ダイエット漢方薬と言われ病院でも処方される「防風通聖散」ですが、この漢方薬は誰にでも効果がある訳では無いようです。

そもそも漢方薬と言うのは、その人の体質によって処方されるものなので、本当に肥満体質で脂肪が沢山ついている人以外は、逆に健康被害に繋がるケースがあります。

まして長期服用している人は注意が必要です。腸の蠕動運動が弱まり逆に便秘症となり太りやすい体質になってしまいます。それどころか副作用によって「発疹・発赤、かゆみ、吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛、めまい、発汗、動悸、むくみ、頭痛」などがあげられており、長期服用による肝機能の低下も挙げられています。

またしても、防風通聖散の患者さん。

下痢で来られた患者さん。
大腸カメラで腸が真っ黒。

事前の診察では「薬飲んで無い」
↓
検査後「ダイエットで防風通聖散を1年前から飲んでる」

あれだけ、ツイートバズったのに
まだまだ知らない人がいる。

肥満外来、ちゃんとやろうよ😫 pic.twitter.com/zLLftkYrSQ
— 幸生会　森ノ宮/大阪本町胃腸内視鏡クリニック (@morinomiya7140) December 14, 2023

コメントありがとうございます。
保険診療でダイエット外来しようとすると、どうしても
●整腸剤
●漢方薬
●高脂血症薬
くらいになるんです。

そして、その漢方で防風通聖散が使われるんです。
「内臓脂肪を燃やす」とあれだけCMしてるので、患者さんもそう思い込んでいます。
医師すら…
— 幸生会　森ノ宮/大阪本町胃腸内視鏡クリニック (@morinomiya7140) December 14, 2023

日本の漢方でよく行われる「防風通聖散」でのダイエットは、中国の中医学ではダイエット目的でまず使わない。何故ならこの処方、本来は解表攻裏剤のいわゆるカゼ薬。ましてや長期間服用する処方でもない。 https://t.co/7L0cMZip8W
— 藤田康介 (@mdfujita) December 14, 2023