3月3日はひな祭り♪女子のお祭りです。
女子にふさわしいほんのり花のような香りを楽しめる凍頂烏龍茶を淹れてみました。
台湾華泰茶荘で販売されている極品特のものです。


凍頂烏龍茶(高山)極品特

茶葉は揉捻されていて固くコロコロ丸まった形状です。



まずお茶道具をセット。
今日は黄泥の急須と聞香杯を使ってみます。
凍頂烏龍茶の香りと味を引き出すため95℃以上のアツアツのお湯を注ぎ、
急須の上からもさらに注ぎます。
この熱湯を急須にかける第一回目のとき、私は「茶葉よ開いておいしく淹れられますよう

と心の中で暗示をかけています。農家の方が一生懸命に作ったお茶。
おいしく淹れて茶葉本来の味と香りを十分に引き出してあげたいからです。



1分ぐらい待ってピッチャーへ。凍頂烏龍茶独特の華やかな
香りがふわっと漂います。
ピッチャーから聞香杯へ。
そして飲杯へ。
聞香杯で香りを利きます。



ん~なんてよい香りでしょう!華やかな香りはまさに春らしく蘭の香りにも似ています。
極品特、とても良い凍頂烏龍茶です。聞香杯に残った香りで今日も一日の終わりに至福のリラックスタイム。
そしてゆっくりとお茶を味わいます。滑らかな口当たりと自然の甘み、華やかな香りが口の中に広がります。
今日も一日お疲れ様。

※中国国家資格中級茶芸師
(The People's Republic of China Commercial Vocational Skills Certificate)
お茶関係においてビジネスや仕事をする上で必要となる中国国家資格。

ついにやってきました試験当日!皆、朝からソワソワしています。
でも茶芸師パフォーマンスがあるので、チャイナドレスやキレイ目の服を着ていて、少しだけワクワクもしています。
■午前中は筆記試験です。
中国茶歴史、お茶の入れ方、理論、中国茶名所、名産など。
前日の夜は必至で教科書と関連書を復習しまくったのであまり緊張はしていませんでしたが、2問ほどわからないところがあったかな。

午後はお茶見分けテスト。
自分としては難しかったです。先に済ませた仲間は簡単だったよ~なんて言ってましたが、全然簡単ではありませんでした。

最後に茶芸。
杭州特産の龍井茶を美味しく淹れたいと思い挑みました。先生方は本場地元の方。龍井茶は普段から飲みなれています。
お湯の温度や茶芸のスピード、お茶の葉の量でもおいしく淹れられるかどうか差がでます。
前日の夜にホテルの洗面台の前でお湯の扱い(鳳凰三点頭)の練習をしたり、仲間の部屋に行って茶芸の順番を確認したり復習は一応しました。
いざ、自信を持って茶芸試験へ。
○ゆっくり焦らず、まずは茶道具を配置。お湯をグラスに注ぎ、グラスをあたため、湯を捨てる。←ここ第一の見せ場!
そしてお茶の葉をゆっくりグラスに三等分入れ、お湯を少し注ぎ、龍井茶の香りを引き出す。←ここ第二の見せ場!
そして鳳凰三点頭。鳳凰の頭が三回お辞儀をするように見えるために、ガラスポットの口を三回傾けながらお湯を注ぎます。←一番の見せ場。
○ゆっくりと立ち上がり試験官へお茶を運びます。
○片づけのお点前で終了。



やっと長かった一日が終わりました。
数時間休憩をして合格発表です。

なんと、わたくし、嬉しいことにTOPの成績で無事合格できました。
一緒に行った仲間の全員も合格!
☆おめでとうございます☆晴れて中国中級茶芸師の資格取得しました☆
先生方本当にありがとうございました!
元・杭州市市長、現在は中国国際茶文化研究会所長様より合格証明書授与が行われました。



本日は記念すべき一日となりました。

※中国国家資格中級茶芸師
(The People's Republic of China Commercial Vocational Skills Certificate)
お茶関係においてビジネスや仕事をする上で必要となる中国国家資格。

杭州に来て4日目。そろそろこの空気にも場所にも慣れてきました。
今日も朝から授業です。
だ・け・ど、なんと翌日は試験!!!
慣れてきたからといって余裕言っている場合ではありません。
勉強してきた知識を振り返り、午後の茶芸実践の練習も完璧に覚えなければ明日の試験は合格になならないのです><
集中して頑張らないと!授業の内容は、
・中国茶具の基礎知識
・中国茶見分け知識
・理論復習
・緑茶茶芸(龍井茶)
見分け知識では25種類のお茶の葉を見て覚えて名前も書けるようにする。という内容。
25種類、実際覚えようとしても葉の形や特徴を抑えないと間違えてしまいます。
そして茶芸。日本でも練習してきたし、以前日本煎茶茶道もやっていたので得意ですが、
80度のお湯の扱いを美しくキレイに魅せるにはやはり練習あるのみです。
グループに分かれて皆の練習を見ながら、ここが違う、ここが合ってるなどお互いに指摘しあい、高めながらの授業でした。

さて勉強で疲れた頭にリフレッシュのランチタイムは近くのレストランです。
杭州の食事は意外と味が濃くなく、日本人の口に合っているように思います。
海鮮やお野菜がたくさんで、繊細なお味です。
こちらは竹に入った豚肉の角煮みたいな食べ物でとっても美味しかったので思わず写真を撮りました。
ほんのり香る
竹の角煮。美味でした。



そして食べ終わったあと、教室へ戻る道のりで偶然見つけた、
中国絵画を持っているおじさん。こういう何気ない風景も中国ならではだなと感じます。
しかもこの絵、プリントではなく実際描かれた感じのものでした。美しいです!
このように杭州の人たちの生活の中に手描きや手仕事のような芸術が身近にある環境は、
人々の心を文化的にするのかな。とふと考えた瞬間でした。



※中国国家資格中級茶芸師
(The People's Republic of China Commercial Vocational Skills Certificate)
お茶関係においてビジネスや仕事をする上で必要となる中国国家資格。

授業2日目。
前日は夜まで茶館でスタッフの方の茶芸を食い入るように見て勉強したおかげで疲れて夜はぐっすり眠りました。
朝からすっきり目が冴えて、茶芸師への旅3日目も張り切って学ぼう!
ということで、内容は、
・中国主要名優茶
・中国茶分類、加工過程
・中国茶文化発展史
・中国茶淹れ方基礎
たくさん学びますね・・・。
特に一番難しいと思ったのは、中国茶文化。日本人の私にとって、中国の歴史からまず理解しなければなりません。
元々中国文化、中華文化が好きだったのですが、茶文化となるとより難しく、そして深い。
遡るは神農様が食べられる食物を探す度に薬として噛んでいたのがお茶の葉であったと言い伝えられています。(約5000年前)
唐代になり陸羽先生がお茶として定義したことで、以後お茶の歴史は食用、飲用と変化していきます。
最初は食用であったが、宋時代は葉をすりつぶして飲む(今でいうお抹茶)飲み方に変化。
明時代になると散茶と呼ばれるお茶の葉そのものに湯を注ぐ飲み方が主流となる。
そして今現在までその飲み方は継承され続けています。
このように時代によって飲み方が変化してくる背景には人々の生活様式の変化や、政治情勢が大きく関わっています。
古代の絵画をみるとそのありさまが描かれていて結構面白いと感じます。

さて今日も内容の濃い授業が終わり。
本日の夕食&茶館めぐりは、杭州の中でも大きな大型茶館【青藤茶館】へ。
店内は300人は収容できるのではないかという広さで、竹や水が流れていて杭州らしさが漂う店内のインテリア。



お食事はバイキング形式。2日目に行った茶館と比べるとカジュアルな茶館です。
お茶のお値段も少しお安めです。
でもきちんと茶芸もしてくれてお茶も淹れてくれました。
2種類のお茶を注文しました。
私たちは10名以上いるので全部で20種類以上。
すべての茶芸を彼女一人で行います。すごい!もちろん淹れ方を全部覚えていて、きちんとお茶本来の味を引き出します。さすが本場のプロは違いますね。



最後に茶芸師の皆さんと記念写真♪



3日目もまたまた勉強になる一日でした!

※中国国家資格中級茶芸師
(The People's Republic of China Commercial Vocational Skills Certificate)
お茶関係においてビジネスや仕事をする上で必要となる中国国家資格。

宿泊しているホテルからバスで20分。浙江大学を通り過ぎると通り沿いのビルの1Fがお茶道具販売のshopが見えてきました。
これから5日間ここの2Fで勉強&試験を受けます。
すべて中国語での授業ですが、台湾出身の林先生が日本語に通訳しながらの授業が進められていきます。
専門用語が飛び交う授業。
今日は中国茶の基礎知識。
産地、茶の種類です。今までの復習ではありますがもっと詳細の内容で授業が展開されていきます。

簡単に中国茶基礎をご紹介▼
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≪中国茶の種類‐六大茶≫
中国茶には主に6つのお茶が存在します。
白茶、黄茶、緑茶、青茶、紅茶、黒茶です。
もともと茶葉は同じですが、製造方法の過程により作られるお茶が異なります。
白茶・・・弱発酵茶。   萎凋➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪白豪銀針、白牡丹≫
黄茶・・・弱後発酵茶。 殺青➡揉捻➡悶黄➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪君山銀針、霍山黄芽≫
緑茶・・・不発酵茶。  殺青➡揉捻➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪龍井茶、信陽毛尖、碧螺春、黄山毛峰≫
青茶・・・半発酵茶。  萎凋➡
作青、揺青➡殺青➡揉捻➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪凍頂烏龍茶、東方美人、鉄観音、武夷岩茶、鳳凰単欉
紅茶・・・全発酵茶。  萎凋➡揉捻➡発酵➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪祁門紅茶、滇紅、英徳紅茶、正山小種≫
黒茶・・・後発酵茶。  殺青➡揉捻➡渥堆➡乾燥
 ◇主なお茶は、≪プーアル茶(普洱茶)、六堡茶≫
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さて授業も終わり、夕食へ。
茶館でディナーも食べるということで、
本日の茶館は、高級茶館の【
我茶燕】
ここのスタッフは皆、茶芸師資格を持っていて、お客様が注文したお茶を、
そのお茶の特性に合わせて茶芸とお茶を淹れてくれる茶館です。
店内はそれほど広くはないが洋風と中国風をMIXしたような雰囲気でとても落ち着ける茶館です。



お値段は高級茶館だけあり高めです。



茶芸師の動きもとても優雅で美しく、お茶の楽しむ時間をゆったりと味わえました。
杭州の文人文化とお茶。この地域がお茶を通じて文化的にとても高水準であると
感じました。
とても勉強になった1日目でした。


※中国国家資格中級茶芸師
(The People's Republic of China Commercial Vocational Skills Certificate)
お茶関係においてビジネスや仕事をする上で必要となる中国国家資格。


2013年6月。私は中級茶芸師の勉強で中国の杭州にいました。
杭州の初夏は蒸し暑く、朝晩は少し肌寒いという気候。ここで1週間みっちり茶芸師に向けて試験を受けてきました。
杭州へ行く前にもちろん日本での2つの試験をpassしてきたので、あとは本場の中国で1週間の勉強と試験に合格することのみです。
一緒に試験に行った仲間は合計12名。皆日本人で成田空港出発。ANAの飛行機で約4時間のフライト。
いよいよ着いた杭州は晴れていました。暑いー。

早速空港でチャーターしたバスに乗り、
龍井茶(ロンジン茶)の里 西湖の西に位置するロンジン村へと向かいました。

※龍井茶(ロンジン茶)・・・
杭州名産の中国緑茶。その栗のような香りと緑茶の甘みは国家一級品のお茶。
「獅子山峰」 「龍井」 「梅家塢」の3つの産地が龍井と名乗れるお茶。
龍井茶のブランドを決定づけたのが清の乾隆帝。
江南に下った折に訪れた龍井で、ここのお茶を大いに気に入って胡公廟前に植えてある18本の木を御茶として封じたとされる。
現在でもこの18本の木は龍井村に育っている。

ついに着きました!龍井村!
山間の霧深い場所で作られている龍井茶。山肌の畑にはお茶の木が所狭しと植えられています。




ここに清の乾隆帝が御茶として封じた18本の木が植えられています▼



龍井茶は一芯一葉で作られる高級茶。味も繊細なだけに、農薬などを使わず杭州独特の霧が多い気候、自然の力を利用して茶葉本来の味と引き出せる古典的な栽培方法が今にも受け継がれています。

一日目は龍井茶の里を訪れ、茶葉にも触れ、自然の力を肌で感じることができました。
二日目からはいよいよ授業。頑張るぞ!!

今日の中国茶(2014.3.2)
≪香港ペニンシュラホテルのジャスミン茶(香片茶)≫
香港の友人よりお土産に頂いたジャスミン茶を梅柄の蓋碗で頂いています。
ジャスミン茶は中国緑茶にジャスミンの花びらを香りづけしたもの(インファ)で、その香りづけは6,7回行われます。
そして最後にジャスミンの香りが十分に移った緑茶をジャスミン茶として販売されます。
ペニンシュラホテルのジャスミン茶はしっかりとジャスミンの花の香りがついていて
お茶を飲みながらリラックスできます。まさに天然のアロマテラピー。
ジャスミンの花びらも少し緑茶の中に混ざっていました。
緑茶は手摘みではない感じで若干緑茶独特の渋さもありますが、香りは十分にあります。
部屋の梅盆栽の花も満開で梅柄の蓋碗でジャスミン茶を頂く。
まさに春を感じさせる午後のティータイムでした。



▼香港ペニンシュラホテルはこちら▼
香港ペニンシュラホテル

兵庫県三田市にある三田ホテルの中華レストラン《皐花飯店》がリニューアルオープンするということでレセプションに参加してきました。従来の中華スタイルから一新したメニューはまさに『ドラマティック中華』
中華四大料理の北京、四川、上海、広東を見事に一つのコースの中で表現されていました。

特に[金華豚の黒酢とバルサミコの酢豚]はこんな酢豚を今まで食べたことがない見た目も味も驚きと美味しさで思い出に残る一品でした。

3/1リニューアルオープンだそうです。
近くに行った際はぜひ食べに行ってみてください!
 — 場所: 三田ホテル
三田ホテル中華レストラン《皐花飯店》はこちら