくらいで、物販の売上げが・・・

っていろいろ考えると思います。



また、最初からお客様がついているオーナー様であれば新規顧客を増やす

必要もなく運営されたりも出来るかと思いますが、なかなかそんなうまくいかない

ですよね!常に様々な集客方法で新規開拓して、さらに満足してもらいリピート

してもらう・・この繰り返しだと思います。



そこで新規の顧客開拓を考えた物件探しにおけるポイントは何か?を次から

ご説明していきます。



ポイントは図にも書かれてますが以下です。



□ 通行人が見えやすい場所に看板の設置ができるか?

  


確認するときは、「watch」でも「look」でもなく「see」でなければなりません。

美容サロンでは飲食のチェーン店のように色づかいで見せることはほとんど

ありませんので、


近くに看板の確認に対しての障害がないか?


「遠視」・「中止」・「近視」でテナントや看板を見た時に視認性はどうか?


ということを気にして確認します。



近くでテナントを見た時は「大きく目立つ看板が置けるね~」なんて言っていて

実は遠くから(遠視)、もしくはもう少しテナントに近づいて(中視)見た時に

隣の店舗の派手な看板に目をとられて、店前まで来ないと(近視)目立たない

とか、置き看板でさらに認知効果を上げようとしたら、置き看板設置が完全NG

だったりとか・・いろいろなパターンがありますので、契約前に様々検証して、

実行可能かを確認し、不動産屋やビルのオーナー様から承認をもらってから

テナント契約をしても遅くはないと思います。



□ 生活動線上にあるか?



渋谷や、新宿などで出店する場合は駅から何分?という「駅チカ」条件を考えな

ければなりません。しかしそういった何路線もある駅の近くに出店しない場合、

つまりターゲットが地元の方、近隣地域の方である場合は「駅から近い!」という

条件よりも「生活動線上」にあるか?の方が重要になります。


バス通りや近隣住民が駅へ向かう時によく通る道路、などをきちんと理解して

物件を探さないとオープンしたことすら知らない・・お店になってしまいます。

逆に生活動線上にある物件でオープンする場合は、工事中から「どんな店が

できるの?」と気にされる方がすごく多いのです。


実際にオープン前から予約が入るケースは稀ではありません!

(工事中もオープン告知のポスターを貼っておいたり、チラシを置いておくと

思っているよりもかなりの効果があります!!)



□ 前の借主はどんな業態だったのか?


飲食であれば「居抜き」物件もたくさんありますが、美容サロンではなかなか

そういう物件は少ないと思います。その時に必ず前は何屋だったのかを確認

することをお勧めします。特にエステやネイル、美容室もそうですが、同じ業態

だった場合に「なぜ閉店したんだろう?」を考えなければなりません。もちろん

手狭になって移転したよ、であれば問題ないかもしれませんが、単に閉店の

場合オーナーが引退、以外は何かしら経営上に問題があったと考えなければ

ならず、特に集客が出来てなかった場合は、同じ結果になる可能性もあります。



□ 近隣の駅の乗降客数がどのくらいか?


これもインターネットで簡単に調べられますが、非常に重要です。

集客販促にかけられる予算は限りがありますので、何をやったら一番効果が

でるかを考える時に、例えば駅広告や駅前でのサンプリングなど、お金をかける

部分が変わってきます。



□ ターゲットの通行量(歩行者数)はどのくらい?


これは視認性がどのくらいあるか?に近いところですが、販促計画のなかで

店前に置かれたチラシから予約、もしくはチラシ→ホームページ→予約という

パターンは集客を考える時に非常に効果のある方法です。もしくはスタッフが

店前で呼びこんで認知させることも重要です。ですのでそもそもターゲットが

店前を何名通るか?は非常に大切なデータになります。



□競合店・相乗効果のある店舗のチェック


当然、競合が全くいない地域にお店を出すことは集客が非常にしやすいと思い

ます。しかしそんな地域など美容においては皆無だと思いますので、近隣に

何件の競合店があり、どのようなメニューをいくらでやっているのか、ターゲット

はかぶるのか?など事前情報であるとその後の自店の集客活動の大きなヒント

になります!またオープン前にPRカードを置いてもらえそうなお店がないかも

確認しておくと、実際に店舗の出店が決定したときに迷わずスムーズに集客活動

が行えます。




いかがですか??



ここまで3回に渡り、物件探しのコツについてご説明いたしましたが、

ご参考になりましたでしょうか?



新店を検討される時には是非ご活用ください!!