こんにちは。望月順子です。

 

たびたび、メールをいただいたり、直接お会いしたお客様から「早くブログに書いてください!」と言われていること爆  笑

 

イシカワブラシ〜

 

石川さんという方が作る、洋服ブラシです。

私もつい最近知ったのですが、ブラシとしてはとても有名だそうです。

 

銀座サルトでたまに売っているのですが、常に売られているのは新宿伊勢丹(メンズ館)のサルトです。

 

 

 

お値段がすごくないですか??爆  笑

まず各ブラシの違いがわかりませんし、どれを選べばいいのかわかりません。

 

もともと、20年前に2万円くらいで購入した洋服ブラシを使用していたのですが、石川ブラシの噂をよく耳にするようになり、興味を持った次第です。

 

10万円くらいするらしいけど、とてもいいらしい・・・

って。

 

いいって、何がどういいのか、聞いてみないとわかりません。

石川さんにレクチャーを受けたという、専門の店員さんが接客してくれます。笑

 

 

カシミヤストールやカシミヤコートをMagnolia collectionで扱うようになってから、お手入れ方法をよく聞かれるようになりました。

そして、ブラシでお手入れすることをお伝えすると、「どんなブラシを買えばいいのか?」とも聞かれることが多くなりました。

 

洋服ブラシ売り場で、「カシミヤコートに使いたい」と言えば、最適なものを提案してくれるように思うのですが、私も20年前に買ったきりなのでデパートに行って聞いてみました。

 

20年前はどこかのデパートのブラシの催事で買ったのです。

だから、どこかの職人さんが説明してくれてたくさんのブラシの中から選びました。

 

そして、最近普通にデパートでブラシを買おうとするとどのくらいの選択肢があるのか?を思ってリサーチ。

 

まず、銀座三越は7,000円くらいのブラシ、それ1種類しか置いていない模様。

そして、新宿伊勢丹でブラシ売り場を案内してもらうと、サルトの他に2箇所売り場があるといいます。

 

でも、高くて1万円くらいのブラシで、しかもゴワゴワしたブラシしか売っていません・・・。

やっぱり、洋服をお手入れすること自体が、日本ではあまり浸透してないのではないか??と思いました。

 

 

お客様が「10万円の石川ブラシを買いました」とご報告くださったことがあって、その理由を聞くと「5万円のブラシを買ったら、きっとずーっと『10万円のだったらどんな感じなんだろう?』って気になると思って・・・」とおっしゃっていました。

 

確かに!!!

 

それで、私も気になって伊勢丹に行ったのでした。

お客様からブラシのことをよく聞かれるし、いいブラシがあると一生クリーニングも要らないというのが石川氏の持論だとも聞く。

 

服はだいたいクリーニングで傷むので、出来たら薬剤で洗うクリーニングは避けたい。

虫喰いの原因は食べ物であることが多いらしいです。

なので、食べ物がついたりしない限り、陰干しとブラシで十分だと思います。

そもそも、コートは洗うことを想定していないので、洗わない前提で考えるといいと思います。

 

 

私が購入したのは、132,000円のブラシ。

価格の違いは、毛の素材と毛の量や向きなどだそうですが、それによってウール用、カシミヤ用、シルクにも使えるとか、ニットにも使えるとか・・・そんな風に分かれています。

 

20万円くらいするのは、ビキューナにも使えるとかだったと思う。

30万円くらいのブラシは、石川さんの趣味でこだわり抜いて作ったもので、別に売れなくてもいいというスタンスらしい・・・

 

そんな感じで細かく用途が分かれているので、説明を聞かないと選べないと感じました。

そして、10万円と13万円の違いは、毛の向きが違うそうで13万円の方が、より満遍なくチカラが入るように作られているので、素材が傷みづらいとのことだったと思います。

 

13万円のものが、比較的あらゆる素材に使用できて、カシミヤコートはもちろん、カシミヤニット、ウールのジャケット、スーツもOK。

シルクも大丈夫だったかは忘れた。多分大丈夫。

なので、どれか1本買うならコレになるかな?と思いました。

 

 

そして、使い方も教わります。

このブラシ、とても柔らかいので生地をすごく力強くブラッシングするのがいいそう。

ゴシゴシするくらい・・・

 

まず、私のカシミヤコートで試してみます。

私はお手入れなどこまめにするタイプではないので、逐一ブラシはかけませんから、カシミヤコートこんな感じ。

 

ビフォー

(写真に撮るとホコリが目立つのと、荒れて見えますね。笑)

 

 

まず、毛に逆らって力強くブラッシングして中のチリや埃をかき出す!

 

それから、毛の流れにそって毛並みを整えます。

 

 

コートをかける場所にブラシも置いておくと、気になった時にブラシをかけられますので、これ以降たまにブラシかけています。

 

毛の流れに逆らってかき出すようなブラシの掛け方は、たまにでいいと思います。

ワンシーズン着てからでいいような・・・

いつもは、毛の流れにそって軽くブラシするだけで綺麗になります。

 

このカシミヤコートです。

 

で、やっぱりお高いブラシは違いますか??

と聞かれたら、よくわからない・・・です爆  笑

 

というのは、もともと私がズボラだから、丁寧にブラシをかけている訳でもなし、他のブラシと比較している訳でもないので「いいと思う」というような感想しか言えませんが、いいブラシがあるとブラシをかけたくなりますよ。

 

丁寧にブラシをかけるとカシミヤも艶々になって、美しい風合いがキープできるようです。

 

ブラシの毛質や量が、他のメーカーのものに比べると全く違うので、おそらく生地が傷みづらいのだろうというのは、容易に想像できます。

 

毛が細くて、毛量が多いので、細かくブラシをかけられると思うので、価格が問題なければコレがオススメですウインク

 

 

カシミヤやウールは使用していると、毛玉を避けることはできないと言われていますが、こちらのブラシ屋さんに言わせると、きちんとブラシをかければ毛玉知らずで一生使えるようです。

ニットも!

 

私のカシミヤコートもこの冬ヘビーに使用しましたが、今のところ毛並みが乱れたらブラシをかけているので毛玉はありません。

 

ブラシ選びの参考になりましたでしょうかニコニコ

この石川ブラシは、新宿伊勢丹だとメンズ館のサルトで実際見て触ることができるので、気になる方はチェックしてみてください。

 

説明書き

 

 

イシカワブラシのHPにも、詳しく載っています。